セアカゴケグモ再び

この度の台風の被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

本日は、お昼休憩の一コマ。
食後の運動、ゴミ袋片手にいつも通り外にあるゴミ捨て場までの往復。
乾いた音を立てて落ちたゴミ袋、そして事務所へ帰る復路。
ふと気になった、事務所本棟の基礎に不自然な宙づりの落ち葉。
・・・見つけたよ。
予想通り、その上に張り巡らされた巣とセアカゴケグモの幼体。
この前、ココにいたのを桝井さんに駆除してもらったけれど、
復活か・・・まあ、いいさ。
さて、駆除か。液剤のサイベーレ0.5SCがベストな選択だけれど、
それを準備している時間は無さそうだから・・・ひとまず手軽に
散布できるサイベーレエアゾールはどうだろう?
これで武器の選定は、完了。次は、周りに他の個体が居ないか
確認しておこうか。
基礎をなぞるように視線を右から左へ、捉えたもうひとつの巣。
・・・持ち主は誰か?
種類は分からなけれど、セアカゴケグモではない他のクモ。
異物混入を気にする食品工場なら話は違うけれど、今回は
無理に殺す必要なんかない。あとで遠くへ退避させようか。
それと、近くにあった屋外の電源ボックスの中も確認。
ここも特に異常は無し、か。
さて、それでは関係の無いクモたちの退避作業から。
対象者は3匹、しばらくは向かいの塀で生活してもらおうかな。
これで準備完了、か。じゃあ作戦開始、サイベーレエアゾール噴射。
アルコールベースだから速乾性、薬液が直撃した基礎に少しの間だけ
残る黒い跡、やがてズームアウトするように消えて、元の白い基礎へ。

予防を兼ねて基礎の端から端まで歩きながら掃射、僕の後ろについて
くる黒い帯、作業を終えて振り返れば、消えて元通り。
影送り、か・・・うん?それは違うか。
サイベーレエアゾールの掃射を浴びて地面に落下したセアカゴケグモ。
毒さえ無ければ他のクモたちとわけ隔てなくだけれど・・・仕方ないか。
作業が終わり、何事も無かったかのように乾いて元通りの基礎。
ここに殺虫効果が残るのは、およそ一ヶ月ほど。
次回は広範囲へ散布するのに適していて、基礎みたいな
コンクリート面でもより強く効果が残るサイベーレ0.5SCを
散布しておこうか。

・・・今回もただの駆除日記になってしまいましたが、連休の間に
何か綺麗なものとか、身の回りの些細なものとか、撮って集めて、
またご紹介ができたらと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

ベランダの防衛線

ま、間違いない。奴だ、奴が来たんだ!

ベランダの窓を開けたままにしておいたのがいけなかったのかな・・・。
久しぶりに日付が変わる前に就寝しようと扇風機に手を伸ばし・・・
目の前に、テラッと生々しく光る流線型のボディ。
脳内に響き渡るサイレン、玄関へと引き返し、殺虫剤片手に戦闘配置。
・・・冗談ではない、か。
まずは標的の様子を観察、動きが起こらないのを確信して匍匐姿勢。
そのまま相手の右側方から匍匐前進で静かに接近。絶好の射点。
部屋を汚したくないので2秒間足らずの短い噴霧、一瞬の静寂の後、
異常行動を起こし始めたゴキブリ。そして様子を伺うこと10分ほど、
標的、傾斜大、撃沈確実。やがて仰天して行動停止、駆除完了。
さて、死骸の回収か。どうしよう?ティッシュペーパーごしに
掴んで捨ててもいいけれど、こんな時のために備蓄しておいた
調査用トラップでひっつけてしまうのはどうだろう?
上からおもむろにペタッと貼り付けて・・・封印完了。
あとは、捨てずに置いてあった剥離紙を上から被せて完了。
そのままゴミ箱の中へ。
念のため、他にも侵入者がいないか念入りに索敵を。
・・・異常無し、か。
侵入してきたと思われるベランダも調査・・・他に敵影は無し、か。
もちろん、スリッパの中に隠れている悪質な子もいるから油断は禁物。
・・・どうやら今晩の子は、単独犯かな。
でも、また同じことが起きたらたまらないから・・・防衛線を築こうか。
調査用トラップの中にハムスターフードを入れて、ベランダに設置。
これでまたベランダにゴキブリが現れても、室内へ侵入する前に餌の
においに釣られて調査用トラップに入ってもらおうという作戦。
ここは三階だから、そうそうゴキブリは来ないはず。このくらいの
対策で当面は十分かな。
ベランダの両端に設置して完了。雨がよく当たってしまう場所であれば
耐水性のものを利用する方がお勧め。
こんなことをしなくても、自宅の前に落ちていたアシダカグモを手なづけて
用心棒になってもらう手もある。けれど、うっかりお隣さんのベランダへ
行ってしまったら悲劇以外の何物でもないから・・・うん、やはり僕の手で
きちんと始末しようか。

