祝・50周年!!

これからも皆様のお役に立てるよう頑張ります

出張の夜は少し寄り道したくもなる
某日、横浜まで出張に行ってまいりました。
お客様の会社を訪問させていただき、また色々と打ち合わせをして終わった一日。
ホテルへ帰る頃には時計の針が10時を指していました。
一度ゆっくり腰を据えて夜景撮影をしたい・・・
ところで、この日の晩に予約していたホテルは関内の近辺。
神奈川への一人旅や出張も多く、何となくどこに何があるかは分かります。
そこで食後の運動も兼ねて桜木駅で下車し、30分ほど遠回りして夜の散歩を
楽しむことに。
「氷川丸」に大桟橋、そして中華街、足を運ぶたび懐かしさがこみ上げます。
そしてライトアップされた赤レンガ倉庫の姿は最高の一言でした。
来年は球場に足を運べたらなぁ・・・
さて、出発の翌朝、関内駅に到着して目についたのは構内に貼られていたポスター。
何種類かあるうちの一枚がこちら、横浜DeNAベイスターズの70周年を祝うものです。
そういえば、この時期は各チームとも期待の新戦力に関するニュースでもちきりです。
中には古巣への復帰が決まったという知らせもあり、良かったなぁと思うとともに
来季のご活躍が楽しみです。
そして舞台は唐突に温泉街へ
そんな朝のスポーツニュースを見ながら満員の電車に押し込まれ、目指すは本社。
車窓から眺める横浜スタジアムや港の景色、横浜駅9番線にある「鎌倉・横須賀」の
文字に後ろ髪をひかれつつ、またいつかを信じて4番線へ。
そして気持ちをきっちり切り替えたところで、期待に胸が膨らむのは明日の社内行事。
舞台は平日の有馬温泉、会社はお休みをいただいて全社員が参加、加えて誰もが
明るい表情をしている・・・どうやら弊社恒例のマラソン大会ではなさそうです。
弊社も駆け抜けた50周年!
ではそれは何かと言うと、なんと弊社の創業50周年記念祝賀会です!
皆様のおかげでこの日を迎えることができたこと、この場をお借りして
厚く御礼申し上げます。
まず片山社長のスピーチに始まり、長年勤務されている方への表彰式、
美味しい食事をいただきながら「振り返る環境機器の歴史」ということで
会場のスクリーンに昔の写真を大量放出、笑いあり、懐かしさありの楽しい
ひとときとなりました。
また各自、司会進行やスライドの操作担当、カメラマンといった仕事を与えられ
改めて自分の役割・価値についても自覚する一瞬にもなりました。
ところで私は来年ようやく入社10年目、まだまだ社内の歴史の中では点の存在です。
ここからどれだけ貢献できるのか、そしてお客様の記憶にも残る選手になれるのか
地道に頑張っていきたいと思います。

