インテリアグリーン兼ハエ捕りのご紹介

逞しい胸板は無いが、脇腹に積み重ねた腹板ならある男が書くブログ

1. 部屋の整理整頓のため家具を新調

先日、自宅の整理整頓が破綻しつつあるため家具を色々と新調しました。食器棚を新しい物に換えたところ、食器からランチョンマット、炊飯器に至るまでまとめて管理できて片付けが大変楽になりました。

玄関には靴箱を追加。革靴、マラソンシューズ、現場用の靴、普段使いの靴ときれいにおさまりました。空いたスペースにシューズクリーナーやマラソンポーチを入れることもでき、より機能的になったかと思います。

2. 空きスペースに色々と飾りたくなった

さて、その食器棚や靴箱の上には広いスペースがあります。何か小物を飾りたくなります。こうして片づけては余計な物を置き、また散らかる。散らかしと片付けの終わりなき螺旋階段を順調に上がっているようです。

とりあえず靴箱の上には控え目にネズミの置物を1つ置くだけにしましょう。畳を敷いてあげるとより雰囲気が出ます。将来的に屏風や色々な小物が周りに置かれ、やがて仲間も増えて散らかっていく、そんな未来が見えるようです。

そしてリビングに置いた食器棚の上にはインテリアグリーンを乗せてみました。部屋の中に緑があると雰囲気が落ち着きますね。なお、ここからが今日の本題。このインテリアグリーン。実はただの飾りではありません。

3. コバエを捕獲できるインテリアグリーン

実はこのインテリアグリーン、ショウジョウバエやノミバエといった、いわゆるコバエを捕獲するゼンドゾーンズというハエ捕りのアイテムだったのです。では、これでどうやってコバエを捕まえるのか?その構造や使い方を交えながらご説明しましょう。まずゼンドゾーンズは写真のように多肉植物を模したインテリアグリーン部分、鉢のような本体、最後に透明な容器の3つに分かれています。

次に使い方を見ると、透明容器に付属の専用の誘引液(補充用の別売もあり)を半分くらいまで入れ、そして本体にセットし、最後にインテリアグリーン部分を乗せて使用の準備完了です。これをコバエが飛んでいるところへ置くと、やがてコバエが誘引液のニオイにおびき寄せられてゼンドゾーンズへと飛んでくる訳です。

なお、インテリアグリーン部分の根元。こんな感じで小さい穴がいくつか開いています。ピンと来た方はその通り、誘引液のニオイにおびき寄せられたコバエはこれらの穴を通って本体の中へと侵入。そして最後は透明容器に入れられた誘引液にドボンと落ちてジ・エンドということです。

ところで「これで本当にコバエは捕れるのか?」という声もあるでしょう。ご安心ください、色々な現場で実験を行って捕獲されることを確認しております。実験にご協力いただいた八百屋さんではなんと3週間で約1,000匹ものショウジョウバエを捕獲したこともありました。

4. こんな特長もあります

なお、インテリアグリーン部分と鉢状の本体は2種類ずつバリエーションがあります。インテリアグリーン部分はTABITHA(上の写真では右)とSANDY(同、左)の2種類、鉢状の本体は茶(上の写真では右)と白(同、左)の2種類です。つまりインテリアグリーン部分2種×鉢状の本体2種=計4パターンの組み合わせが可能ということです。設置する場所の雰囲気に合わせてお買い求めいただければと思います。上記の写真を例にすると右はTABITHA(茶)、左はSANDY(白)の組み合わせとなります。

また、これは試験設置した現場でよく言われたことですが。「どう見ても防虫用品、ハエ捕りに使うものとは思えない」や「ただの飾りにしか見えない」という声もありました。これらの意見からは見た目を気にせずコバエの対策ができるという利点があると言えるでしょう。ショウジョウバエやノミバエといったコバエに困っている飲食店さんや青果店さんでは特にオススメかなと思います。

5. エピローグ

さて、お話を私の自宅に戻して。 今回食器棚を新調したおかげで今まで食器や炊飯器を乱雑に入れていたスペースには調味料やお米、調理器具などをスマートにおさめることができました。今後、防災用の保存食などを追加する予定です。

そして靴箱を新しくしたことで玄関周りは非常にすっきりしました。生活に新たなリズムが生まれた気がしなくもないです。整理整頓をすると生活の流れが良くなるということでしょうか。では、その整理整頓のためには物を元に戻す習慣をつける。同時に、きちんとした物の収納スペースを作ってあげること。これも大切ということなのかもしれません。