なお戸建ての住宅、またはマンションの一階とかだから、頻繁にゴキブリが
出てしまって困っているという方は、広い範囲へ散布できるような殺虫剤を
ご利用いただければと思います。
あまり殺したくはないけれど・・・這い回るクモに悩んでいるという方には
サイベーレ0.5SCがお勧めです。

・・・生々しい交戦記録でしたが、それでも最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました。
次回はもっと綺麗な写真をお届けできたらと思います。それでは、また。

■ 筆者の独り言

プロ野球のペナントレースも終盤。記録に残る華やかなプレーの影で
決して数字に表れない動きでチームを支えている選手だっている。
素人目にも「この捕手ならここですぐマウンドへ駆け寄って投手に
声をかけにいくかな」とか「今のは球を投げ返す前に立ち上がって
注意のジェスチャーをいれるかな」というフォローが目に浮かぶし、
それが陰で勝負の流れを少しずつ手繰り寄せているのかもしれない。

それを皆分かっているから、たまたま決勝打を放ってようやく光の
当たるプレーに繋がった時、選手同士からもファンからも派手に
祝福されるのかもしれない。影の努力を続ける難しさと大事さ、
垣間見た気がしました。

その熱は、何の熱?

背中押す秋の風、赤とんぼたちの伴走、9月のランニングの一コマ。

コロナ禍の自粛生活が続き、夏らしい思い出も無いまま9月になりました。
涼しくなってきたから、人の少ない場所でランニングなんてどうだろう?
進路に割り込んできた赤とんぼたちと短い間だけの3機編隊を組んでみたり、
池のほとりで誰かが上げた十数連もの見事な凧を眺めてみたり・・・
子供じみてはいるけれど、心が和むなと思います。
そして翌朝、体温計に表示されたいつもよりも高い数値、背筋に走る緊張。
でも、それは新型コロナに感染したからではなくて、ワクチンを接種した
副反応かもしれないし、昨夜の冷房が利きすぎていたせいかもしれない。
それとも、夕方に筋トレを頑張り過ぎたせいかな・・・うん、辛いものは
食べなかったっけ?冷静に一つずつ、原因を考えていけたらと思います。
そういった発熱を伴う症状から連想すること。それはマダニが媒介する
「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」をはじめとする様々な感染症。
コロナ禍で「キャンプが流行り」と言われているし、他にも「ひっそり
秋のハイキングを楽しもう」とか「畑で秋の収穫祭をしよう」といった
イベントでマダニと接触する恐れもあるから・・・「うかつに草むらへ
入らない」とか「長袖長ズボン長靴を着用する」、「必要に応じて服に
専用の忌避剤を散布する」などの対策をとっていただければと思います。
それと本題から外れてしまうけれど・・・秋に気をつけたいもう一つの話、
スズメバチ。弊社のマラソン部も過去に大変な目に遭ったので、皆様も
どうぞ注意ください。また小型で携行しやすいハチ用殺虫剤、万一刺された
時のポイズンリムーバーといった応急処置の装備も併せて準備しておくと
心強いかなと思います。

さて、今回は秋に注意したい虫の話に落ち着きましたが、次回も身の回りの
些細な事とか、色々目を向けながら書いていけたらと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

