夏の宵とゴキブリ

空は、夕焼け。明日も、晴れか・・・いい一日になるよ。

本日は夏至。実感は湧かないけれど、日の出から日の入りまでが
一番長い日。
今日が終わってしまっても、まだしばらくは綺麗な夕日を見ながら
家に帰れる日だってあるかもしれない。
帰宅の時、少し寄り道をして、山の遊歩道とか川のほとりから
空を見上げてみるのもどうだろう?黄昏時も、いい時間だよ。
夕日を眺めながら家に帰って、ご飯を作りながらふと窓を見る。
すっかり夜か・・・。
今晩は涼しいから、食事と洗濯が終わったらランニングに行こう。
そう思って外へ出ると、廊下に現れたピカッと光る何か。
・・・見つけたよ。
クロゴキブリ、か。さて、どう始末しよう?目についたのは
こんなこともあろうと自宅に持ち帰っておいた殺虫剤たち。
相手がクロゴキブリなら、フマキラーFK2001が適任。
でも、下手に近寄って噴霧すると、もんどり打ったゴキブリに
飛びつかれるかもしれないから、少し距離をとろうか。
そうして背後から流すように一連射、悶絶しながら廊下の端へ
消えていったゴキブリ。駆除完了、か。
ところで、なぜ「ゴキブリだったら殺虫剤はコレ」という
決まりがあるのかとか、「そもそもゴキブリとはどんな
生き物なのか」ということを今月のセミナーでご紹介します。
今週は、最終日程として水曜日に「殺虫剤のセミナー」を、
また金曜日に「ゴキブリのセミナー」を開催します。
まだ若干残席がありますので、お申込をいただければ幸いです。

大きくて怖くない蛾・小さくても危ない蛾

今日は、少し写真がリアルかな・・・。

いつもより、少し早めに帰宅させていただいたこと、
それが運命の出会いに繋がったのかもしれない。
自宅のポスト前にいた、五百円玉よりも大きな何か。
この子にとっても、最初に見つけたのが僕だったこと、
それが幸運だったかもしれないね。
普通の人なら悲鳴を上げる、大きなグライダーのような蛾。
正面から撮ると、今にも離陸しそうな迫力。僕好みの子。
誰かに見つかって駆除される前に、救助してあげようか。
そう思って差し出した指に乗せられた前足、少し感じる重さ。
過去にも会社とか駅のホームとかで似たことがあったけど、
こんな時、彼らは素直にこちらの指示に従ってくれる。
元々そんな習性があるのかもしれないし、もしかしたら人を
選んでくれているのだとしたら、それは少し嬉しいね。

・・・自宅から少し離れた、灯りの少ない街路樹の上でお別れ。
短い間だったけど、お元気で。
さて、そんな大きな蛾。人から嫌われてしまうのは仕方ないし、
もしかしたら、それが当たり前なのかもしれない。
でも、手のひらに乗せても毒を受けることは無いし、咬んだり
刺したりもしない温厚な蛾。少し優しく取り扱ってあげても
いいかもしれない。

でも、それとは違って、もうすぐ出るカレーのような色をした
小さな蛾、これには要注意。その正体はチャドクガという毒蛾。
まともに触れると大変な目に遭うから、小指の先ほどの黄色や
こげ茶色の蛾が出たら、少し気を付けていただければと思います。
対策は、換気をするとか涼をとるとか、窓を開ける時に
網戸をしっかりすること。
そして、窓とその周りに窓ガラス用の殺虫剤をしっかり
散布しておくこと。これが、手堅いかなと思います。

・・・少し手短で、リアルな写真を多用する記事になって
しまいましたが、今日の身近なところで起きた出来事と
いうことで書かせていただきました。
来週は、もう少しマイルドなお話をお届けできたらと
思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