最後に。嫌な虫がいない生活空間を作るためには掃除と整理整頓をして、虫が発生しづらい環境を作ることが大事です。併せて虫がきちんと収容される場所、つまり捕獲されるアイテムを置いてあげることもまた一つ、重要なポイントではないでしょうか。さて、ひたすら私生活と商品紹介を絡めるに絡めたところで本日は筆をおきたいと思います。

作業風景・マウスストッププレミアム

来週から、頑張って月曜日の定期更新に戻したいね・・・。

某日、とある方のお店を訪問させていただきました。
目的はネズミの駆除、まずは現地を調査。
すると、どうだろう?あちこちに見つかった建物の隙間。
これはネズミの侵入経路になってしまう。封鎖が必要かな。
さて、塞ぐべき場所が多いから、時間も人手もかかりそうだ。
そこで弊社開発部のブログでお馴染み、川竹君と桝井さんに
助っ人として参戦してもらいました。
まず出発前の持ち物点検、今回はネズミの移動経路を封鎖する
ことが目的だから、大工さんが使うような道具が中心。
では、いざ現場へ。今回の作業は隙間を金網などで埋めて、
その上からマウスストッププレミアムを塗布する作戦。
写真は「防鼠金網 ハード」をカットしている場面。
両手が塞がってしまうから川竹君に撮ってもらいました。
誰かが横で、サポートしてくれる。嬉しいね。 
そしてその防鼠金網を隙間に押し込んだのがこちら。
ぐしゃぐしゃに丸めたり、押し潰すことができるから
隙間の形が少々歪でもフィットさせることができる。
これが、網目が亀の甲状になっている金網の特長かな。
でも、相手は齧る力の強いネズミ。あと何か一つ補強が
欲しい。そこで上からマウスストッププレミアムを塗布。
期待の新人、桝井さんにお願いさせてもらいました。
てきぱきと作業してもらったおかげで、今日は予定通りに
終了することができました。
うん・・・まずはこれで大丈夫かな。
ところで、マウスストッププレミアムで隙間や穴を
封鎖する作業。
コーキングガンを使いながらの作業だけれど、時には
手袋の上に一度出して丸めた後、それを押し込む方が
楽なこともある。
でも、そうすると今度はコーキングガンがべたべたに
なってしまう。さて、どうしようか。
そこでコーキングガンにサランラップや養生テープを
貼って保護してみた・・・どうだろう?
もちろん「汚れて駄目になったら買い替える」という
考え方もあるし、150円アップになってしまうけど、
「コーキングガン付きのマウスストッププレミアム」も
取り扱っているから、それを利用していただいても
いいかなと思います。
でも「捨てるのがもったいないよ」という方がいれば、
こういう方法もあるんだって、参考になれば幸いです。
せっかくだから、色もマウスストッププレミアムと
揃えてみた・・・どう、かな?
作業が完全に終了するまでまだもう少し日にちがかかり
そうだけど、ネズミが入って来れなくなって、被害が
無くなればいいなと思います。
また、侵入を阻止してしまえば、もう僕らも必要以上に
ネズミを殺さなくて済む・・・うん、作業を急ごうか。

- さて、来週からきちんと月曜日に更新できますように -

掃除中に害虫と出会ったら

今年はこれで看板、かな。

今年の年末は予定無し・・・仕方ないね。空いた時間は、部屋の掃除にでも
あてようか。
ついでだから、日頃なかなか洗えない帽子もまとめて洗濯。
去年サンディエゴの出張で購入し、そのままサムライバスターズの撮影に
着用していったネズミの帽子。
それと、そのサムライバスターズで共闘した現地の害虫駆除業者さんから
記念にいただいた帽子。
さらに、出張の時にお客様からいただいた「護衛艦こんごう」の識別帽。
他にもNAHAマラソンを完走した記念に買った帽子とか・・・どれもこれも
思い出は尽きない。
さて、掃除の時に思うこと。それは害虫の発生源も除去するということ。
例えば、写真のトースターなんてどうだろう?
長く使えば使うほど、トースターの中にはパン粉とか揚げ物の破片とか、
色々な食品屑が溜まってしまう。
そして下に敷いてあるマットも同じ。何か、色々なものが散らばっていて
これらが害虫の餌になってしまう。
さらに、そのマットの下にも注意。普段はチェックしない場所だと思うけど、
年末の大掃除にかこつけて見てみよう。
マットの下側にも食品屑が入り込んでいるケースなんて珍しくないし、
棚の隙間も気が付かないうちに長年のゴミが積もっているかもしれない。
虫たちにとっては、人目につかないし餌も豊富にある格好の発生源。
こんなところからはシバンムシとかシミとか、他にもチャタテムシや
コナダニ類など、様々な害虫が発生してしまう恐れがあるから・・・
掃除機で、片っ端から吸い出してしまおう。
あとは、玄関とか勝手口の周りへ置いたままにしている履物にも
目を向けると・・・何だろう?埃じゃない何か。
その正体は、クモの巣。窓のサッシ周りとか傘立てとか、他にも玄関の
常夜灯の近くなど、目にする機会は多いと思う。
雑巾で拭き取るとか、散水ホースを使って洗い流すとかして除去しよう。
そんな掃除をしている最中に、住み家から追い出されるかたちで目の前に
飛び出してくる色々な害虫たち。
クモみたいに人畜無害のものだったら、そのまま外へ逃がしてあげても
いいかもしれない。
だけど、そうも言ってられない人も多いと思うから・・・こんな時は
殺虫剤を使って、手早く駆除するしかない。
そんな時にお勧めなのがキッチンムシスプレー。いわゆるスプレー式の
殺虫剤で操作は簡単。
加えてアルコールベースで「噴霧した場所にべたつきが残らないという
速乾仕様」も魅力、かな。
さらに有効成分は蚊取り線香に使用されているものと同じなので安心。
家の中でも咄嗟に使用するには良いと思う。
ただし、他のスプレー式殺虫剤と同様に「火気厳禁」なので、台所や
暖房機器の周りで使用する時だけは十分にご注意下さい。
- それでは、皆様もどうぞよいお年をお迎えください -