■ 担当者の独り言

2017年7月29日、舞鶴にて
中東海域における安全確保に関する取り組みとして護衛艦「ふゆづき」、
第6次隊として出港したとのこと。
初めて見たのは就役してから間もない2014年の6月、遊覧船の上から。
スマートできれいな船だなと感じました。
一般公開の時に浮環の前で記念写真を撮ってもらったり色々と思い出は
尽きない・・・無事、任務を終えて帰還されることを祈ります。

また順次と思われますが、艦番号を白から視認性の低いグレーに変えて
いるのを最近プレスリリースの写真で目にします。その意味を考えれば、
最悪の事態だけは避けられるよう願うばかりです。

光差す方へ

長い雨が明けても、まだ光明は見えないか・・・そうだね、今日も家にいよう。

お盆明けからは晴れた日が続いた8月の終わりでした。このまま秋に
突入するのかと思ったけれど、最後に少し夏らしい表情が見れて
良かったなと思います。
営業部の川上さんからいただいたプレゼント(メモ帳)
さて、今年はもう夏の甲子園も見納め。少し寂しいかな。

まるで投手の闘志が爆発したかのように、指先で弾けるロジンの粉。
糸を引くようかのように、真っすぐな白球の軌道。
甲高い金属音、土を巻き上げて宙へ舞う打球、思わず裏返る実況の声。
落下点に遊撃手の姿、踏み込んだ足、腰の高さまで舞い上がる土煙、
矢のような送球、走者の位置は、ジャッジは、勝負の行方は・・・。

どんな結末に終わろうとも、見る人の気持ちを動かす、心に光が差す。
それがスポーツの持つ力なのかなと思います。
そうして観戦している内に日が暮れて、ナイターの照明も灯る時間。
ふと家の外を見れば、窓ガラスの上に大小様々な虫たち。
言うまでも無く、外に漏れた光に引き寄せられて集まってきた面々。
さらにこれからの時季は秋の使者とも言えるキイロシリアゲアリの
羽アリがここに加わってきます。
体の色が赤っぽいこと、それに刺すような動きを見せることから
「ヒアリではないか?」と心配される人もいるかもしれない。
もちろん「いつ・どこ」で「そのまさか」があるか分からないから、
用心するに越したことはないと思います。
一方で、秋の初めにはこんな紛らわしいアリも出るんだってこと、
記憶の片隅に置いていただければと思います。
それと窓ガラスに付着する虫を放っておくと、やがて窓やサッシの
隙間から部屋に入ってきてしまうから・・・ここは、通さない。
最後の防衛ラインを築く窓ガラス用殺虫剤「サイベーレエアゾール」。
これが効果的なんだってことも覚えていて下さったら、またお手に
取っていただけたら、嬉しいなと思います。
最後に話は少し逸れて、某日の夜、夜空に打ち上げられた花火。
閉塞の日々に光を照らしてくれたようで嬉しいなと思いました。
この手の音楽はあまり聞かないけれど、強く印象に残っていて、
ふと思い出した「願いを込めた花火」という歌詞の一部。
願いはただ一つ、一日も早いコロナ禍の終息。そのために明日も
自分が出来ることを続けていこうと思います。

■ 番外:筆者の大失敗・米びつで茶を沸かす

何となくサブタイトルを見て察したという方がおられましたら
その通りです。
購入してから2ヶ月くらい経過したお米の中に明らかな異物。
・・・見つけたよ。
こちらも秋に多くなるチャタテムシ。とっておきのお米を
台無しにしてくれるとはね・・・まあ、いいさ。
こういう事態に陥ってしまった場合、もう袋に入れて処分するしか
ありません。僕の場合は、このまま会社へ持って行って、あとは
色々な殺虫剤の実験材料に。
なお、そういった実験の結果からファーストキルNがチャタテムシに
効果的であると分かっています。チャタテムシに困っている方が
いれば一度お試しいただければと思いますし、またそれで良い効果が
得られたという声を聞けたら、嬉しいです。
チャタテムシの始末が終わって、お米も新しいのを買って、
ようやく今日は看板か・・・それでは、いただきます。


