軒先に毛虫がたくさんいる時の話

外出ができず、平凡なお盆になりそうな男が綴るブログ

庭木も無いのに毛虫に刺される

コロナウイルス感染拡大という現実が一番の恐怖ですが、夏の定番と言えばやはり
怪談でしょう。
そしてその怪異の正体が実は虫だったというケースも少なからずあります。
例えばチャタテムシの一種が立てる音は妖怪「小豆洗い」のモデルになってますし、
今回ご紹介するヤネホソバに刺されるというのは「自晧という尼さんの亡霊による
祟り」とされています(※1)。

(※1.引用文献)
原色図鑑 衛生害虫と衣食住の害虫 安富和男・梅谷献二 全国農村教育協会 

■ その「ヤネホソバ」というのは何か?

ヤネホソバとは小さな蛾で、問題となる幼虫の姿は「灰色をした典型的な毛虫」です。
 弊社姉妹ブログ「虫取りたちのつぶやき」に幼虫の写真を掲載しておりますので
リアルな虫の写真を見るのが苦にならない方はご覧いただければと思います。 
また、この幼虫時代は苔を食べて生活するため、自然環境下では苔むした岩や木の皮、
家の周りでは苔が生えた外壁や屋根の隙間が好適な生息環境になります。
筆者もこの業界に入るまでは見たことが無くマイナーな昆虫と認識していましたが、
ここ最近は「幼虫に毒がある」ことも相まって相談が多く寄せられています。

■ 傾向と対策

このヤネホソバのお問い合わせでありがちなのが「家に庭木はおろか植物も一切無く」、
「近所に公園がある訳でもない」のに「何故かベランダや軒先に毛虫が多数出る」と
いうものです。
最初こそまさに怪異ですが、「苔から発生する」と分かれば家の壁などに生えた苔が
原因であると想像できます。
しかし「苔から発生します」と説明しても「ベランダや軒先はきれいにしてるのにねぇ、
どうしてなんでしょう」と困惑されることもあります。
上の写真がよい例ですが「ならばどこに原因があるのだろう」と考え込んでしまいます。
その答えの一つはベランダや軒先の真上、つまり屋根の表面や瓦の隙間、雨どいから
生えた苔ではないかと考えられます。
そこで発生し、やがて成長したものが「新たな餌を探して」なのか「蛹になる場所を
求めて」なのか定かではありませんが、軒先や外壁へ移動するのでしょう。
ヤネホソバの対策は「清掃して苔を除去する」ことが基本であるものの、こんな時は
清掃そのものが難しく、従って殺虫剤の力を借りる必要があります。
具体的には「幼虫をよく見かける」という場所へ「サイベーレ0.5SC」を吹き付けて
おくとよいでしょう。

■ これは筆者の想像

まだ検証を要するお話ですが、オフィスや工場の外周にある側溝周りも「日陰かつ
常時水で濡れている」ことから「苔が生えやすく」、その結果「ヤネホソバが発生
しやすくなる」ことがあるかもしれません。
想像がさらに膨らみますが、そんな側溝から外壁へと視線を移すと視界に入る窓。
特に最近は「新型コロナウイルス感染拡大防止のため」に換気が推奨されています。
ヤネホソバの幼虫が這い回っているうちに、ひょいと窓から入るかもしれません。
「それは心配だな」という場合はサッシの中と周りへ「サイベーレエアゾール」を
吹き付けておくとよいでしょう。
こんな窓の場合も、サッシの裏側へ「サイベーレエアゾール」を散布しておいて
よいと思います。
これも自信はありませんが、建物基礎の水切りのところも怪しいかもしれません。
ここは作業性で言えば「サイベーレエアゾール」ですが、殺虫剤を散布する面積が
広いことを考慮すると、たくさん撒ける「サイベーレ0.5SC」の方がよいでしょう。

■ 木が苔むしているところにも注意

以上、ヤネホソバが建物の外壁や屋根、軒先といった建物周りで見られやすいこと、
また発生源や対策について、一部推察も交えながらご紹介しました。
そして最後にウッドデッキやラティス(上の写真のような木の枠)といった木製の
物にも注意が必要ですとお伝えして、このお話はおしまいです。
・・・見つけたよ。

■ 担当者の独り言

今年は地元の花火大会も中止になってしまいました・・・今まであって当たり前と
思っていたものがそうでないこと、感謝の心が足りてなかったなと改めて思う夏の夜。
そしてある夜、自宅の前に落ちていたノコギリクワガタ・・・もうすぐ近くの山へ
返しにいこうと思いますが、ちょっとした出来事に心が和みます。
お喋りが過ぎてしまいましたが今日はここまで、もうネタが無くて困っていますが、
来週もまたこのブログでお会いできれば嬉しいです。

アリのような虫に刺された時の話

そろそろ素麺とか、にうめんが主食になるであろう男が書くブログ

「家の中」で「アリみたいな虫」に「刺される」

■ それは本当にアリだろうか?

