海外出張記 〜南からの便り〜

出張記

今回は、海外出張だったので写真が多め。最後までお付き合いいただけたら、嬉しいです。

 既に姉妹ブログで書かれている通り、5月の初めから川竹君と2人でシンガポールへ出張に行ってきました。その目的は2つあって、まず1つは川竹君が弊社の最新兵器ペストビジョン(概要はこちら)を海外で運用テストすること。そしてもう1つは、僕が海外の害虫管理について学んだり、あるいは現地の駆除業者さんに何かアドバイスをしたりとか…うん、そんなところかな。

 さて、生まれて初めて足を踏み入れたシンガポール。蒸し返すような暑さ、時折降る強い雨、色々な国の言葉に独自の文化。東南アジアへ何度も行ってる川竹君とは違って、竦むこともあれば新鮮に感じることもあって、毎日がとても長い、そんな2週間でした。

 ところで、海外に出て感じる日本との色々な違い。例えば食事で「チキンライス」と聞けば、オムライスの中のオレンジ色をしたご飯を連想するかもしれない。でも、ここでは鶏肉がご飯の上に乗ったタイプを指すし、使われているお米の種類だって異なる。でも、美味しいということは一緒。嬉しいね!

 それと、これはテイクアウトのカフェオレ。お店によってカップに入っていたり、写真のような袋入りだったり、色々。何だか夏祭りの水風船みたい…うん、ここはシンガポール、常夏の国だったね。

 これは宿泊したホテルの写真。川竹君の部屋にはあったけれど、僕のところには無かったドアガード。部屋の個性で片付けていい話なんかじゃない。もちろん、鍵は付いていたけれど不安は尽きないし、何か手を考えようか。

 そこで、試しにキャリーバックを広げてみた…どう、かな?図らずともサイズはぴったり、これで物理的には開かない。うん、これでいいや。

 こう書くと緊迫した過酷な出張に見えるかもしれないけれど、時には息抜きの時間も。ある日はお客さんに海へ連れて行ってもらって、少し早い海開き。空港に近いから、ゆっくり大きくなってく飛行機を眺めながら潮風に当たる。少し、幸せな時間。

 童心が蘇って、これには現地のお客さんも思わず苦笑い。アサリみたいな貝殻に細長いカラス貝みたいな貝殻を繋げて、あとは海藻を適当にちぎって飾り付け。浜に現れた衛生害虫、南国の海なのに…ロマンも何もあったもんじゃないや。

 他にもお客さんとの会食とか、川竹君との夕飯とか、文字通り美味しい思い出もたくさん。現場でたくさん歩いて、夜たくさん食べて、そしてゆっくり痩せていく体。なんて良い国なのかな…。

 ところで南国で害虫駆除の仕事…と聞くと、さぞ得体の知れない何かと戦ってきたように思われることかもしれません。でも、現実には屋外で虫を見つけることすら難しく、また何か見つけたとて、大したことの無さそうなハチとかチョウチョばかり。写真のような生き物に出会えるのは、なかなか稀でした。

 そして現場も同様で、相手はドブネズミやチャバネゴキブリ、チョウバエといった見慣れた種類が中心。お客さんに「こんな種類のネズミ、シンガポールにいるらしいですよ」と写真を見せながら聞いたとて、返ってくるのは「イヤ、今マデ見タコトナイネ」の返事だけ。

 そんな調子だから、ある意味で僕らも戦いやすい。例えばこれはチョウバエの現場。国が違っても彼らの発生源は変わらないから、何となく何が原因で発生しているか想像がつくし、隠れている場所だって見当がつく…見つけたよ。

 だから、時にはお客さんに発生源を見つけて示したり対策をお伝えしたり、僕らにも出来たことはたくさん。そしてもちろん、それ以上にお客さんから学んだこともたくさん。

 さて、そんな中で今回最も印象に残ったこと。それは感染症を媒介する蚊のお話。シンガポールでは「新型コロナよりも問題」と現地の方から聞いたように、デング熱に罹患する方が後を絶ちません。そしてその被害を根本的に無くすためには、媒介者になる蚊の駆除がどれほど重要なお話であるのか、実際に現地に赴くことで改めて知ることとなりました。

 だから今日お伝えしたいこと。必要以上に煽るつもりはありませんが、「咬まれたとて痒い程度の虫」から「今でも国や地域によっては深刻な危害を加える存在」だと、少し認識を変えて注意をしていただけたらと思います。また、駆除のことでもし不明なことがあれば、お気軽にご相談いただけたら、嬉しいなと思います。

 最後に、お世話になったお客さんや町の皆さん、暖かく迎えてくれたシンガポールという国にお礼をお伝えして、筆を置こうと思います。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。また、来週もここでお目にかかれたらと思います。