鎌倉・横須賀・横浜巡り

よく歩き、そしてよく食べるため、結局プラマイゼロになる男が書くブログ

無事海外出張も終了
某日、テレビ局関係者様からのご厚意により海外の取材に同行させていただきました。
そして弊社の誇る新兵器「ペストビジョンR型」も少し紹介させていただけることに
なりました。
オンエアは12月26日の「サムライバスターズ」という番組の予定とのことで、弊社でも
社内の大きな会議用テレビで見るのを楽しみにしています。
鎌倉でちょっと一休み
さて、帰国後の某日、代休をいただいて一泊二日のリフレッシュ旅行に出かけました。
さすがに京都の紅葉はもう終わっているため、鎌倉の冬紅葉を目当てに北鎌倉へ足を
運んでみることにしました。
しかし前日の予報からは外れた曇天となり、紅葉狩りはそこそこ楽しめたのですが、
写真はいま一つしっくりこない出来となりました。
どこからともなく「ほれ、一輪だけ残しておいてやったぞ」という声が聞こえなくもないリンドウ
予定を変更して辿り着いたのは黄昏時の江ノ島
もう少しまともな写真が撮りたいと思い途中で軌道修正、そして目指すは夜の江ノ島。
この時期は毎年島全体がライトアップされ、いつもとはまた違う景色が楽しめます。
実は過去にも昼の部、そして夜の部と訪れておりますが、サムエル・コッキング苑の
イルミネーションは見落としてしまっていたため、今回はそれを目標にします。
たまには贅沢したっていいじゃないか
急遽予定を変更してやって来たため、ライトアップまでは少し時間がありました。
今のうちに腹ごしらえをと思い、しらすや刺身がふんだんに盛りつけられた海鮮丼を
いただきながら点灯の時間を待つことに。
なお、江ノ島にはきれいで雰囲気も良いお店が多く、おまけにカウンター席もあり、
一人でふらっと立ち寄るにもありがたいです。
もちろんお味は最高、年末最後の旅行くらいは良いだろうと奮発しました。
もう時季は過ぎてしまったけれど・・・
そしていよいよ時間となったところでお店を出発、約1年ぶりの景色をゆっくり
眺めながら目的地へと向かいました。
その道中、視界に飛び込んできたのはスズメバチへの注意喚起を促す張り紙。
そういえば去年の夏も自販機の裏側でハチの捕獲器を目撃したことを思い出し、
ハチもそこそこ問題になっているのかな、と改めて感じたのでした。
ちなみに弊社でもハチの捕獲器を取り扱っておりますので、お困りであれば
ご相談いただければと思います。
やはり来てよかったと思う一瞬
3度も参拝すれば、自然と名前を覚えられる辺津宮、中津宮、そして奥津宮。
その中津宮を過ぎたあたりで見えてくるのが江ノ島のシンボルといっても
過言ではないシーキャンドルと、サムエル・コッキング苑への入場口。
券売機でチケットを購入して入園すると、そこは正に湘南の宝石と言うに
ふさわしい景色が広がっておりました。
やっぱり来て正解だったなと、針路変更を決定した自分の判断に満足。
本当はもう少し紫がかった光です(撮影の腕前が未熟・・・)
記念撮影にお勧めスポットの一つ
よく探せば見つかるチョウチョたち
我ながら割とまともに撮れたと思った一枚
足がすくむかもしれないシーキャンドルの階段(エレベーターを使わずに降りる場合)
展望台からの景色も抜群
このライトアップは来年の2月16日まで開催されておりますので、近くまで
お越しになる機会があれば是非一度ご覧になられてはと思います。
せっかくなので横須賀にも顔を出してみる
そんなこんなで大満足だった江ノ島巡りの翌朝、気を引き締めるため横須賀を訪問。
ちょうど試験艦「あすか」(ASE6102)が出港したばかりで、船の上からお見送り。
ところで弊社では来年も3月に春のレベルアップセミナーを企画しております。
そして、その時に発表するためのデータを収集するため、私も「試験漢」として
より一層頑張らなければなりません。
撮り逃すという失敗は繰り返さない
また、かつてこの横須賀で大失敗したのが冬にしか見られない水鳥の撮影。
今日はその教訓を踏まえ、1羽1羽丁寧に撮影していきました。
そしてその結果、嬉しいことに新たな写真「スズガモ」をゲットできました。
最初はキンクロハジロと誤認していましたが「キンクロハジロはもういいや」と
甘く見なかったことが功を奏しました。
いいお店、見つけました
こうして鎌倉を訪ね、厳かな雰囲気の神社仏閣を参拝したり四季折々の景色を楽しみ、
最後に横須賀で護衛艦を眺めつつ海軍カレーを食べて帰るまでが最近の私の恒例行事。
そして本日は新たなカレーのお店の開拓にチャレンジすることに。
よし、今日はここに決めた!
少し濃い目の味付けがグッド!
よくよく考えるとホテルの朝食でカレーを食べてきたばかりですが、ソレはソレ、
コレはコレ、艦長の認定書付きの一品「掃海艇はつしまカレー」。
そう言えばもう今年も残すところあとわずか、そして自宅でも会社でも年末恒例の
大掃除が待っています。
時に命を懸けなければならない掃海艇の方々が従事する任務に比べれば軽いもの、
家や職場に爽快な環境を提供する「爽快漢」として清掃作業に励みます。
家族と一緒に囲む食卓が至福のひととき
そして一年を締めくくるには少し早いですが、来年こそ社内でセミナーから現場同行、
事務処理、問い合わせ対応、商品開発まで何でも任せてもらえる「汎用護衛漢」として
在りたいと思います。
そしてその英気を養うために横浜まで出向き、家族へのお土産に持ち帰った某プリン。
2日にわたり4万5千歩以上の運動で消費したカロリーがたぶんこれで帳消しに。
この至福のひとときを味わうために来年もまた延々と歩かねばなりません。