当ブログは極力リアルな虫の写真を載せないルールですが、今回はご容赦を
最近気になる虫のお問い合わせがありましたので、本日の話題にしようと思います。
上の写真はシバンムシアリガタバチと言い、名前の通り「アリの形をしたハチ」です。
素麺などの乾麺、乾燥シイタケ、切り干し大根といった乾燥野菜、他にもお茶の葉や
菓子類などから発生するシバンムシ類に寄生する昆虫です。
人に寄生することはありませんが、「そこに居ると知らずにうっかり触れる」と
反撃で「プスリッ」と刺されることがあります。
「家の中」で「アリのような虫に刺された」という場合、本種の仕業であることが
多いです。

■ 宿主となるシバンムシ類への対策が重要

このシバンムシアリガタバチを駆除する場合、殺虫剤の散布だけでは解決しません。
それに加えて彼らの宿主であるシバンムシ類もきちんと駆除しなければなりません。
では、その「シバンムシ類を駆除するためのキーポイントは何か?」といえば
発生源となる物を清掃・除去することでしょう。
台所のキャビネットは要注意
「発生源の清掃・除去」といっても難しいお話は何もなく、保存食品を保管
している棚とか机の周りを掃除機などを用いて掃除するだけです。
特に上の写真のような台所のキャビネットは真っ先にチェックしましょう。
底のところに細かい食品屑が溜まっていたら、掃除機で全て吸い出します。
ジップロックはアテにしない
また、「食品をジップロックで保管する」や「ビニル袋に入れて輪ゴムで口を
縛る」というのは封ができているようで実は虫の目からは隙間だらけです。
そのような管理をしているとシバンムシ類が食品から湧いてしまう原因にも
なりますので、ネジ式の蓋のついた瓶などで保管するのが正解です。
心そこにあらざれば、視れども見えず
それと上の写真のように「上から引き出すことができるキャビネット」の場合、
機構が少し複雑になっているため、基部のところにも食品屑が溜まります。
事実、ここではシバンムシ成虫の死骸が4体見つかり、小規模ながら発生源に
なっていたことが伺えました。
普段何気なく視界に入る場所ですが、このようなところも掃除機でしっかり
清掃しておきましょう。
畳はよほど古くない限り大丈夫と思われるが・・・
最後に、シバンムシ類は「乾燥した植物質であれば何でも加害する」という性質から
「畳のイ草」をも食害します。
筆者の経験では「なかなか畳からシバンムシ類が発生しない」との印象がありますが
発生源としてマークしておく必要はあるでしょう。
特に畳の表面にボールペンで刺したような丸い小さな穴が複数あれば少し注意です。
シバンムシ類の成虫が畳の中から羽化する際にあけた穴の可能性があるためです。
こんな時は調査の上、畳ごと交換してしまうのがよいでしょう。

■ 殺虫剤はどんなものを使用するのか?

殺虫剤の安全性にこだわるならお勧めのものがあります
シバンムシ類の駆除を考えた時、厳密には「幼虫の発生を予防するような殺虫剤」を
使用するのがセオリーです。
しかし食品工場と異なり、一般家庭の場合は清掃による発生源対策がきまりやすく、
そこまで本気の殺虫剤処理が必要なのか少し疑問です。
まずは清掃後に仕上げとしてバルサンなどの燻煙剤を利用する、あるいは撃ち漏らした
成虫がひょこひょこと出てきた時に「安全性が高く、べたつきも残らない殺虫剤」で
個別に駆除する方法でもよいと思われます。
以上、タイトルとは違ってシバンムシ類への対策が中心の記事になってしまいましたが、
こうすることでシバンムシ類ごとシバンムシアリガタバチを駆除することができます。
ただ「それでもちょっと不安だなぁ」という場合はお気軽にお問い合わせください。
色々とお聞きするので少しお電話が長くなるかもしれませんが、最適な対策をご提案
させていただきます。

■ 担当者の独り言

耐え抜いた4連休
旅のプランはよりどりみどり、誘惑が非常に強かった4連休でしたが外出したい気持ちを
ぐっと堪えてステイホームを遵守しました。
投じられた真ん中高めのストレート、息を呑んで釣り球を見送り、次の一球へと繋げる。
本格的な野球の経験者ではありませんが、そんな思いでした。
旅の写真を眺めて過ごす日々
しかし、それだとストレスが溜まる一方なので、会社でいただいた旅行の冊子や
過去の旅行写真を眺めて気分を紛らわせていました。
今回は旅先で食べたあれこれについて整理・・・僕も少しお腹がすいたなぁ。
大体の味は覚えているので・・・
休日も資料作成に励むのはよいことですが、何かしらのアクセントも時には必要。
僕も料理、やってみようかな・・・。