隙間あらばマウスストッププレミアム

穴があったら塞ぎたい男が書くブログ

町にイルミネーションが煌めく季節はもうすぐ
ここ一週間ほどでぐんと寒くなり、秋というよりはもう冬の気分で過ごす毎日です。
クリスマスの飾り付けが町を彩り始めるのも、指で数えるくらいではないかと思います。
しかし我々害虫駆除業界の現実は誠に厳しく、時にはその灯りを遠くで見つめながら
誰もいない現場に入り、そしてネズミの瞳の輝きを血眼で探す夜もあります。
ネズミの侵入が増加する季節でもある
ところで寒くなってくると、ネズミに関する相談がいつもより少し増えます。
なぜなら彼らも同じ動物、特にクマネズミは寒さが苦手なので、暖かい場所を
求めて家や工場、オフィスなど建物の中へ侵入しようとします。
そしてその結果、ネズミの目撃件数や被害が増え始め、お問い合わせの件数も
それに合わせて増えるということになります。
なお、建物への侵入経路は様々ですが、写真のような「指が2本入るほどの穴」
であればネズミが通り抜けられると言われております。
時には平和的に解決したい
暖を求めて申し訳なさそうに侵入してくるその姿には同情を禁じ得ませんが、
ほどなくして色々な被害が出始めると、やがて同情が殺意に変わるかと思います。
しかし、あと少しで一年が終わるという締めくくりの時季に不毛な争いは互いに
避けたいもの、侵入してくる元を断つことで解決しましょう。
今回はマウスストッププレミアムによる侵入経路の封鎖作戦を簡単に紹介します。
なお、本製品の特徴は商品ページに記載している通りですが、他にも姉妹ブログ
「虫取りたちのつぶやき」にシュールな漫画で紹介されてもいます。
途中、ほどほどにリアルなネズミの写真も出てきますが、気にならないという方は
ご覧いただければと思います。
変則的な使い方もアリ
マウスストッププレミアムは商品の外見をご覧いただいても分かる通り、
コーキングガンを用いて塞ぎたい隙間へ塗布していく使い方が一般的です。
しかし、今回のようにビニル手袋をはめた手の上に出してから団子状に丸め、
それを隙間へ直接押し込んで詰めるという使い方もできます。
人目につかない場所では見た目よりもきちんと封鎖できているかの方が重要
ネズミの侵入経路は人目につくような壁にぽっかり開けられた穴という場合もありますが、
物陰や隅っこの方にひっそりと作られていることも多いと思います。
元々ネズミ自体が外敵に姿をさらしたくないというような動きをするため、活動場所も
同様なのかもしれません。
これはある意味、我々にとっても見た目を気にしないで済むような場所となりますので
外見よりは実績重視、こてこてに塗りたくってネズミの侵入意欲を削ぎましょう。
「隙あらば侵入してくるネズミ」に対し「隙間あらばマウスストッププレミアム」を
スローガンに冬のネズミ対策を乗り切っていただければと思います。

新築の家に早くもキクイムシ?

紅葉祭りの雑誌を読みながら、充血した目でパソコンに向かう男が書くブログ

休みの日・晴れの日・見ごろの時季という3つを揃えるのが意外に難しい紅葉シーズン
旅行会社のカタログスタンドや書店に並んだ雑誌の表紙を鮮やかに彩るカニや紅葉の写真。
田舎の畑には柿、野山を歩けばカラスウリなど色々なものが赤く染まる季節となりました。
そんな中、新築間もない家に出現し、家主さんや工務店さんを青ざめさせる虫がいます。
やや引き気味に撮影したコクヌストモドキ(実際の大きさは3mmほど)
見た目がヒラタキクイムシ、俗に言う「キクイムシ」にちょっと似ており、新築直後から
築2~3年の家にまとまった数で現れる赤茶色の虫。
これはコクヌストモドキという虫で、米や小麦といった穀物、インスタント麺やお菓子の
大害虫として有名です。
肉眼で見抜くには慣れが必要ですが、ヒラタキクイムシに比べてやや太い印象があります。
リアルな写真を掲載しておりますが、特に虫を見るのが気にならない方は弊社姉妹ブログ
「虫取りたちのつぶやき」で違いなどご確認いただければと思います。
あるいは、以前掲載した「新築の家にいきなりヒラタキクイムシ?」の記事にある通り、
屋内に「画鋲で突いたような穴が無い」や「きな粉のような粉が落ちてない」などの
物的証拠があるかどうかで判断する方法もあります。
未だに原因は明らかになってはいないけれど・・・
この「新築間もない家にコクヌストモドキが殺到する」という事例は珍しいものではなく、
時々お問い合わせをいただきます。
一説には、建材に使用された塗料や接着剤に含まれる化学物質が彼らを誘引していると
言われておりますが、はっきりとしたことはまだ分かっていません。
ただし一つ言えることは、家の柱や壁を食い荒らすといった悪さをしないことであり、
その点についてはご安心下さい。
外からの侵入なので、建物外部へ薬剤散布する
コクヌストモドキなど米や小麦、お菓子の害虫を駆除する場合、建物内部での発生を
抑制できるファーストキルシリーズを使用するのがセオリーです。
しかし、今回の場合は野外から家の中に侵入していると考えられるため、屋外からの
侵入を防止するような対策を立てなければなりません。
散布した場所にある程度虫を近寄せにくくする効果があり、かつ殺虫効果も備えている
ベルミトール水性乳剤アクアなどが候補に挙がります。
噴霧器#530による噴霧(霧状にして散布)
散布のコツは窓や扉、換気扇の換気口周囲など、いかにも虫が入ってきそうな隙間のある
場所へ散布することです。
また、噴霧器のノズルを「霧状に噴霧できるモード」に切り替え、あたり一面をしっかり
散布することも大切です。
なお、霧状にすると当然飛散しやすく、風向きによっては自分に跳ね返ってくることも
ありますので、長袖、ゴーグル、手袋やマスクなどの保護具も忘れずにご着用下さい。