来週もまた、ここでお会いできたらと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

薬の備蓄

この度の豪雨の被害に遭われた方へ、心よりお見舞い申し上げます。また、救護活動に従事されている皆様のご安全をお祈りいたします。

長い雨に打たれたお盆休みでした。でも、雲が多いのなら、
それはそれでまた違う景色が見れるのかもしれない。
そう思って毎日窓辺に腰かけた夕暮れ、仰いだ空、まるで
好転しない空模様。まあ、いいさ。
さて、お盆休みに終戦の日。ふと思い出す田舎の護国神社のこと、
墓地に点在する先の尖った墓石のこと。食べる物、それと薬さえ
足りていたら、帰って来れた人だっていたはずなのに。
翻って、少しずつだけど着々と揃えてくれた新型コロナのワクチン。
接種の賛否はもちろん、不安はあるし、強制力だって無い。でも、
僕はありがたく受けさせていただくことにしました。
そして肩を時々さすりながら帰り着いた自宅。接種後は
ランニングが出来ないから、今日は階段の上り下りが
地味な運動か・・・。
そんな中、ふと気配を感じた階段の天井。今月はクマゼミが
こんな風に外壁へ取り付いていることが多かったけれど、
それなんかと間違ったりはしない・・・見つけたよ。
さて、高所のゴキブリか。下手に正面からスプレーをかけると
そのまま暴れまわって顔へ飛びかかってくるかもしれない。
じゃあ、カメラを起動したスマートフォンとスプレーを持った
手だけを物陰からニュッと出し、カメラの映像を見ながら噴霧
するなんてどうだろう?最近再放送された映画「プライベート
ライアン」のワンシーン(鏡で様子を見る)を参考に。
余談が過ぎてしまいますが、漫画やゲームの世界しか知らない
人間に、地上戦がいかに凄惨で怖いものか教えてくれる点でも
よい映画だと思います・・・正直、あまり見たくないです。
そうして物陰から短い連射を浴びせつつ、地面にたたき落とした
クロゴキブリ。ここまで来たら、あとは距離を詰めてしっかり
噴霧するだけ。
もちろん、作業中に誰かが不意にやって来て、誤射しないように
周囲の状況確認も大事。

それともう一つ大事なこと、それは夏の終わりでもゴキブリが
屋外にも屋内にもまだまだ出没してしまうこと・・・殺虫剤を
切らしていて反撃出来ない事態に陥らないよう、こちらの薬の
備蓄もしっかりしていただければと思います。

更新が滞ってしまいましたが、来週もここでお会いできたら
嬉しいです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