セムコミック・マウスストッププレミアムって何だ?

好評を博するか、物議を醸すか、覚悟を決めて描くブログ

今年は会社の車をお借りすることがすっかり多くなりました・・・もちろん、
ハンドルを握る手が、こわばってしまう一瞬も時々ある。
でも、現場の帰りに夕焼けで染まる高速道路、夜間作業の夜は暖かく手元で
光る計器類と、その先に広がる夜景・・・こんな世界がある、今さらだって
気付けてよかった、そう思うんだ。
路線とは違う角度から、パッチワークのように縫い合わせる頭の中の道路地図。
西宮インターに差し掛かった時、♪look at me, I wanna chu chu kiss me...
思わずその日の晩に借りた、FMラジオから流れたmoumoonさんの軽快な旋律。
でも、僕にはchuが全てネズミのチューに変換されてしまう。とんだ職業病。
そんなネズミの話を、先日のウェブセミナーではご紹介させていただきました。
「思い出のchu」こと「グルットプロR3で討ち取った大きなクマネズミ」の話や、
いろんな資材の使い方、弱点とか・・・参考になったら、嬉しいです。
そして、その時一緒に解説したマウスストッププレミアムというアイテム・・・
もう一度、シュールに、コミカルに説明させていただければと思います。
上の写真は、コーキングガンに装着したマウスストッププレミアム・・・。
うん、見た目はただのコーキング剤と変わらない、かな。
使い方も、ネズミが侵入しそうな穴へと充填して彼らの移動経路を封鎖する
・・・やっぱり役割も、変わらないか。
でも、普通のコーキング剤には無くて、マウスストッププレミアムだけが持つ
特長が3つあるんだ・・・下の変な漫画で、解説しましょう。

特長1:表面からネズミの嫌がるにおいを放ち、接近・齧りを防止する

舞台はとある食品工場(架空の設定)、一日の営業が終わり、人の気配が
無くなったところでネズミさんがやって来ました。
さて、いつもの穴から工場の中に侵入し、餌を探しに行こうとすると・・・
なんだろう!?その穴がきれいに塞がれている・・・?おまけに、周りには
ネズミにとって嫌なにおいが漂っている。 

特長2:表面だけが硬化して中はベタベタ、なのでネズミにまとわりつく

しかし、においにも怯まないネズミが、果敢にもマウスストッププレミアムで
封鎖した場所へアタック、まずは手で引っ掻いてみました。
すると、どうでしょう・・・?思わぬトラップが発動!なんとコレは表面だけが
固まり、中は柔らかくてベタベタのまま。
ベタベタしたものが体に付着するのを嫌うネズミには、最悪の展開に・・・。

特長3:中に含まれたステンレスや銅の金属繊維が歯に不快感を与える

とは言え、ネズミにとって最強の攻撃は「歯を使ったガリガリ齧る戦法」、
必殺の一撃を繰り出そうとすると・・・さらにトラップが発動!
ベタベタしているだけでなく、実はその中にステンレスや銅といった
金属繊維が含まれています。
思いっきり齧ったネズミさんには、歯にじゃりじゃりとした不快感が
走ったことでしょう。これは、もうやってられないはず。