蚊を退治する(ボウフラ編)

このたびの豪雨に被災された皆様へ心からお見舞い申し上げますとともに、救護・復旧作業に従事されている皆様の安全をお祈りいたします。

成虫の次は幼虫(ボウフラ)退治

 蚊を退治する上で大事なことは何か?もちろん飛び回る成虫への対処も挙げられようが、それ以上に幼虫、すなわちボウフラが湧いている場所を無くすことが重要である。可哀そうだが根絶やし作戦である。では次に蚊が湧く場所はどこかという疑問が湧く。端的に言えば、落ち葉などが溜まっている水たまりである。具体的には以下に記す通りである。

1.植木鉢の受け皿

 まずは外に置かれた植木鉢である。大抵は下に受け皿が敷かれている、あるいは鉢カバーの中に入れられているという具合であるが、これに注目したい。

 受け皿や鉢カバーの底に落ち葉と雨水が溜まっていないだろうか。というのはボウフラは水の中に生息し、そしてそこに溜まった落ち葉や泥といった有機物を食べて育つ。つまり、こんなところはボウフラにとって生活しやすい場所なのである。

 では、そんな受け皿や鉢カバーをどうするか?簡単である。水洗いしてボウフラもろとも中に溜まった水と落ち葉をきれいに洗い流し、そして乾かすだけである。だがしかし、雨が降ると再び水がたまり、そして時間とともに落ち葉や泥も溜まることには注意が必要である。できれば月に1回を目安に溜まった水と泥を捨てる作業を繰り返したい。

2.地面に長い間放置されている

 では次に下の写真である。筆者が高校生の頃、亀(イシガメ)の飼育に使用していたコンクリートのトロ舟である。今は時々お花の植え替えをする時に土と肥料とを混ぜる以外には使われておらず、長い間伏せられたまま置かれている。

 このトロ船をよく見ると裏面に凹凸が多く、泥や水が溜まりやすい構造であることが分かるであろう。そしてそこが小規模ながらも蚊が湧く場所になることは容易に想像がつく。事実、調べてみたところ手前の凹凸部にボウフラが数匹生息していた。

 この場合も全体を水できれいに流す、タワシで泥を落とすなどした後、乾かしておく。そして使わない、または年に数回しか使わないのであれば物置に収納しておくのがよいであろう。

3.ビニルシートの水たまり

 それと変わった事例の紹介である。これは雨除けカバーをつけた自転車であるが、カバーをつけたまま長い間放置されていた。そして、である。自転車のカゴのところを見ていると、そこに水と落ち葉が溜まっていた。こんなところも蚊が湧くかもしれない場所として要チェックである。

 この場合も難しく考える必要は無い。自転車から雨除けカバーを外して水と落ち葉を落とす、そして綺麗に洗って干す。そしてまた自転車にかけ直す。以上で解決である。ただし、カバーを外す時に落ち葉とか色々な物の混じった生ぬるい水が一気に流れ出してくる。自分にもであるが、まず周囲の人に水をひっかけないように注意したい。

4.コンクリートブロックの中

 さてさて、しつこく蚊が湧くであろう場所探しを続ける。今度は庭木や雑草が生い茂っている場所である。汚れる、痒くなる、色々と億劫であるが、これらの葉をかき分けて地面に何があるのかを調べたい。思わぬ蚊の隠れ家が見つかることもある。

 これは庭木の影に隠れていたコンクリートブロックである。穴のところに雨水と泥が溜まっていた。蚊の格好の住み家である。いささか面倒であるが水を捨てるとともにゴミをほじくり出し、水はけをよくしておく。あるいは水が溜まらないように横へ倒してしまってもよいだろう。

5.大きな金魚鉢や水瓶の中

 なかなか無いと思われるが、写真のような水瓶がある庭は注意したい。雨水や周りの庭木から落ちた葉っぱがすぐに溜まってしまい、蚊にとっての優良物件である。特に金魚やメダカを飼っている訳でも無く、水が溜まるにまかせているようであれば赤信号である。

 案の定、中を覗いてみると大きく育ったボウフラが十数匹見つかった。これは駆除のし甲斐がある。そう思って眺めるうちに、ふとほくそ笑む自分の顔が水面に浮かんでいることに気づいた。傍から見れば、どちらが正義か悪か分からない構図である。