海外出張よもやま話

飯の時だけは元気になる男へ下された、甘味の鉄槌

前回はアメリカで開催された学会「Pest World」について仕事中心のお話をしました。
なので本日は反対に仕事の合間に何をしていたのか、弊社のユニークな取り組みも
交えつつ、観光や食事の話をメインに書いていきたいと思います。
弊社の海外出張は朝練から始まる(中央:片山社長、左:小林リーダー、右:筆者・前田)
それでは「現地に無事到着しました、そして晩はホテルでぐっすり眠れました」からの
動きをトレースしていきましょう。
「毎日早朝に起床、手早く身支度を済ませてから食堂へ集合、そして朝食を取りながら
本日の予定についてミーティング」・・・なんてことはまずしません。
前日の晩に指示されていた時間通りにホテルのロビーへ向かい、そこから10キロほど
マラソンの練習をします。
コースはその日によって変わり、時には荒涼とした大地をマラソンウェア姿の男たちが
走り去る、まるで某栄養ドリンクのCMを彷彿とさせる朝もありました。
某日の朝食
そしてこの朝練が終わってからシャワーを浴びる、着替えるなど多少の休憩時間があり、
そこから海外のメーカーさんと打ち合わせをしながらの朝食となります。
こう書くと「朝からいきなり商談」という硬いイメージになりますが、実際は事前に
打ち合わせしておいた内容について顔を合わせながら回答・確認という感じです。
ただし、この朝食によく出るのがジャガイモを揚げたりふかしたりしたような何か。
なかなかヘビーですが残すのは勿体なく、結果的に昼食が要らなくなるという具合です。
今年の観光はちょっと変わった場所へ・・・
こんな感じで朝が始まり、そこからは前回書いた通りなので割愛、学会への参加です。
それに加えて、空き時間には観光地へ連れて行っていただけることもあります。
前年は姉妹ブログ「虫取りたちのつぶやき」に書いてある通りバスケットボールの観戦、
博物館見学、他にもライブへ行ったりなど色々楽しそうでした。
では今年はというと、私しか得しないようなところに連れて行っていただきました。
サンディエゴには基地がいっぱいあるので・・・
一日中観光となった最終日、最初の舞台はここ、現在は博物館になっている大きな船。
船体は灰色、甲板には飛行機がたくさん、そしてCVという船体分類記号・・・空母です。
そうです、ここサンディエゴは海軍の基地が多くある町で、海辺に行くと割と簡単に
揚陸艦やイージス艦を見ることができます。
そして既に退役した空母「ミッドウェイ」は記念艦として保存・展示されており、艦内を
見学することができるのです。
日本の歴史を振り返ると複雑な想いのする艦名ですが、それでも興味は深々、隙あれば
見に行こうと思っていたところ、なんと連れて行っていただけることになりました。
これにはもう涙を流さんばかりに感激です。
興奮あまって余談ですが、私がよく見学させていただいている日本の護衛艦にはDDという
船体分類記号が多いのですが、これは「デストロイヤー(駆逐艦)」を指します。
SSの場合は「サブマリン(潜水艦)」となりますが、野球関係の仕事をされている方には
「ショートストップ(遊撃手)」と間違えられるかもしれません。
親和性があり過ぎる・・・
という訳で当時クルーだった方々のことも想いつつ、また艦内にその息づかいを感じつつ
あちこちを見学したり撮影したり。
特に小林リーダーが周囲の景色と完全に溶け込んでしまい、「ウォーリーを探せ」の域に
達しておりました。
違和感が無さすぎる・・・
コクピットにて1枚
前々から横須賀基地へ見学にいったり護衛艦の一般公開を見に行ったりしている私には