■動画もあるよ、興味があればどうぞ

読んでいる途中で帰ってしまった人が多いかもしれないけど・・・「もう少し
詳しく知りたいよ」という方がいたら、お勧めなのが弊社のYou Tubeサイト。
ここに、マウスストッププレミアムの紹介動画があるんだ・・・もしよければ
是非見ていってください。
さて、来週は・・・お休みをいただくかもしれないです、また月末あたりに
お会いできれば嬉しいです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。・・・では、また。

■担当者の独り言

とりあえず、「奇怪なブログを描いた」と社内で怒られませんように。
・・・もう遅い、かな。

風の力と昆虫の飛来侵入

ため息をついてしまったがために、目の前の検体を吹き飛ばしてしまった男が綴るブログ

自宅の照明カバーに注目
某日、自宅を掃除中に、ふと気が付きました。
カバーに映る無数の黒点
去年の年末に掃除したはずの照明カバーに何かが写り込んでいました。
後でカバーを付け直すのが億劫ですが(本当にはめにくい)、調べて
みることにしました。
中にはコバエをはじめとする虫の死骸がいっぱい
そしてカバーを外すとこの通り、コバエや畑・側溝から発生する虫の死骸がたくさん。
窓を開けっ放しにすることはないのですが、それでも半年経つとこのありさま。
これは一体なぜだろうか。
窓の僅かな隙間に注目
部屋をぐるりと見回し、視線がぴたりと止まったのはここ、
小さく開くことができる小窓。
ここは換気のため普段から少しだけ開けてあります。
換気扇の吸引力は凄い
さらに気になるのは台所と浴室に1台ずつある換気扇。
ワンルームのアパートでこれら2台の換気扇を一斉に回すとどうなるか?
強烈に外気を吸い込もうとします。
最近の重要アイテム、マスクで試してみる
ではその吸引力を、たまたま手元にあったマスクで実験。
これは換気扇を回していない状態で、マスクは揺らぎもみせません。
換気扇をフル稼働とこの通り
次に台所と浴室の換気扇を2台とも稼働させた時がこちら。
マスクは鯉のぼりや吹き流しのように猛烈な勢いではためきました。
つまり、普段からこのくらいのパワーで外気を吸引していたのであり、
飛翔能力の弱い小さな虫たちは抵抗も空しく吸い込まれたのでしょう。
窓のサッシの隙間もご用心
ただし、例えば窓を全開にしていれば、吸引力がそこまで極端なことにはなりません。
注意すべきは隙間が狭ければ狭いほど、それだけ吸引力が上がるということです。
そしてここで窓を閉め切った時のサッシに注目しましょう。
ここは人の目には隙間がないように見えて、虫にはギリギリ通れるほどの幅があります。
そこへ換気扇を目いっぱい回すとサッシの隙間に強力な吸引力が生じます。
サッシの隙間で力尽きたコバエたち
サッシの中は一応山あり谷ありなので、吸い込まれた虫の全部が全部、
一気に屋内へ吸い込まれるということはないです。
しばらくサッシの中で滞在し、その内もぞもぞ動きながら室内に入って
来るのでしょう。
サッシ周りに殺虫剤を散布しておく
それらを踏まえ、こういったコバエ類の侵入防止対策にはサッシ周りに殺虫剤を
施工しておくとよいでしょう。
サッシの周り、あるいは中で殺虫してしまい、屋内侵入を防止するアイデアです。
中でも「ガラス面へ散布できる」、「速乾性でべたつきが残らない」という点で
窓の周りへの薬剤施工にはサイベーレエアゾールがお勧めです。
なお、既に家の中へ侵入し、壁や天井にとまっている虫には安全性がより高い
キッチン虫スプレーがよいでしょう。
(火気厳禁のため台所のコンロ、部屋の暖房機器周りでの使用は控えて下さい)
※一部写真などを差し替えました(2020.6.21)。

ベランダの鳥

「飛ぶ鳥を落とす勢い」ではなく「鳴かず飛ばず」の男が綴るブログ。

鳥のさえずりで目覚めた日曜日
特に予定もないまま迎えた日曜日の朝、やたらとうるさい鳥の声。
ひょいと窓を覗くと、ベランダにスズメとツバメが一羽ずつ。
枕元にあったスマホでとりあえず1枚撮影。
スワロー、ベランダに居座ろう
そのまま流れるような動きでベットから机の下へ滑り込み。
そして引き出しからカメラとレンズをそっと取り出し。
機械的な動きで速やかに望遠レンズに換装。
立ち上がりながらマニュアルに切り替えてシャッターを連射。
ツバメの後ろ姿が撮れました。
レンズ越しに、ふと目が合った
最低限の写真が撮れたので、あとは大胆にカメラを構えて接近。
真正面を向いた写真もゲットしました。
今後もセンサーカメラを置いて、行動を観察してみたいところです。
ただし、これら野鳥がベランダに飛来して糞を落とされるなどの被害が
出始めると問題となります。
そんな時は手軽に利用できる鳥類忌避剤「バードフリー」がお勧めです。