  さて、話を元に戻す。これはどう料理すべきか?排水ポンプでボウフラごと水を捨ててしまい、後で底にたまった落ち葉や泥をさらう方法が挙げられる。しかし、それは面倒である。おまけに時間とともに雨水と落ち葉が再び溜まってしまい元の木阿弥である。そこでこんな時は水底に沈んで殺虫成分を出し続けるスミラブ粒剤を利用したい。詳細は商品ページに譲るが、ここはこれで解決である。

6.庭の雨水桝

 最後に、庭にあることすら忘れ去られた雨水枡に触れたい。ここも蚊が湧くかもしれない場所に挙げられる。過去に友人宅にて蚊の被害があり、雨水桝の見落としを指摘したところ博識な彼をも唸らせ、また喜んでもらえたのはプロとして何とか冥利に尽きるというものであった。

 さて、その中はどうなっているか。開けてみると水や泥が溜まっており、蚊が発生できる状態とも言えなくもない。何かしら対策は講じておきたい。この場合も先ほどと同様にスミラブ粒剤を散布しておくとよいだろう。

 なお、日曜大工が得意な方のご自宅でよく見るのがこちら。雨水枡の穴にきちんと メッシュを張り、蚊の侵入を防止できるようにしているものである。これは大変効果的である。お見事と賞賛の声を送りたい。

 ただ、それでも気を付けたいのは蓋の隙間である。砂利が挟まって蓋がきちんと閉まらないようであれば、そうして生じた隙間から蚊が雨水桝の中へと侵入して産卵し、ボウフラが湧くケースもある。きちんと蓋が閉まるよう清掃を心がけたい。

 以上、蚊に限らずであるが、清掃や片付けの行き届いていない場所があると何かしらの害虫が発生する。害虫駆除とは殺虫剤の散布だけにあらず、整理整頓も大事であると心得たい。ところで、庭には先ほど使用した殺虫剤や、その散布に使う道具が散らかったままである。そろそろ親に見つかる頃だと思ったところで本日は筆を置かせていただきたい。

蚊を退治する(成虫編)

 このたびの豪雨に被災された皆様へ心からお見舞い申し上げますとともに、現地で復旧作業に従事されている皆様の安全をお祈りいたします。

庭にたくさん飛んでいる蚊の成虫を一気に減らす作業

 しとしとと雨が降り続く中、久しぶりに太陽が顔をのぞかせた日曜日となった。そのせいか、なんか蚊が多くなってきた。聞くところによると、実家でも猛威を奮っているらしい。蚊の一斉駆除が必要であろう。そこで今回は蚊を退治するために使用する殺虫剤の使い方や注意点について述べたい。ご参考になれば幸いである。

1.使用するのは噴霧器と液体の殺虫剤

 さて、庭を飛び回る蚊を退治したい。どんな方法があるだろうか?蚊取り線香という声が聞こえてきた。それも正解であるが、そこそこ広い庭にいる蚊を一気に減らすような方法の方がありがたい。そこで、である。今日は水で薄めて散布できる殺虫剤を利用したい。広範囲に殺虫剤を散布する際は、こういった殺虫剤と噴霧器の出番である。そしてその中から今回は噴霧器#530とベルミトール水性乳剤アクアを選んだ。ベルミトール水性乳剤アクアとは、本来飲食店のゴキブリ駆除に使用される殺虫剤である。しかし用法用量に書かれている通り、薄めに希釈すれば植栽にいる蚊の駆除にも使用できる。

 なお、水で薄めて散布できる殺虫剤を使う時、殺虫剤も水も用法用量に従い計量する必要がある。安全性の高い殺虫剤とて、濃度が極端に濃すぎると何かしらの悪影響が出る恐れがある。反対に、用法用量よりもかなり薄い濃度にしてしまうと、期待していたような殺虫効果が得られない可能性もある。繰り返すが、きちんと計量することが大事である。なお、計量には100均で販売されている計量カップが便利である。ただし「殺虫剤注意」と書いておき、他の用途に誤って使用されないようにしておきたい。

 ところで、である。筆者はベルミトール水性乳剤アクアを使用するのが久しぶりであった。そしてそこに思わぬ落とし穴があった。それは何かと言えば、順を追って説明する。まず先にベルミトール水性乳剤アクアの原液を噴霧器のタンクへ入れたのであった。そして次に勢いよく水を噴霧器のタンクに入れたところ、御覧の通りビールのように泡立ってしまいタンクから溢れ返ってしまったのであった。 どうやら先に水を入れ、その後殺虫剤を入れるという手順が正解らしい。皆様は筆者の二の轍を踏まぬようご注意願いたい。なお、泡立ってしまったからといって殺虫効力には何ら影響はない。そこはご安心いただきたい。