煌々生活

しとしと降る梅雨が明けて、次はさんざめく蝉時雨か。騒がしくなるね。

関西は、やっと梅雨が明けました。閉塞の日々に変わりはないけれど、
通勤途中に見る山の緑、空の青、少し気分が開放的になっていいなと
思います。
でも、その彼方に沸き立つ入道雲を見れば、所詮綺麗事を並べたとて
正直な気持ちと向き合わなければいけないかなとも思います。
何処にも寄らず、帰ろう。帰ればまた、来られるから。
さて、どこにも行けない4連休。カメラの勉強でもしようか。
燦々と降り注ぐ太陽の光だって、いい素材になるかもしれない。
狙い通りに切り取れるよう、被写体を見つけては練習の繰り返し。
そして早速出番が来た、新調した眼鏡に付属するオプション。
これを使えば、サングラスと同等の効果が得られるから、
空を見上げ続けても、目が眩むことが無くて助かるかな。
そのサングラスのパーツをカメラのレンズにかざして見た景色。
太陽光が、かなりカットされていて見やすい。でも着脱式だから、
無くさないように気をつけないといけないな・・・。
そして撮りためた写真を整理する夜。煌々と灯る窓ガラス、やがて
その光におびき寄せられて続々と窓辺に集まってきた虫たち。
夜遅くまで趣味に没頭していたら、同じようなことになっていたと
いう人もいるかもしれないし、外出ができない巣ごもり生活の今、
家にいる時間が長いせいで余計にこんな虫たちが目についてしまう
という人だっているかもしれない。さて、どうしようか?
そんな時は、屋内の照明を「虫たちが集まって来にくくなる
防虫仕様のもの」に変えてしまう手もあるし、または蛍光灯へ
「虫たちが好む光をカットする防虫カバー」を装着する方法
だってある。お部屋の照明に合わせて選んでいただければと
思います。
それと「蛍光灯に装着する防虫カバー」は、隣に並べた一円玉と
見比べて分かる通り、そこそこの厚みもあります。
だから、万が一蛍光灯を落としてしまった時に、ガラスが飛び散る
という悲惨な事故を防止する飛散防止機能もあって便利。
特に異物混入に細心の注意が必要な製造工場では、その側面からも
心強い味方になるかなと思います。
でも、そんな「防虫ランプ」や「蛍光灯に装着する防虫カバー」にも
弱点はある。
例えば、虫から「全く光が見えなくなる訳ではない」から、想像の通り
畑の中にぽつんと1軒だけ建物があって、周りに光源が無い条件下では
どうしても虫が飛んできてしまう。
それと、電光看板とか外灯に面していて、その光に照らされてしまう
場所だと、いくら室内から煌々と漏れる光に注意していても、やはり
虫はやってきてしまう。・・・困ったね。
そんな時は、光に照らされる外壁に液状の殺虫剤を撒いておく、
あるいは窓ガラスにガラス専用の殺虫剤を散布しておいて、
飛んできて着陸した虫をその都度駆除する方法で対処する手も
ありだとおもいます。

さて、今回は光と虫に関するお話をご紹介させていただきました。
連休明けもまた、ここでお会いできたらと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

■担当者の独り言

昭和18年7月29日、奇跡の作戦と称された「キスカ島撤退作戦」が
実行されました。ここでは詳細は割愛します、気になる方は書籍や
インターネットなどで調べていただければと思います。
遥かアリューシャン列島の先、キスカ島で孤立した将兵約5,000名、
彼らを厳重な包囲網をかいくぐってどう救助するのか。
轟々たる非難を浴びながらも、「帰ればまた帰って来られる」と
成功の望みが薄いと判断された時期を避け撤退。そして2度目の
チャンスで見事作戦を成し遂げた指揮官の判断力は、何を決めても
非難され、正解なんかどこにもなくて、先行きも全く見えない今、
自分がどうあるべきか考え直す一助になるのかなと思います。
もちろん今も辛いことは変わらないけれど、文章だけでも伝わる
生き地獄と比べれば、僕の毎日なんか些細なものに見えてきます。
そう思って、この連休は美味しい物をしっかり食べて、来週も
その先も戦い抜けるよう、整えていけたらと思います。

夏の宵とゴキブリ

空は、夕焼け。明日も、晴れか・・・いい一日になるよ。

本日は夏至。実感は湧かないけれど、日の出から日の入りまでが
一番長い日。
今日が終わってしまっても、まだしばらくは綺麗な夕日を見ながら
家に帰れる日だってあるかもしれない。
帰宅の時、少し寄り道をして、山の遊歩道とか川のほとりから
空を見上げてみるのもどうだろう?黄昏時も、いい時間だよ。
夕日を眺めながら家に帰って、ご飯を作りながらふと窓を見る。
すっかり夜か・・・。
今晩は涼しいから、食事と洗濯が終わったらランニングに行こう。
そう思って外へ出ると、廊下に現れたピカッと光る何か。
・・・見つけたよ。
クロゴキブリ、か。さて、どう始末しよう?目についたのは
こんなこともあろうと自宅に持ち帰っておいた殺虫剤たち。
相手がクロゴキブリなら、フマキラーFK2001が適任。
でも、下手に近寄って噴霧すると、もんどり打ったゴキブリに
飛びつかれるかもしれないから、少し距離をとろうか。
そうして背後から流すように一連射、悶絶しながら廊下の端へ
消えていったゴキブリ。駆除完了、か。
ところで、なぜ「ゴキブリだったら殺虫剤はコレ」という
決まりがあるのかとか、「そもそもゴキブリとはどんな
生き物なのか」ということを今月のセミナーでご紹介します。
今週は、最終日程として水曜日に「殺虫剤のセミナー」を、
また金曜日に「ゴキブリのセミナー」を開催します。
まだ若干残席がありますので、お申込をいただければ幸いです。