新商品・サイベーレエアゾール

「灯りをつけましょぼんぼりに」と歌いつつ捕虫器を点灯させる男が書くブログ

商品化までの道のりは長かった・・・
我々にとっても待望の新商品「サイベーレエアゾール」が昨日から発売開始となりました。
ユニコーンのイラストが目印、そして色々な害虫に効くことから万能薬とも呼ばれている
サイベーレ0.5SCをエアゾール(スプレータイプ)にした姉妹品ともいえる存在です。
同じ有効成分を利用しているためコバエやカメムシ、クモ、ムカデといった幅広い害虫に
有効なのはもちろん、この商品だけが持つ特徴もあります。
本日は試験担当者として、そのあたりについて分かりやすく書いていきたいと思います。
コンセプトは窓辺に撒布できるようになったサイベーレ0.5SC
まずサイベーレエアゾールの守備範囲ですが、それはずばり窓や扉、そしてその周辺です。
そのため、主な噴霧対象は窓ガラスや扉全体、また窓のサッシや扉の隙間、他には雨戸や
シャッターの戸袋の中、自動扉のレールの周りが挙げられます。
また、掃き出し窓(ベランダや庭に出入りするための窓)のサッシ裏側も対象となります。
窓や扉周りから侵入を試みる虫・そこに住み着く虫は多い
このように窓や扉の周りに撒布する目的は、害虫が後々屋内へ侵入することを防ぐことに
あります。
もう少し詳しく説明すると、まず窓のサッシや扉と外壁との隙間は小さな害虫たちにとって
格好の侵入口となります。
さらに夜間は屋内の灯りが漏れることから、窓ガラスには光に集まりやすいコバエなどの
害虫が集まってきがちです。
加えて、サッシの下はクモやムカデといった歩き回る害虫の隠れ家として利用されます。
そうやって窓辺に集まってきた、あるいは住み着いてしまった害虫が何かの拍子に屋内へ
入ってくることが多いのです。
そこで建物の中に入られてしまう前に、こちらは窓辺に殺虫剤を散布して駆除する作戦を
立てる訳です。
速乾性でさっぱり仕上げ
ところで普通の殺虫剤であれば、窓ガラスに散布すると「表面が曇る」、「べたつく」、
「油膜が張ったようになる」といった美観を損ねる問題が発生します。
しかし、サイベーレエアゾールはアルコールをベースにした殺虫剤のため速乾性であり、
散布しても2~3分のうちに乾き、爽快な仕上がりとなります。
また、ガラスの表面を曇らせることがなく、さらにべたつきを残さないことから、
散布した後に砂ぼこりやゴミが付着するといった汚れの心配もありません。
掃き出し窓のサッシ裏もお勧め
なお、個人的に見落としたくない噴霧場所ですが、その一つには上の写真のような
掃き出し窓のサッシ裏側が挙げられます。
クモが潜んでいたり、ダンゴムシのような歩き回る害虫がよく休息しているためです。
環境によってはムカデやヤスデが隠れていることがあり、注意したいところです。
扉の隙間も見逃してはならないポイント
他にはカメムシが扉やサッシの隙間で器用に挟まったまま休んでいることもあります。
それらをやっつける目的で扉・窓の隙間へ噴霧しておくことも忘れてはなりません。
建物の外壁・基礎周りはサイベーレ0.5SCの守備範囲
さて、ここで一つ疑問となるのが姉妹品サイベーレ0.5SCとの違いや使い分けです。
これについては、まずサイベーレエアゾールは窓やサッシ、扉やその近辺といった
ピンポイントへの噴霧用と考えて下さい。
一方のサイベーレ0.5SCは建物の外壁や基礎周りといった広い範囲を対象とします。

このように両者を使い分ける理由は2つあり、以下に簡単に説明します。
まずは建物の外壁や基礎周りのように施工面積が広い場合、これは水で薄めて大量に
散布できる液剤のサイベーレ0.5SCが圧倒的に便利で、かつ費用も安くて済みます。
より踏み込んで計算すると、容量が420ミリリットルのサイベーレエアゾールに対し、
サイベーレ0.5SCは900ミリリットルで、かつ水で20倍に希釈、結果18リットル散布
できる訳です。
また、サイベーレエアゾールはサッシやガラスなどツルツルした場所が得意な反面、
コンクリートやモルタルでは効力が低下してしまいます。
その点、サイベーレ0.5SCはコンクリート面でも効力低下しにくいのが利点です。
しかし、これをそのまま窓ガラスやサッシに施工すると白く曇らせてしまうため、
ここはサイベーレエアゾールがカバーするという形になります。

建物全体を守るサイベーレ0.5SC、そして窓や扉など死角となる場所をカバーできる
サイベーレエアゾール、この2つの殺虫剤で鉄壁の防虫対策が実現できます。
外から入って来る害虫にお困りの方がおられましたら是非一度ご検討下さい!