 話を元に戻す。こうして殺虫剤と水を噴霧器のタンクに入れて蓋を閉め、次にすることは蓄圧作業である。蓄圧と書くと難しく聞こえるが何のことは無い。自転車のタイヤに空気入れで空気を入れることと同じである。すなわち噴霧器の頭についているピストンを上下させて空気を噴霧器のタンクへ送るだけである(これをポンピングと呼ぶ)。タンクの中の薬液(水と殺虫剤の混ざったものを薬液と呼んでいる)の量にもよるが、大体20~30回ポンピングすれば十分であろう。

2.散布前・散布中の注意点について

 次に殺虫剤散布の準備が完了したところで注意事項を述べたい。それは金魚やメダカといった魚への影響である。殺虫剤の中には魚への毒性が強いものがある。ベルミトール水性乳剤アクアは多少マシな部類と言われているが、それでも薬液が水槽や金魚鉢の中へ入ることは避けたい。従って水槽や金魚鉢は事前に移動させる、またはこういった物がある場所では散布を避けるといった配慮が必要である。

 また植栽に向けて薬液を散布する場合の注意である。大事に育てているお花があれば、念のため散布を控えた方がよいかもしれない。未だ聞いたことの無い事故ではあるが、デリケートな観葉植物だと葉が変色してしまったりする恐れがあるらしく、これに注意を要する。またイチゴやミニトマトの鉢植え、ゴーヤカーテンなど「作物が植えられている場所」の散布も控えたい。

3.散布のコツと、ありがちなミス

 さて、注意事項の説明が終わったところで、いよいよ薬液の散布方法である。植栽に撒く場合は植物の葉の裏側まで撒くよう心掛けたい。葉の裏側にも休憩中の蚊がいるためである。地味なようであるが、大事なポイントである。

 ところで今回使用した噴霧器#530であるが、ノズルの先端を見るとどうか?写真のように自由に角度をつけることが可能である。つまり植物の葉の裏側へ薬液を散布したい場合、ノズルを上向きにしてあげると噴霧がよりしやすくなる。この噴霧器を使用する際は覚えておきたい特長である。

 ただ、そうして気持ちよく約衛を散布しているとどうだろう?突如、薬液の噴霧が止まらなくなってしまい、びっくりすることがある。これは噴霧器#530のトリガー部分が知らないうちにロックされていることが原因である。

 トリガーのロックとは、赤いトリガーの上にある黒いパーツが 前方にスライドしている状態である。この黒いパーツが前方にスライドすると、トリガーを握らなくても薬液がずっと出続ける状態になる。

 なお、ロックの解除は簡単である。トリガーを下に押しながら黒いパーツを手前にスライドさせる。以上である。

● 来週は幼虫退治編をお届け

 以上、蚊を退治する際のポイントについてご紹介した。しかしである。蚊の成虫だけを退治しても、どこからともなく新たな蚊が湧いてくるのでキリが無い。同時に幼虫への対策、つまり蚊が湧く場所をどうにかすることも大事である。次回はこうした蚊の幼虫退治編をお届けする。来週もお付き合い願いたいと思ったとロコで本日は筆をおかせていただきたい。

新サイトのご紹介

この度の豪雨被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

リアルな虫の写真がご法度の当ブログですが、カブトムシならよいでしょう
訳あって会社の飼育室でカブトムシを2匹飼育していますが、なかなか餌を食べません。
仕方なく100円のバナナから400円くらいのバナナにグレードアップしてあげたところ、
自ら進んで食べに来てくれるようになりました。
100円のバナナは「食べなきゃ死ぬよ?」と上に乗せてあげても全然食べませんでしたが。
そして見事に食い散らかす・・・
これで土日は大丈夫と思い、そして月曜の朝に見ると水槽の中はゴミでぐちゃぐちゃ。
・・・君たちには失望したよ。
なかなか手間もお金もかかる子たちですが、これが生き物を飼う責任というものです。
アリの餌の好みも時々よく分からない
さて、時々お問い合わせをいただくアリの駆除ですが、よくあるご相談が「アリ殺しを
食べない」というもの。
これはアリが好む餌の成分や形状があるとのことで、うまくいかない時はアリ殺しの
種類を換えたりしながら対処します。
いかにも商社らしいコメントですが「高いアリ殺しの方がよく食べる時もある」ため、
価格も参考にしていただければと思います。
新サイトのご紹介がしたいだけでした、すみません・・・
さて、そんな「アリがアリ殺しを食べない」や「アリ殺しの種類が多くて分からない」
というご質問に対する答えをまとめたサイト「虫博士ドットコム」を作りました。
まだコンテンツが完全に揃っていませんが、今後も記事を充実させていきますので
虫でお困りのことがあれば一度ご覧いただければと思います。
もちろんメールお電話でのお問い合わせもお待ちしておりますので、虫のことで
何かございましたらお気軽にどうぞ。

