跳んで佐世保 本土最西端から感謝を叫ぶ
健康診断が終わり、全ての制限を解除された男が綴るブログ
昨日の弊社姉妹ブログでは毎年恒例の年末NAHAマラソンの様子が紹介されていました。同じ話題ではひねりがありません。1週ずらそうと思います。代わりに今日は私的な旅のお話を。長くなってしまいますが最後までお付き合いいただけると嬉しかです。
さて某日の夕方、定時に帰宅。私服に手早く着替え、既に荷物を入れ終えていたリュックを背負い、終電間際の電車に乗って週末放浪の旅へ出掛けました。その行き先は佐世保。去年の夏に続いて今回も色々な景色や感動を求めてほっつき歩こうか。こちらの言葉だと「すねふりさるく」と言えば良いのでしょうか。
ところで目的地はどこか?「どうせ軍港周りに出没するつもりだろう」が社内では定説。残念、今回は2日間の日程でいつもと違う場所を目指しました。
まず初日。意外でしょうか。そうです、九十九島パールシーリゾートです。「一人でそんなとこ行って何すんの?」と言う声もあるでしょうか。その動機は実に単純明快。実は九十九島にはネズミ島という島があるそうです。じゃあ遊覧船に乗って、そい撮ってみようじゃないか!
という訳で佐世保駅からバスでパールシーリゾートへ。遊覧船のチケットは駅でバスの1日乗車券とセットになっている物を購入したので乗船はスムーズ。どらどら、ネズミ島というのはどこか?撮影しやすい場所に張り付いてしばし。やがて定刻となりクルーの皆様からご挨拶の放送が流れ、そして遊覧船は静かに水面を滑り出しました。
そして出発から5分ほど。…甘く見ていたことを痛感。九十九島は208の島々からなるとのこと。まぁそんなことは分かっていましたが、予想以上に見分けがつかぬ島々。さっぱり分かりません。こい、どがんする?
…結局、ネズミ島が分からず。そもそもここから見えるのか?無念。こんな時、「ぐらいする」と言えばいいのでしょうか。しかしクルーの方々から九十九島やこの近辺にまつわる色々な歴史や産業を紹介していただき、またこの街のことに興味が持てました。乗船して楽しかったなというクルーズでした。
余談。遊覧船を降りて良さげなお店で昼食をとり、そしてあたりを散策。で、そろそろホテルまで帰ろうかなと思っていたところで帰りのバスの便数が…。こい、どがんする?詳細は端折りますが、この後夕方に佐世保駅まで無事戻り、ホテルにも帰ることができました。
さて日が変わって2日目。ここからが本題。この日はちょっとした節目になる自分の誕生日。いつも通りの電車・バス移動ではなくてレンタカーを利用。後でそうと知った社内メンバーの間では「超レアケース」、「豪雨が降る」、「あいつどげんした?」とかの言葉が飛び交ったでしょう。やぐらし!
そんなこんなで最初にレンタカーを使った理由を。そうです、その目的は日本本土最西端の地へ行く、そしてその到達証明書をもらう…それだけです。ちっぽけかもしれないし、あるいは粋な試みかもしれない、それは人の感じ方次第でしょう。ばってん、その証明書には到達日時がスタンプされること、そして折角だから今日この誕生日を証明書にスタンプしてもらうこと、自分にとってはそれで十分だったのです。なお、写真でネズミの竹細工が置いてある場所、ここにその到達日時がスタンプされています。
道中の細かなお話は端折ります、結論としてまず目的地へは無事到着。そして午前中はずっと曇り空だったのが撮影の時、一時的に雲が切れたこと、日が射したこと。ちょっと不思議な体験をし、また誰の計らいかは分からないのですが、柄にもなく感謝した次第でした。
そして次に証明書をもらうには?方法はいくつかあります。佐世保駅近辺から車で行った場合は途中通過する道の駅「させぼっくす99」で入手するのが簡単だと、昨晩ご飯を食べに行った中華料理屋さんの方から教えていただいていました。その通りにして上の証明書をいただき、めでたく誕生日のスタンプもしてもらえました。中華料理店の方に感謝!最初はこの公園に事務所があって、そこでもらうと勘違いしてたので。
さて、目的は達成。証明書は自分への誕生日プレゼント。そして帰りの時間が迫ってきたのでレンタカー屋さんへの移動を開始。運転することしばし、もうすぐ到着かなと思ったところでふと景色を見れば、7年前の旅行で近くを歩いたアルパカーキ橋が。7年前は車で遠くまで行くなんて考えもせず、去年の夏のドライブも、今日のこの旅も、きっかけは佐世保の観光地図をたくさん譲って下さったお客様のおかげ。きっとあれがなければ、こんな体験をすることもなく終わっていたでしょう。きっかけを下さったお客様にも本当に感謝しないといけないな。そしてその縁を繋いで下さった社内の諸先輩方にも…。
さて、レンタカーを返却し、電車を待つまでの間。商店街にあるお店で昼食を。折角なのでケーキセットも注文。何気なく今日は誕生日なので、と言ったところお祝いしていただき恐縮するとともにただただ嬉しい気持ちでいっぱいでした。この恩、忘れじ。いつかまた、出来れば他にも誰か引き連れて、恩返しにご飯食べに行きたいなと思います。そして旅の最後、ふと誕生日に親の顔が浮かんだところで「まぁ、そうですよね」と思い、お土産屋さんへと歩を進めたのでした。
他にも「あの立て看板に描かれている漫画のキャラクターは知ってる。えーらしかーっ。」とばかりに激写したり、ほどほどに羽目を外しながら楽しんでましたが、そんなお話はまたいつか、どこかで。
佐世保、個人的に過ごしやすい街です、またくっけん。皆さんも是非一度きてみんね。
さて、来週は弊社年末の試練、NAHAマラソンのお話を。姉妹ブログの内容と併せてお楽しみいただけるよう頑張ろうと思います。立ちはだがる42.195キロの壁、なーーに、なんくるないさーーーーーーー(白目)。