隙間あらばマウスストッププレミアム

穴があったら塞ぎたい男が書くブログ

町にイルミネーションが煌めく季節はもうすぐ
ここ一週間ほどでぐんと寒くなり、秋というよりはもう冬の気分で過ごす毎日です。
クリスマスの飾り付けが町を彩り始めるのも、指で数えるくらいではないかと思います。
しかし我々害虫駆除業界の現実は誠に厳しく、時にはその灯りを遠くで見つめながら
誰もいない現場に入り、そしてネズミの瞳の輝きを血眼で探す夜もあります。
ネズミの侵入が増加する季節でもある
ところで寒くなってくると、ネズミに関する相談がいつもより少し増えます。
なぜなら彼らも同じ動物、特にクマネズミは寒さが苦手なので、暖かい場所を
求めて家や工場、オフィスなど建物の中へ侵入しようとします。
そしてその結果、ネズミの目撃件数や被害が増え始め、お問い合わせの件数も
それに合わせて増えるということになります。
なお、建物への侵入経路は様々ですが、写真のような「指が2本入るほどの穴」
であればネズミが通り抜けられると言われております。
時には平和的に解決したい
暖を求めて申し訳なさそうに侵入してくるその姿には同情を禁じ得ませんが、
ほどなくして色々な被害が出始めると、やがて同情が殺意に変わるかと思います。
しかし、あと少しで一年が終わるという締めくくりの時季に不毛な争いは互いに
避けたいもの、侵入してくる元を断つことで解決しましょう。
今回はマウスストッププレミアムによる侵入経路の封鎖作戦を簡単に紹介します。
なお、本製品の特徴は商品ページに記載している通りですが、他にも姉妹ブログ
「虫取りたちのつぶやき」にシュールな漫画で紹介されてもいます。
途中、ほどほどにリアルなネズミの写真も出てきますが、気にならないという方は
ご覧いただければと思います。
変則的な使い方もアリ
マウスストッププレミアムは商品の外見をご覧いただいても分かる通り、
コーキングガンを用いて塞ぎたい隙間へ塗布していく使い方が一般的です。
しかし、今回のようにビニル手袋をはめた手の上に出してから団子状に丸め、
それを隙間へ直接押し込んで詰めるという使い方もできます。
人目につかない場所では見た目よりもきちんと封鎖できているかの方が重要
ネズミの侵入経路は人目につくような壁にぽっかり開けられた穴という場合もありますが、
物陰や隅っこの方にひっそりと作られていることも多いと思います。
元々ネズミ自体が外敵に姿をさらしたくないというような動きをするため、活動場所も
同様なのかもしれません。
これはある意味、我々にとっても見た目を気にしないで済むような場所となりますので
外見よりは実績重視、こてこてに塗りたくってネズミの侵入意欲を削ぎましょう。
「隙あらば侵入してくるネズミ」に対し「隙間あらばマウスストッププレミアム」を
スローガンに冬のネズミ対策を乗り切っていただければと思います。