換気をしつつ虫にも対処

野球中継の時間を元に一日の予定を組み、観戦態勢を整える男が綴るブログ

資料を作成しながらの野球観戦
数々の困難を乗り越えて、プロ野球のペナントレースがようやく始まりました。
開幕が遅れた分、春先の野球記事は各選手の内側にフォーカスを当てたものが
多くありました。
新加入の選手はもちろん、ずっとレギュラーでプレーされている選手についても
これまで知らなかった一面を見ることができたのは良かったと思います。
改装される前の横浜スタジアム(2018年4月)
思い返せば、入団してからずっとスターの選手や育成から支配下登録をつかみ取った
選手がいる一方で、ファンからの叩かれ方がひどい選手や不遇な起用され方の選手、
怪我からの再起にかける選手など境遇は様々です。
それでも、一つ言えることは「どんな選手にも必ずファンがいてくれること」と
「結果を出し続ければ応援してくれる人も増えてくること」ではないでしょうか。
選手一人一人のドラマもまた、スポーツ観戦の醍醐味と言えるでしょう。
観戦者数であれば、大いに増えて欲しい
ところで、新型コロナウイルスの感染防止対策に伴い、今も球場での現地観戦は
できないままとなっております。
昔は試合結果とともに入場者数もニュースや新聞で言及・記載されていましたが、
今年はそんな話も無いなぁと感じます。
こっちの入場者数も気になる
さて、そんな感染症対策をしながらの観戦、ファインプレーへの歓喜と部屋の換気、
気が付くと追いかけているのは白球の行方ではなく目の前を飛ぶ黒い点。
窓や扉を開けている分だけコバエなどの飛び回る虫が家の中に入りやすくなります。
窓ガラスの守り神、サイベーレエアゾールの噴霧
このような建物の中に侵入する虫には「建物へ近寄る前に捕獲する」や「建物の
壁や窓ガラスに取り付いた時に駆除する」、「屋内へ侵入したものを駆除する」
という3つの考え方で対処するとよいでしょう。
特に窓ガラスや網戸に取り付いてから屋内へ侵入しようとするコバエの対策には
サイベーレエアゾールを窓ガラス、サッシ、網戸に吹き付けるのがよいでしょう。
壁にひっそりムシポンポケット(とあるホテルにて)
また、建物の中に入ってしまった虫はキッチン虫スプレーで瞬時に駆除するほか、
事務所や工場、病院であればライトトラップを設置して捕獲する手もあります。
これだと捕獲された虫の種類や数まで分かるため、入場者ならぬ侵入個体数が
分かり、現状の防虫対策の良し悪しを判断する材料にもなります。
侵入者がいないか見張り、そして捕まえる、目立たないながらも効果的です。
長い間お疲れ様でした(海上保安資料館横浜館のパンフレットより)
最後に話は少し逸れますが、今まで長い間、海の見張り・安全に目を光らせてくれていた
巡視船「いなさ」が今月の下旬に引退しました。
2001年12月22日に起きた「九州南西海域工作船事件」は当時高校生だった私にも大きな
衝撃を与えましたが、この事件に対処した巡視船の一隻がこの「いなさ」でした。
そして最近調べ直して知ることになりましたが、工作船の沈没後に警戒態勢をとりつつも
漂流者に対して救命用の浮き輪を投下したなどの活動があったそうです。
大学生時代に知った逸話と、その名を継ぐものとの出会い
同じような「相手を撃沈後にその溺者救助を試みた事例」はスラバヤ沖、蔚山沖などの
海戦にも見られますが、どれもわが身を危険にさらす難しいケースだったでしょう。
そういった極限の状況下で勇気を持って判断が下せた人のこと、忘れまいと思います。
それと同列に語れるかどうかはさておき、私もうっかり家の中に迷い込んでしまった
虫に対しては、寛容に接してあげようと思います。
ただし、現場に現れた感染症を媒介する虫や異物混入の原因となる虫、彼らにだけは
職務上の責任というものがありますので、情けをかける訳にはいきません。