夢のような時間となり、もうひれ伏したくなるような思いでした。
なお、昨年はここサンディエコで米海軍の艦艇が多数集まるイベントがあったそうです。
片山社長が「サンディエゴでの学会開催が今年でよかった、もし去年だったら前田が
帰って来なくなっていた」と半ば呆れ気味におっしゃっておられたのが印象的でした。
英会話の先生と再会、メキシカンを御馳走になる
さて、その空母「ミッドウェイ」から車で30分ほどのところにあるオールドタウンへと
舞台を移します。
弊社では週に一回英会話の授業があり、これまで多くの先生方に教えていただきました。
そしてその先生の一人であるエイミー先生と今回合流することができ、メキシコ料理を
一緒にいただきました。
昔話や近況について大いに盛り上がり、また先生がレストランの人とお話される時の
本場の英語の凄さを目の当たりにし、頼もしさを感じた一日でもありました。
それはまるで草野球少年の眼前で繰り広げられる、メジャーリーガー同士の力と力の
ぶつかり合いをみているような気持ちでした。
弊社の海外出張の晩は、がっつりいくところから始まる
また、弊社の海外出張やマラソン大会前日の晩は盛大な食事会が開かれます。
写真はお客様や海外の先生を交えた3日目の晩餐の様子。
片山社長自ら「この量はやばい」とのコメント、おかげで満腹になりました。
ご馳走様でした!!
とにかく大きくて美味しい
なお、この日のメインディッシュはこちら。
出てきた瞬間に「何だ!空母のような肉が出てきたぞ!」と思わず仰天、そして歓喜。
まさかのデザートタイム
そして、もう満腹になってからの・・・デザートタイム。
ジラルデリという有名なチョコレート屋さんに一同集合し、
そして色々なデザートが割り当てられます。
私がいただたいたのはこちらのチョコサンデーで、何とか完食。
ちなみに大雑把な分類ですが、パフェはムースやクリーム、スポンジが
層状になったもの、そしてサンデーとはチョコレートソースなどの中に
アイスクリームなどが浮かんだ状態のものを指すそうです。
これも食育・・・?
さらに前日の夕食後に連れて行っていただいたのはこちら、チーズケーキファクトリー。
きっと血糖値は急上昇。
とんでもないサイズのケーキに仰天
オーダーは片山社長にお任せ、そして我々のミッションは出していただいたケーキを
腹いっぱい食べるだけ。
やがて姿を現したのはけた外れに大きなチョコチーズケーキ、曰く20キロランニングして
ようやく消費できるようなカロリーとのこと。
そのカロリーと大きさはまるで戦艦です、日本で見るケーキが駆逐艦サイズに見えます。
こんな感じで毎晩ご馳走になり大満足でしたが、その反動から帰国してから3日くらいは
甘いものを見ても食べたいという気が起こりませんでした。
しかし、そんなこんなで大いに食べて、大いに観光も楽しんだ1週間ともなりました。
さて、では最後にこのような食べ過ぎと害虫駆除の話を持ってきてしめたいと思います。
アリを駆除する場合に使用する毒餌ですが、これはアリの種類により食べるかどうか
好みが分かれる場合があります。
それに加え、同じような餌ばかりを食べていると、そのうち飽きることもあります。
例えば今回のように甘いものばかり与える、もしくは動物質ばかり与えるなどすると
一時的に食いつきが悪くなることもあります。
アリを駆除する際に「今までよく食べていた毒餌に最近集まりが悪くなっている」と
感じたら他の餌に換えてみるのも一つの手段です、という結論を申し上げたところで
本日は筆をおきたいと思います。

フリートウィーク!