選択すべき鳥の忌避剤

心の洗濯を、鬼の洗濯板でする男が書くブログ。

前回からあまり間を空けずの投稿となってしまいましたが、今後は1~2週間に1度くらいの
更新頻度(月曜日の更新で固定の予定)になると思います。
ただし、同じ虫の相談が立て続けに寄せられている時は「最近流行りの害虫と対策」として
変則的に投稿させていただくかもしれません。
また、しばらくは文章・レイアウトともに見苦しい状態が続くかもしれず誠に恐縮ですが、
早く慣れようと思いますので、よろしくお願いいたします。
さて、今回は以前投稿した大分・別府への旅の続編となり、進路はさらに南へ。
例のごとく「たまたま雑誌で見た心惹かれる景色」につられ、目指すは青島神社。
最寄駅である青島駅は御覧の通り、こじんまりとしつつもどこかノスタルジックな
雰囲気を醸し出し、自然と肩の力がすっと抜けるような気持ちになります。
しかし一方で「切符としてICカードは使えない」、「電車は多くて1時間に1本」など
ちょっとした注意が必要な場面もありますので浮かれ過ぎは禁物です。
なお、私は見落としてしまいましたが改札を出て右側にコインロッカーがあります。
道中にも荷物を預かって下さるお店が2~3ヶ所ありますが、最初から身軽になって
青島神社を目指すならコレを活用しましょう。
駅から青島神社までの道のりはほぼ直線、徒歩でも20分あれば辿り着けると思います。
縦横比がおかしいままですが、上の画像は境内および道中の景色を適当にまとめた一枚。
厳かな雰囲気が漂う境内、青々と生い茂る亜熱帯の植物たち、幸せの黄色いポストなど
見どころは満載。
そして砂浜に沿って歩いていくと、はるか向こうに見える灯台、どこまでも広がる水平線、
青空と沸き立つ雲、どれほどこの景色を待ちわびたことかと感動することしきり。
それに加え、この青島神社周辺でもう一つの見どころとなるのが「鬼の洗濯板」。
地形に関する知識はさっぱりですが、ほとんど規則正しく写真のような景色が
広がっているのは何とも不思議です。
ただし、気をつけなければならないのが満潮時には全く見えなくなることです。
事前に満潮・干潮の時間、それと電車の時刻表をよく見ておきましょう。
そうして散策を楽しんでいる最中に、ふと上空に奇妙な影を捉えました。
シルエットだけで判断すると猛禽類、そしてそれが観光地となればトンビを
連想するのですが、何か色合いが違う気もします。
まさかと思い望遠レンズに換装、遠距離から適当に何枚か撮影したところ、
何となかなかお目にかかれないミサゴ(英名オスプレイ)でした。
ほぼ境内の散策を終えていたこともあり、残りの時間は急遽ミサゴ撮影会に変更。
しかし、視線を察知したのか忽然と姿を消してしまい、電車の時間ギリギリまで
粘るもとうとう撮影は果たせず。
諦めて帰ろうとしたその時、陸地側から飛来する大きな影を発見、一縷の望みを託し
「見鳥必撮」とばかりにシャッターを連射、そして残ったのは大きなトンビの写真。
何事も思い通りにはいかないものです。
ところでトンビといえば、どこにいっても注意喚起の看板を目にします。
別にクチバシで突っつかれたり、足で蹴られることは無いと思いますが、
ふと目を離した隙にさっと食べ物をかっさらって行くことは多いです。
「鳶に油揚げをさらわれる」の諺も頷けます。
これが海辺ではなく町の中になると、今度はカラスが問題になります。
「見た目が怖い」や「鳴き声がうるさい」という相談もありますが、
一番の問題はゴミを荒らしてしまうことでしょう。
事実、カラスへの注意喚起を促す看板もまた、どこへ行っても見ることができます。
旅行のついでにそれらを撮影して回るのも一興ではありますが。
さて、この「カラスのゴミ荒らし」を防ぐ手段として有効なものの一つに、ケージで
ゴミを管理する方法が挙げられます。
別の旅行の時に撮影させていただいたものですが、写真のようなものであれば
物理的にカラスがゴミに手を出すことができませんので効果的でしょう。
ただし、そういったケージがない場合、上からネットをかけて防御する方法もあります。
しかしカラスもさるもの、器用にネットを持ち上げる、ネットごとゴミ箱を倒して
散らかったゴミを漁るという狼藉を働くものもいます。
また、場合によってはネットをクチバシで破ろうとすることもあります。
中には自宅で似たようなことが起こっていて困っているという方もおられるでしょう。
また、その時に思い浮かぶのは鳥用の忌避剤を使って解決できないかということです。
その場合、弊社ではバードフリーという忌避剤をお勧めさせていただいております。
詳しくは商品ページの通りですが、大雑把に言えばコーキング剤のような容器に入った
ペースト状の忌避剤です。水飴のようにべとべとしています。
これは実際に一般家庭でカラスに対する効果の検証試験をさせていただいた時の写真で、
このようにゴミ箱の蓋の上や側面にバードフリーを設置しています。
なお、透明なトレーは最初から付属しておりますので、このトレーの中に塗りたくって
設置していただく感じとなります。
これも最初から付属していますが、ゴミ箱の側面はトレーを懸架できるフックを用いて
カバーします。
そして気になる検証試験の結果ですが、これ以降はカラスの飛来が見られなくなり、
ゴミ荒らしの被害も無くなったとのことでした。
よって、バードフリーはカラスのゴミ荒らし対策にもしっかり対応できると言えます。
また、カラスのみならずハトやスズメが飛来して困るという場合は、写真のように
板へ塗り付けておき、それを鳥がよく止まる場所へ設置するという方法もあります。
他にもイタチが建物の中に入るのを防ぐ目的で実験的に利用したこともあります。
「多分この隙間から侵入するのだろう」という場所へバードフリーを塗り付けておき、
暗視カメラを用いてイタチがどのような反応を示すのかを調査しました。
その結果、塗り付けた場所に近寄らなくなる訳ではなかったのですが、バードフリーに
触れた時のべとつきが気になるのか、顔を背けて立ち去る様子が数回見られました。
あまりにも現場が汚く、ここでは写真を掲載しておりませんが、もしイタチや他の
小動物にも使えないかとお考えの方は一度ご相談いただければと思います。