大きくて怖くない蛾・小さくても危ない蛾

今日は、少し写真がリアルかな・・・。

いつもより、少し早めに帰宅させていただいたこと、
それが運命の出会いに繋がったのかもしれない。
自宅のポスト前にいた、五百円玉よりも大きな何か。
この子にとっても、最初に見つけたのが僕だったこと、
それが幸運だったかもしれないね。
普通の人なら悲鳴を上げる、大きなグライダーのような蛾。
正面から撮ると、今にも離陸しそうな迫力。僕好みの子。
誰かに見つかって駆除される前に、救助してあげようか。
そう思って差し出した指に乗せられた前足、少し感じる重さ。
過去にも会社とか駅のホームとかで似たことがあったけど、
こんな時、彼らは素直にこちらの指示に従ってくれる。
元々そんな習性があるのかもしれないし、もしかしたら人を
選んでくれているのだとしたら、それは少し嬉しいね。

・・・自宅から少し離れた、灯りの少ない街路樹の上でお別れ。
短い間だったけど、お元気で。
さて、そんな大きな蛾。人から嫌われてしまうのは仕方ないし、
もしかしたら、それが当たり前なのかもしれない。
でも、手のひらに乗せても毒を受けることは無いし、咬んだり
刺したりもしない温厚な蛾。少し優しく取り扱ってあげても
いいかもしれない。

でも、それとは違って、もうすぐ出るカレーのような色をした
小さな蛾、これには要注意。その正体はチャドクガという毒蛾。
まともに触れると大変な目に遭うから、小指の先ほどの黄色や
こげ茶色の蛾が出たら、少し気を付けていただければと思います。
対策は、換気をするとか涼をとるとか、窓を開ける時に
網戸をしっかりすること。
そして、窓とその周りに窓ガラス用の殺虫剤をしっかり
散布しておくこと。これが、手堅いかなと思います。

・・・少し手短で、リアルな写真を多用する記事になって
しまいましたが、今日の身近なところで起きた出来事と
いうことで書かせていただきました。
来週は、もう少しマイルドなお話をお届けできたらと
思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

トウゴウヤブカ

海軍さんにまつわる話なら、筆が進んでくれるね・・・。

緊急事態宣言が、今や日常の一部になってしまいました。
それでも、読書とかランニングとか、楽しめることは
まだ残されているし、巷では釣りがブームになっている
なんてニュースもありました。
ベテランの方は、密にならない磯釣りなんかも楽しんで
いるのかなと勝手に想像しています。
菅野チーフの写真フォルダから拝借、トウゴウヤブカ
さて、そんな潮溜まりの釣人に襲いかかってくる虫。
その一つに挙げられるのはトウゴウヤブカ。
何故海岸付近でよく見られるのかと言えば、それは
幼虫が海水の中で生活できるため。海水の塩分にも
耐えられる適応力、これには脱帽せざるを得ないか。
ところで、何か聞き覚えのあるトウゴウという名前。
これは想像の通り、日本海海戦でバルチック艦隊を
破ったことで有名な東郷平八郎元帥に由来します。
なお、本種を初めて発見したのはイギリスの昆虫学者。
「蚊がマラリアを媒介することが分かったから、じゃあ
次は世界の各地から蚊のサンプルを収集しよう」という
背景から行われた研究調査。
そんな中、大阪湾の潮溜まりから採集した新種の蚊が
本種であったと言われています。
写真:記念艦「三笠」艦上展示パネルより
トウゴウヤブカとして命名されたのは日本海海戦から
2年後の1907年。わざわざ日本人に因んだ種名をつけて
くれたのは、日本とイギリスが友好関係にあったこと、
それと過酷な環境で逞しく生きる姿を重ね合わせたとか
・・・真相は分からないけど、そんな理由も添えられて
いたら、嬉しいね。 
さて、1905年5月28日に日本海海戦は終わったけれど、
今年の5月28日はどうだろう?残念ながら、終わりの
見えない新型コロナウイルスとの戦いの真っ只中かな。
言いたいことも、苦しいことも、たくさんあるけれど、
乗り越えていけるよう奮励努力して過ごしていこうと
思います。