「観艦式が駄目ならフリートウィークがある」と、望みを捨てない男の物語

再び帰ってきた、横須賀の町に
今年は海外出張という任務をいただきましたが、そのおかげで4年間楽しみに待っていた
観艦式は日程的に見送らねばなりません。
残念に思っていたところ、直前の1週間からフリートウィークという期間に入る情報を
入手し、何かいい催し物がないかをチェックしてみました。
すると土曜日・日曜日に横須賀基地にて艦艇および基地の一般公開があるとのことで
急遽参戦することにしました。
奇跡的に残されていた、遊覧船のチケット
ところで艦艇と基地を見学するなら、軍港内をクルーズする「YOKOSUKA軍港めぐり」の
乗船も申し込んでおきたいところ。
しかし、今から申し込んでも遅すぎる上に大きなイベントがある日ならなおのこと、
普通に考えるともうチケットの確保は絶望的。
それでも不思議なことは起こるもんです、諦めずに空き状況をチェックし続けていると
出現した、「空き1」という表示。
停泊する護衛艦(左より、さみだれ、ちょうかい、こんごう、いかづち、はたかぜ、はるさめ)
奇跡的に取れたチケット、そしてきれい過ぎるほど晴れた当日の空、桟橋に停泊する
今まで見たことがない数の護衛艦。
目に見えない何かのおかげかどうか定かではないですが、幸運過ぎる巡り合わせに
感謝しかありません。
船の動揺や周りに人が多すぎることですら何の苦にも感じず、シャッターチャンスが
来るたびにカメラは軽快な音を響かせます。
風にたなびく国際信号旗たち
なお、この土曜日と日曜日は満艦飾になるとのことで、ほとんどの艦艇が国際信号旗で
身を彩っておりました。
いつもは灰色一色の船体が、この時ばかりは華やかな姿となって水面に佇みます。
着水失敗なのか、これが普通なのか、波を顔にかぶるウミネコらしき海鳥
また、艦艇のみならず海上保安庁の巡視船や釣り船など、色々な船ともすれ違います。
何でも最近は太刀魚がよく釣れるのだとか。
そしてガイドさんの説明で初めて気が付きましたが、釣りバカ日誌の太田屋さんの
船もありました。
さらに空を見上げるとウミネコらしき海鳥の姿もちらほら、そしてそのうちの1羽が
ゆるやかに高度を下げながら海面へと滑り込み、そして沈んだと思いきや無事着水。
回し者ではありませんが、ご参考までに
せわしく写真を撮ったり、行き交う船の方に手を振ったり、海鳥を眺めているうちに
あっと言う間に過ぎた45分、残るのは確かな充実感とたくさんの写真。
ところで話は横道に逸れますが、他にも今月20日までは近くの猿島にてワンピースとの
コラボが開催されているようですので、ファンの方は行ってみると良いかもですね。
そして基地内へ
さて、海上から色々と眺めたので、次は基地内へと足を運ぶことにしましょう。
入場門をくぐり軽く手荷物検査を済ませたら、あとは護衛艦が停泊する桟橋へ。
土曜日ということもあり人がいっぱい、どこもかしこも行列だらけ、艦内を
見学させていただくのも一苦労。
うっかり左側の襟を出し忘れているのは御愛嬌
基本的には甲板の上やヘリの格納庫へ立ち入らせていただけるのですが、艦艇により
艦橋の見学(しばしば待ち時間が長くなる)や、隊員の方との記念撮影もあります。
私は「なりきりセット」の服を着させていただき、一瞬だけ「いかづち立入検査隊」の
仲間入りをさせてもらいました(サングラスは隊員さんの私物をお貸りしました)。
見た目は普通のつなぎ服っぽく見えますが、きちんと防刃・防火機能があるとのことで
何だか守られているような心強さを感じます。
あちこちに点在する史跡・記念碑
目いっぱい入り浸らせていただき、そしてお土産を買って帰るついでに町の中を散策。
その道すがら、ある時は公園の一角に、ある時は道路のすぐ横にと、あちこちに史跡や
記念碑が残されていました。
ただ遊ぶだけでなく、こういった物の1つ1つにも目を向けることも大事だと感じます。
帰り道に、ふと過去を想う
やがて迎えた帰りの時間、名残惜しさを感じつつ電車に揺られて目指すは実家。
その車窓を眺めながら何気なく思い出される、高校の頃から少しずつ読んだり
調べたりしていたかつての日本のお話、当時の情勢や水兵さんのお話のこと。
「あの人たちが帰省する時もここを通ったのかな?」や「何を想って?」など
目の前の景色と重ねるにつれ、危うく視界の端が滲みそうにもなります。
家に帰れば家族が待っていて、また単調であったとしても毎日が続いていくこと、
それだけでも十分恵まれているのだと今一度自覚し、感謝しなければとも感じた、
今回はそんな旅となりました。