旅の7地獄、家のアリ地獄

休日に、敢えて地獄へ赴く男が書くブログ。

このたび当社ブログ「虫取りたちのつぶやき」からこちらのブログへと転向した前田です。
相も変わらず旅のお話、生き物の雑学、虫を退治する方法などが中心になると思います。
どうぞよろしくお願いします。
なお、当ブログはリアル過ぎる虫の画像や生々しい現場の写真を出さないのがコンセプト。
虫が苦手な方にも問題ないような写真を選んで掲載していますので安心して御覧ください。
マニアックで専門的なお話は引き続き「虫取りたちのつぶやき」でお楽しみいただけます。
さて某日、代休をいただき旅に出てまいりました。
年に2回、出張で降りることになる博多駅、その手前にある小倉駅にて新幹線とお別れ。
そして小倉駅から「特急ソニック」に揺られつつ、南へ進路を取りました。
特急の中で資料の原稿をチェックしているうちに辿り着いたのはここ。
生まれて初めて足を踏み入れる大分県の別府市。
前から行ってみたいと思っていた地獄めぐりを堪能することにしました。
徒歩とバスの移動を組み合わせること6時間あまり、7つの地獄全てを制覇。
水面からほとばしる湯気を見てお分かりの通り、付近は相当な熱気に包まれております。
照りつける太陽と青空の下、汗と鼻水が止まりませんでした。
その中でお気に入りの地獄はどこだったかと言えば、海地獄を推したいと思います。
空と地獄の異なる青、周囲の緑、鳥居の赤というコントラストが抜群に映えます。
また、敷地が広くて見どころが多く、ショップが充実していた点も楽しめました。
ところで、世の中には地獄と形容されるものがたくさんあります。
学生時代の練習地獄や受験地獄、食べ物に関しても地獄ラーメンなど様々です。
弊社の場合では、年末に一年を締めくくるマラソン地獄が待ち構えています。
さらに昆虫図鑑のページをめくると、蟻地獄ことウスバカゲロウという虫が載っています。
そして害虫の相談には「家にアリがたくさんいて気味が悪い」というアリ地獄もあります。
今回は、このアリがたくさん出て困るという問題について取り上げます。
アリ退治のポイントは巣ごと駆除、もう少し踏めば女王アリを討ち取ることです。
女王アリをやっつけなければ次々と新しい働きアリが誕生するためキリがありません。
その上で、巣の中でアリが餌を分け合う習性を逆手に取った毒餌が有効と言えます。
しかし毒餌は「何を選べばいいか?」や「食べていない気がする」という悩みがあります。
家の庭に出るアリだとアドビオンアントジェルジェラニモアントベイトでよいでしょう。
上の写真のように1円玉より少し小さいくらいの点状にして塗布していきましょう。
(地面に直接塗布できなければ、段ボール片やサランラップを敷くのも手です)
また、「食べていない気がする」という問題は塗布する場所の工夫で解決します。
まず狙うのは行列を作っているところ、そして巣のありそうなところです。
植木鉢の下に巣があることもありますので、その近辺などがよいでしょう。
また、タイルやレンガを敷きつめているところの隙間。
指さししたような、奥にまだ空洞がありそうな穴・隙間の周りも狙い目かと思います。
隙間や穴の周りに細かい砂粒が盛られているようであれば高確率で巣があります。
この傍に毒餌を置くのも効果的です。
あと、自然界では朽ち木の中に巣を作ることも珍しくありません。
なので木材の隙間からアリが出入りしている場合は、適当なところへ毒餌を配置。
あとは溝の蓋(グレーチング)の下からアリが出入りしていることもあります。
この写真のケースがそうでしたが、かなりの規模の巣がありました。
怪しいなという場合は忘れずに毒餌を処理しておきましょう。
なお、あともう少し経てばオレンジ色っぽい羽アリが多く飛ぶ季節になります。
それら羽アリに対してはまた別の対策が必要となります。
後日、またその対策についても書きたいと思います。
⇒2019年9月9日に羽アリ対策の記事を追加しました。