梅雨の季節と虫の相談

今までの病院から他の病院に変えることを「初診に返る」と呼ぶ男が書くブログ

4年ほど前、土砂降りの中決行した九州旅行の1コマ
弊社の所在地である大阪は、土曜も日曜もほどほどによい天気に恵まれました。
しかし来週からは再び雨の降る予報であり、出勤が億劫です。
テレワーク組が羨ましく、早く天気予報が「照るマーク」になってくれないかと
願うばかりです。
長く続く雨の予報は、この時季特有の虫の予報でもある
さて、そんな蒸し蒸しする時季は、カビから発生する虫・虫が増える時季でもあります。
それに合わせて多くなるのが「部屋にダニのような小さい虫がいる」というご相談で、
その正体はチャタテムシという小さな昆虫です。
一応、死骸などがアレルギーの原因になる恐れはあるものの、刺す・咬むといった害は
加えず、基本的に見た目の悪さだけが問題になります。
畳の上からカーペットを敷くことは推奨しない
カビから発生するということは、湿気のこもりやすい場所が発生源として疑われます。
中でも「畳が敷かれている和室に注意せよ」というのは我々からすると教科書通りの
調査方法となります。
加えて、畳の上からカーペットを敷いていると余計に湿気がこもるため、この場合は
カーペットの撤去も推奨されます。
ここの隙間に注目
あと見落とされがちなのが洋室のフローリングで、見るべき場所は巾木の隙間です。
この隙間にも湿気がこもりがちで、実際にチャタテムシの温床になっているケースも
ありました。
同様に、窓にある金属製のサッシ部分と木部のところとの隙間にも注意が必要でしょう。
使いまわしの写真ですみません・・・
このようなチャタテムシ対策に効果的なのがファーストキルNというスプレーです。
殺虫するだけでなく、次世代を担う幼虫の発育を阻害する、つまり発生予防の効果を
持ちます。
これを畳の裏や巾木の隙間といった発生源へ散布すると、徐々にチャタテムシの数が
減っていき、やがて姿を見なくなるはずです。
※関連記事: https://www.mushi-taiji.com/blog/303/ 
同じようなカビから発生する昆虫について記載しております。

梅雨の害虫と対策

麺つゆが入ってない蕎麦のことを十割そばと呼ぶ男が書くブログ

仕方なく4年前の写真を眺める
梅雨の季節になり休日もしとしとと雨が降り続けますが、ステイホームということで
どのみち外出は出来ません。
心が腐っても食中毒を起こさないよう食品の衛生管理には常に細心の注意が必要です。
ある意味これも毒キノコ、そして食虫毒
また、梅雨ということでムカデやヤスデといった害虫のお問い合わせも増えてきました。
そこで本日はそれらの害虫に対する対策についてお話します。
サイベーレ0.5SCと噴霧器#530の組み合わせ
まず建物の外周といったムカデなどが歩き回るところ、そして植木鉢の下といった
よく潜んでいるところへ殺虫剤を散布します。
この時、使用できる殺虫剤には粉状のものと液状のものがあり、どちらを選ぶべきか
迷うことがあります。
極論を言えば、どちらを使っても殺虫効力は大して変わりませんが、作業性などを
トータルでみれば水で薄めて散布できる液状のものがお勧めです。
意外と粘着トラップで捕獲される
しかし、ここで注意したいのが「液状にせよ粉状にせよ撒いて使用するタイプの殺虫剤は
効果が即死ではない」ということです。
つまりムカデが殺虫剤を撒いた場所を通っても、最終的に死亡するとはいえ弱りながら
屋内に侵入する可能性があるということです。
そんなムカデに対処するため、建物の入り口周りに粘着トラップを置く手段があります。
中に餌を入れてなくても普通に引っかかっるため、最終防衛ラインとしてあちこちに
置いておくとよいでしょう。