海外出張よもやま話

飯の時だけは元気になる男へ下された、甘味の鉄槌

前回はアメリカで開催された学会「Pest World」について仕事中心のお話をしました。
なので本日は反対に仕事の合間に何をしていたのか、弊社のユニークな取り組みも
交えつつ、観光や食事の話をメインに書いていきたいと思います。
弊社の海外出張は朝練から始まる(中央:片山社長、左:小林リーダー、右:筆者・前田)
それでは「現地に無事到着しました、そして晩はホテルでぐっすり眠れました」からの
動きをトレースしていきましょう。
「毎日早朝に起床、手早く身支度を済ませてから食堂へ集合、そして朝食を取りながら
本日の予定についてミーティング」・・・なんてことはまずしません。
前日の晩に指示されていた時間通りにホテルのロビーへ向かい、そこから10キロほど
マラソンの練習をします。
コースはその日によって変わり、時には荒涼とした大地をマラソンウェア姿の男たちが
走り去る、まるで某栄養ドリンクのCMを彷彿とさせる朝もありました。
某日の朝食
そしてこの朝練が終わってからシャワーを浴びる、着替えるなど多少の休憩時間があり、
そこから海外のメーカーさんと打ち合わせをしながらの朝食となります。
こう書くと「朝からいきなり商談」という硬いイメージになりますが、実際は事前に
打ち合わせしておいた内容について顔を合わせながら回答・確認という感じです。
ただし、この朝食によく出るのがジャガイモを揚げたりふかしたりしたような何か。
なかなかヘビーですが残すのは勿体なく、結果的に昼食が要らなくなるという具合です。
今年の観光はちょっと変わった場所へ・・・
こんな感じで朝が始まり、そこからは前回書いた通りなので割愛、学会への参加です。
それに加えて、空き時間には観光地へ連れて行っていただけることもあります。
前年は姉妹ブログ「虫取りたちのつぶやき」に書いてある通りバスケットボールの観戦、
博物館見学、他にもライブへ行ったりなど色々楽しそうでした。
では今年はというと、私しか得しないようなところに連れて行っていただきました。
サンディエゴには基地がいっぱいあるので・・・
一日中観光となった最終日、最初の舞台はここ、現在は博物館になっている大きな船。
船体は灰色、甲板には飛行機がたくさん、そしてCVという船体分類記号・・・空母です。
そうです、ここサンディエゴは海軍の基地が多くある町で、海辺に行くと割と簡単に
揚陸艦やイージス艦を見ることができます。
そして既に退役した空母「ミッドウェイ」は記念艦として保存・展示されており、艦内を
見学することができるのです。
日本の歴史を振り返ると複雑な想いのする艦名ですが、それでも興味は深々、隙あれば
見に行こうと思っていたところ、なんと連れて行っていただけることになりました。
これにはもう涙を流さんばかりに感激です。
興奮あまって余談ですが、私がよく見学させていただいている日本の護衛艦にはDDという
船体分類記号が多いのですが、これは「デストロイヤー(駆逐艦)」を指します。
SSの場合は「サブマリン(潜水艦)」となりますが、野球関係の仕事をされている方には
「ショートストップ(遊撃手)」と間違えられるかもしれません。
親和性があり過ぎる・・・
という訳で当時クルーだった方々のことも想いつつ、また艦内にその息づかいを感じつつ
あちこちを見学したり撮影したり。
特に小林リーダーが周囲の景色と完全に溶け込んでしまい、「ウォーリーを探せ」の域に
達しておりました。
違和感が無さすぎる・・・
コクピットにて1枚
