おうちで卵を探そうか

虫の初歩知識

殻を破ろうとしたとて、結局は空回り・・・うん、評価が割れてしまうかな。

新型コロナのニュースに隠れつつ、こっそり話題になっている
ゴキブリと、その卵のお話。
はるか昔の話だなんて思ってしまうけれど、例えばキッチンの
引き出しの奥とかクローゼットの隅とかカーペットの下とか、
身近なところでも彼らの卵やその残骸が見つかったりする。
だから、もしどこか遠くへ引っ越すことになって最後に部屋の
整理をしてみたら、忘れられない思い出になった・・・。
そんなことも、ひょっとしたらあるかもしれない。
さて、身近なところで見つかる卵、か。家の中なら冷蔵庫の中、
お店だったらお皿の上とか、かな。
でも、「大きさ」だとか「食べれるかどうか」まで含めてみれば、
他にもたくさんの卵が息をひそめている。
コロナ禍でどこにも行けない今、家の周りで「卵探し」なんて
どうだろう?きっと、胸と膝が震えるよ。
それでは、まず手始めに庭の植木鉢。特に下が地面になっている
ところだと要注意。もちろん、腰を痛めないようにも注意が必要
だけど、そっと鉢を移動させてみよう。
すると、姿を現した透明できれいな粒々たち。消臭ビーズとか
そんな物に見えるかもしれないけれど、これも立派な卵で、
その正体はナメクジの卵。このまま放っておいたら折角植えた
お花が食べられてしまうかもしれない。スコップですくって、
捨ててしまおう。
それと親が近くにいるかもしれないから、植木鉢を元の場所へ
戻した後に「ナメクジに食べさせて駆除する殺虫剤」を置いて
おくのもいいと思う。
次に、庭木の幹とか枝に見られる「ささくれ」のようなもの。
これはセミが産卵をしたあと。書いているうちにふと思えば、
卵を直接見ることができないね・・・まあ、いいさ。
でも、同じようなものがウッドデッキやラティス(木製の柵)、
木の柱に残されることもあって「猫が引っ掻いたのかな?」と
勘違いされることもある。
今度からは「セミの仕業だ」って思い出していただけたら
嬉しいです。
それと、これは表情を引き締めなければいけないお話。
家の前とか公園とかにある「グレーチング」と言われる溝の蓋。
町内会の掃除くらいしか触る機会はないけれど、この蓋の裏が
意外にも危ないんだ・・・。
その訳がこちら。薄黄色をしたボール状のものが見えるけど
これらは毒グモとして有名なセアカゴケグモの卵。正しくは
卵がたくさん詰まった袋。
卵には殺虫剤が効かないから、その場で踏みつぶすしかない。
それと、周りに親グモや他の子グモがいるかもしれない。
彼らに対処するには溝の壁面や蓋の裏全体にサイベーレ0.5SCを
散布することが効果的。
実際に僕が試してみて、きちんと確かめてみたから大丈夫。
もし使い方とか効果の持続期間とか、興味があれば何でも聞いて
ください。

さて、また来週も、ここでお会いできれたら嬉しいです。
また記事を書けるよう、日常の些細なことにも目を向けて
いけたらと思います。

■ 担当者の独り言

今までたくさんの「船乗りたちの卵」を育ててきた練習艦
「しまゆき」が退役したとのニュースを聞きました。
一般公開の時に甲板の上を歩かせてもらったりもしたから
いざ知らせを聞くと、少し寂しい気もする。
厳しい表情も、はにかんだ笑顔も、どれだけ見守ってきて、
そして見送ってきたのかな・・・長い間、お疲れ様、でした。
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