触わって良いもの悪いもの

そのうち伊予弁が移るのではと思われる男が書くブログ、ぞなもし。

ステイホーム中の読書
某日、弊社のスーパー営業マン中野さんから「前田さんとはいつか坂の上の雲について
語りたいね」とのお言葉をいただきました。
あしは横須賀で「記念艦三笠」を見学したことはあるが、小説は読んでおらんのじゃ。
大急ぎで書籍を取り寄せ、暇を見つけては読み進めております。
毎週休みは晴天なれど、旅行に行けず
読むうちに愛媛にある「坂の上の雲ミュージアム」、そのはるか遥か南「紫電改展示館」、
その紫電改に搭載された発動機「誉」を今月3日から展示する呉の「大和ミュージアム」へ
行きたい気持ちが急に募りましたが、まだ外出が憚られます。
しばらくは撮りためた写真を眺める、博物館のホームページを拝見するだけで我慢です。
旅行したい時もあるだろう、不満を言いたいこともあるだろう、それを耐えてゆくのが
男の修行である、と言い聞かせる。
ちょっとレアなタグボートの満艦飾っぽい姿(横須賀にて)
そんな撮りためた写真の中から本日ご紹介するのはこちら、船首をタイヤとか緩衝材で
保護されている船。
これは「タグボート」と呼ばれるもので、特に小回りが利かない、細かい動きができない
大型船舶の接岸・離岸などを補助するために使用されます(他にも使い道は色々)。
その際に相手の船体を直接押したりすることもあるため、船首を緩衝材で保護しています。
護衛艦いかづち(右)をサポートするタグボート(左)
海上自衛隊の基地では「YT:ヤード・タグ」と書かれた船、普通の港では船首にタイヤを
たくさんつけた船がいたら、それらが恐らくタグボートでしょう。
ところでお話は逸れますが、冒頭にある「坂の上の雲」にも関係する、日本海海戦の際に
「旗艦三笠」に掲げられた有名な「Z旗」というものがあります。
通常、これを単独で掲げると「I require a tug:私は曳船(タグボート)が欲しい」の
意味になるのはちょっとした余談。
さらに話が横道に逸れますが、上の写真で船尾だけが写っている「いかづち」の同型艦
「きりさめ」が「たかなみ」と交代するかたちで中東へ派遣されており、ただただ無事を
祈るばかりです。
どこを押してもいい訳ではない(呉にて)
閑話休題、そんなタグボートに曳いてもらったり押してもらったりする立場の船ですが、
押してもらう場所にはご用心。
うっかり変なところを押されると、船体が「ベコッ」とへこんでしまう事故に繋がります。
そのため、船体には押してもよい場所、タグボートマークというものが書かれています。
上の写真では「白いTの字」のマークがそれで、他にも黒い縦棒3本で示されるものなど
多少バリエーションがあるようです。
紙パックも押さえる場所に注意(某野菜ジュース)
そんなことを考えながら眺める、お昼ご飯の時間になると出てくる野菜ジュース。
「社員の健康が第一」ということで、このところ毎日1人1本配っていただいてます。
色々な種類があり「果たして今日のは美味いのか?不味いのか?」と想像しながら
封を切りますが、その前に持つところを間違えるとデスク一面に野菜汁が流出する
事故に発展します。
パック上面に書かれた注意喚起もある意味でタグボートマークかもしれません。
タッチプレーはよいが、ホームイン後のグータッチは控える(走者・亀井選手)
さて、お話の舞台を海から陸の上に移し、6/19に開幕が決まったプロ野球について。
新型コロナウイルスの感染拡大予防の観点から、当分は無観客試合となるようです。
また、練習試合を見ると、ホームランを打った後のハイタッチもしばらく自粛の様子。
もし上原投手がまだ現役だったら、いつものハイファイブがどう変化したのだろうか、
想像は尽きません。
手に乗られただけなら大丈夫だが、潰すと悲惨な目に遭う
さて、最後に押し潰すと危険な虫、カミキリモドキの仲間について紹介しましょう。
最近よく見かける、背中が青緑色をしたこの虫はアオカミキリモドキといいます。
体液中に毒を持ち、これが人の皮膚に触れると焼けるような痛みの後、水泡が生じる
などの症状が見られます。
そっと手の上に乗せるくらいでは何ともありませんが、不用意に刺激する、あるいは
素手で押し潰すなどすると思わぬ痛手を被るため注意が必要です。
窓ガラスに飛来することも多いため、あらかじめ窓ガラスにサイベーレエアゾールを
噴霧しておくなどの対策が効果的です。

ネズミも歩けばネズミ捕りに当たる

久しぶりに道端でこけた男の物語

人は5センチ以下の段差に気づきにくい(整体の先生談)
コロナウイルスの感染拡大に伴い、外出できないためかどうか定かではありませんが、
外でランニングしている人をよく見かけます。
私も人が少ない時間帯に時々走っていますが、某日うっかり道端で転んでしまいました。
どうやらアスファルト面とコンクリート面との間に段差があったらしく、そこに足を
引っ掛けて転倒したようです。
ところどころ血だまりが残る手袋
小学校の頃は「手をポケットに入れて走るな」と「こけた時に手をついて頭を守れ」と
叱責され指導を受けますが、そのような経験はこんな時に活きてきます。
右足に衝撃とともに鋭い痛み、転倒を悟ると同時に眼前へ迫る白いコンクリートの地面、
膝をガリガリと地面が削り取っていく感覚、その中で反射的に出した手。
加賀マラソン参加記念の手袋は、私の身代わりとなってズタズタになってしまいましたが
頭はかすり傷一つなく済みました。
膝から血液やら黄色い汁やらが垂れたまま帰宅、ここまで大きな傷を負ったのは
幼稚園以来ではないかと思います。
しかし走る機会が増えれば、その分転倒などの事故を起こす可能性も上がるため
今後も気を付けなければなりません。
そしてそれはネズミの場合も同様で、天井裏などに粘着板を敷きつめたままにすると
その分だけネズミが引っ掛かる確率は上がります。
グルットプロシリーズの粘着板であれば、どれも半年くらい天井裏に放置しておいても
捕獲力が失われないため、そのような敷き詰めっぱなしの作業には適しております。