前々から横須賀基地へ見学にいったり護衛艦の一般公開を見に行ったりしている私には
夢のような時間となり、もうひれ伏したくなるような思いでした。
なお、昨年はここサンディエコで米海軍の艦艇が多数集まるイベントがあったそうです。
片山社長が「サンディエゴでの学会開催が今年でよかった、もし去年だったら前田が
帰って来なくなっていた」と半ば呆れ気味におっしゃっておられたのが印象的でした。
英会話の先生と再会、メキシカンを御馳走になる
さて、その空母「ミッドウェイ」から車で30分ほどのところにあるオールドタウンへと
舞台を移します。
弊社では週に一回英会話の授業があり、これまで多くの先生方に教えていただきました。
そしてその先生の一人であるエイミー先生と今回合流することができ、メキシコ料理を
一緒にいただきました。
昔話や近況について大いに盛り上がり、また先生がレストランの人とお話される時の
本場の英語の凄さを目の当たりにし、頼もしさを感じた一日でもありました。
それはまるで草野球少年の眼前で繰り広げられる、メジャーリーガー同士の力と力の
ぶつかり合いをみているような気持ちでした。
弊社の海外出張の晩は、がっつりいくところから始まる
また、弊社の海外出張やマラソン大会前日の晩は盛大な食事会が開かれます。
写真はお客様や海外の先生を交えた3日目の晩餐の様子。
片山社長自ら「この量はやばい」とのコメント、おかげで満腹になりました。
ご馳走様でした!!
とにかく大きくて美味しい
なお、この日のメインディッシュはこちら。
出てきた瞬間に「何だ!空母のような肉が出てきたぞ!」と思わず仰天、そして歓喜。
まさかのデザートタイム
そして、もう満腹になってからの・・・デザートタイム。
ジラルデリという有名なチョコレート屋さんに一同集合し、
そして色々なデザートが割り当てられます。
私がいただたいたのはこちらのチョコサンデーで、何とか完食。
ちなみに大雑把な分類ですが、パフェはムースやクリーム、スポンジが
層状になったもの、そしてサンデーとはチョコレートソースなどの中に
アイスクリームなどが浮かんだ状態のものを指すそうです。
これも食育・・・?
さらに前日の夕食後に連れて行っていただいたのはこちら、チーズケーキファクトリー。
きっと血糖値は急上昇。
とんでもないサイズのケーキに仰天
オーダーは片山社長にお任せ、そして我々のミッションは出していただいたケーキを
腹いっぱい食べるだけ。
やがて姿を現したのはけた外れに大きなチョコチーズケーキ、曰く20キロランニングして
ようやく消費できるようなカロリーとのこと。
そのカロリーと大きさはまるで戦艦です、日本で見るケーキが駆逐艦サイズに見えます。
こんな感じで毎晩ご馳走になり大満足でしたが、その反動から帰国してから3日くらいは
甘いものを見ても食べたいという気が起こりませんでした。
しかし、そんなこんなで大いに食べて、大いに観光も楽しんだ1週間ともなりました。
さて、では最後にこのような食べ過ぎと害虫駆除の話を持ってきてしめたいと思います。
アリを駆除する場合に使用する毒餌ですが、これはアリの種類により食べるかどうか
好みが分かれる場合があります。
それに加え、同じような餌ばかりを食べていると、そのうち飽きることもあります。
例えば今回のように甘いものばかり与える、もしくは動物質ばかり与えるなどすると
一時的に食いつきが悪くなることもあります。
アリを駆除する際に「今までよく食べていた毒餌に最近集まりが悪くなっている」と
感じたら他の餌に換えてみるのも一つの手段です、という結論を申し上げたところで
本日は筆をおきたいと思います。