来週もまた、ここでお会いできれば嬉しいです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

■担当者の独り言

去年から「坂の上の雲」を読み進めているせいかな・・・。
ある日実家で見つかった、ひいおじいさんが日露戦争へ
出征した時の徽章。何か、呼ばれるものがあったのかも
しれないし、ただの偶然かもしれない。
旅順みたいな最前線にいたのか、あるいは安全な後方に
いたのか、もう知る術なんかないし、ひいおじいさんの
武勲にも僕は興味なんてない。
でも、生きることが難しかった毎日を越えて、僕らに
襷を繋いでくれたことに「ありがとう」って伝えたいし、
だからこそ、新型コロナなんかに負けてはいけないとも
思います。

さみだれ

緊急事態宣言も、五月雨式か・・・そうだね、いつか明ける日を待とう。

旧暦の5月頃に降るから五月雨。そんな謂れは置き去りにして、
近畿地方は早くも梅雨入り・・・通勤が、少し億劫かな。
でも、何年も前、土砂降りの雨に閉口しながら旅へ行ったこと。
それが今では懐かしいなと思えば、今日も明日も会社へ行けて
仕事をさせてもらえる日々に、感謝しないといけないな。
さて、梅雨の時季になると、五月雨式に届くお問い合わせ。
それは、大雨の日に家の中へ押し寄せてくるヤスデの問題。
もちろん、彼らも棲み処ごと水没して溺死したくないから
避難して来るのであって、かわいそうだと思う。
でも、僕らだって同情はしてられないから、何か対策を
立てようか。
ここでポイントになるのは、ヤスデが殺虫剤に触れてから
死ぬまでの時間。普通に考えると、殺虫剤に触れたら即死
なんてことは稀で、10分とか20分くらいの時間差が生じて
しまう。つまり、ヤスデの大群がよし寄せてくる場合には、
その経路上に殺虫剤を撒いたとて始末し切れず、屋内への
侵入を許してしまうだってある。それなら、あらかじめ
ヤスデの棲み処へ殺虫剤を散布して、問題が起こる前に
少しでも数を減らしておく作戦なんてどうだろう?
でも、ヤスデの棲み処には落ち葉や枯れた雑草の隙間という
「殺虫剤を散布してもヤスデのいるところまで届いてるのか
分かりにくい」という場所も含まれてしまう。
こんな時、液体の殺虫剤をびしょびしょになるくらい散布する
方法もあるけれど、ある程度重さがあって落ち葉や枯草の間に
落ちていく砂粒状の殺虫剤もお勧め。
散布する時に「スコップで撒く」とか「半分に切ったペット
ボトルに入れて散布する」とか、少し手間はかかるけれど、
「サラサラと落ち葉の間に落ちていく音」や「撒いた跡が
分かりやすい」のは、きちんと散布できた実感があって
いいなと思います。
しかし、コンクリートやアスファルトの上だと、砂粒状の
殺虫剤は目立ってしまう。こんな時は液体系の殺虫剤に
切り替えるのがベスト。
見ての通り、液体系の殺虫剤は乾いてしまえば何も跡が
残らないし、弊社お勧めのものは殺虫剤のにおいすらしない。
害虫だけでなくて、薬剤臭も少し苦手なんだって方にも
是非試していただきたいです。また、これで虫の悩みが
無くなってよかった、というお声を聞けたら嬉しいです。

雨が降り続いて、うんと陰鬱な毎日になったけれど、身近な、
些細なものに目を向けて、来週もお話をお届けできたらと
思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

■ 担当者の独り言

本当は、来年もその先も、閉塞の日々に終わりなんか無くて、
意味のない持久戦だったと最期に知るのかもしれない。
それでも、今できることをやって、いつか報われる日が来たら、
それは嬉しいから・・・うん、もう少し、頑張ろうか!