臭い物には蓋をして、そのままやり過ごしたい男が書くブログ

急に涼しくなる日があれば、また猛烈に暑くなる日もあり、そして夕立のような豪雨が 降る時もあり、季節の変わり目がよく分かりません。 しかし、昼に川原でヒガンバナの赤色が並び、夜にキンモクセイの香りが漂い始めると いよいよ秋が来たと実感します。 同時に家のベランダや洗濯物に来るカメムシのにおいが脳裏に蘇る季節にもなりました。

一度でもカメムシからの洗礼を浴びれば、彼らを不用意に刺激しようとは思わないはず。 しかし、それでも同じ過ちが繰り返されるのは、ひとえに彼らが小さくて目立たないため うっかり接触してしまうためでしょう。 例えば上の写真では干しているバスタオルの赤丸部にカメムシがくっついていますが、 注意を怠ると見落としてしまうかもしれません。 余談ですが、こういう洗濯物に付着したカメムシを素手以外の方法でやっつけたい場合は 殺虫成分を使用していないカメムシコロリや凍殺ジェット(這う虫用・飛ぶ虫用)などが 適しています。

あと、この季節にありがちなのが前回のキイロシリアゲアリと同様に外灯周りの壁や 照明の光が丸見えになる窓ガラスの上にカメムシが飛んで来るというケースです。 写真では赤丸で囲んだところにカメムシが付着しています。 単に飛んできただけであれば、見た目が気持ち悪いだけで大した問題にはなりません。 しかし、それらが窓や扉の隙間から建物の中へ侵入し始めると「うっかり踏み潰す」、 「寝返りを打った時に押し潰す」、「味噌汁の中へ飛び込まれて食えなくなる」などの 悲劇が起こりかねません。

そういった事情からいよいよと対策が必要となれば、撒いてから効果がしばらく持続する タイプの殺虫剤を壁や窓ガラスに噴霧し、飛来したカメムシを片っ端からやっつけていく 作戦が効果的でしょう。 外壁のように面積が広い場合にはサイベーレ0.5SC、窓ガラスにはサイベーレエアゾールや PGガード、虫コナーズスプレータイプ(窓ガラス用)などがお勧めです。

なお、殺虫剤を撒く時のワンポイントとして窓のサッシへの散布が挙げられます。 写真の赤丸部にはカメムシが隠れていますが、このように時間をかけてサッシの 隙間から屋内へ器用に侵入します。 細かな点ではありますが、駆除のコツとして覚えておいていただければ幸いです。