トウゴウヤブカ

海軍さんにまつわる話なら、筆が進んでくれるね・・・。

緊急事態宣言が、今や日常の一部になってしまいました。
それでも、読書とかランニングとか、楽しめることは
まだ残されているし、巷では釣りがブームになっている
なんてニュースもありました。
ベテランの方は、密にならない磯釣りなんかも楽しんで
いるのかなと勝手に想像しています。
菅野チーフの写真フォルダから拝借、トウゴウヤブカ
さて、そんな潮溜まりの釣人に襲いかかってくる虫。
その一つに挙げられるのはトウゴウヤブカ。
何故海岸付近でよく見られるのかと言えば、それは
幼虫が海水の中で生活できるため。海水の塩分にも
耐えられる適応力、これには脱帽せざるを得ないか。
ところで、何か聞き覚えのあるトウゴウという名前。
これは想像の通り、日本海海戦でバルチック艦隊を
破ったことで有名な東郷平八郎元帥に由来します。
なお、本種を初めて発見したのはイギリスの昆虫学者。
「蚊がマラリアを媒介することが分かったから、じゃあ
次は世界の各地から蚊のサンプルを収集しよう」という
背景から行われた研究調査。
そんな中、大阪湾の潮溜まりから採集した新種の蚊が
本種であったと言われています。
写真:記念艦「三笠」艦上展示パネルより
トウゴウヤブカとして命名されたのは日本海海戦から
2年後の1907年。わざわざ日本人に因んだ種名をつけて
くれたのは、日本とイギリスが友好関係にあったこと、
それと過酷な環境で逞しく生きる姿を重ね合わせたとか
・・・真相は分からないけど、そんな理由も添えられて
いたら、嬉しいね。 
さて、1905年5月28日に日本海海戦は終わったけれど、
今年の5月28日はどうだろう?残念ながら、終わりの
見えない新型コロナウイルスとの戦いの真っ只中かな。
言いたいことも、苦しいことも、たくさんあるけれど、
乗り越えていけるよう奮励努力して過ごしていこうと
思います。

来週もまた、ここでお会いできれば嬉しいです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

■担当者の独り言

去年から「坂の上の雲」を読み進めているせいかな・・・。
ある日実家で見つかった、ひいおじいさんが日露戦争へ
出征した時の徽章。何か、呼ばれるものがあったのかも
しれないし、ただの偶然かもしれない。
旅順みたいな最前線にいたのか、あるいは安全な後方に
いたのか、もう知る術なんかないし、ひいおじいさんの
武勲にも僕は興味なんてない。
でも、生きることが難しかった毎日を越えて、僕らに
襷を繋いでくれたことに「ありがとう」って伝えたいし、
だからこそ、新型コロナなんかに負けてはいけないとも
思います。

さみだれ

緊急事態宣言も、五月雨式か・・・そうだね、いつか明ける日を待とう。

旧暦の5月頃に降るから五月雨。そんな謂れは置き去りにして、
近畿地方は早くも梅雨入り・・・通勤が、少し億劫かな。
でも、何年も前、土砂降りの雨に閉口しながら旅へ行ったこと。
それが今では懐かしいなと思えば、今日も明日も会社へ行けて
仕事をさせてもらえる日々に、感謝しないといけないな。
さて、梅雨の時季になると、五月雨式に届くお問い合わせ。
それは、大雨の日に家の中へ押し寄せてくるヤスデの問題。
もちろん、彼らも棲み処ごと水没して溺死したくないから
避難して来るのであって、かわいそうだと思う。
でも、僕らだって同情はしてられないから、何か対策を
立てようか。
ここでポイントになるのは、ヤスデが殺虫剤に触れてから
死ぬまでの時間。普通に考えると、殺虫剤に触れたら即死
なんてことは稀で、10分とか20分くらいの時間差が生じて
しまう。つまり、ヤスデの大群がよし寄せてくる場合には、
その経路上に殺虫剤を撒いたとて始末し切れず、屋内への
侵入を許してしまうだってある。それなら、あらかじめ
ヤスデの棲み処へ殺虫剤を散布して、問題が起こる前に
少しでも数を減らしておく作戦なんてどうだろう?
でも、ヤスデの棲み処には落ち葉や枯れた雑草の隙間という
「殺虫剤を散布してもヤスデのいるところまで届いてるのか
分かりにくい」という場所も含まれてしまう。
こんな時、液体の殺虫剤をびしょびしょになるくらい散布する
方法もあるけれど、ある程度重さがあって落ち葉や枯草の間に
落ちていく砂粒状の殺虫剤もお勧め。
散布する時に「スコップで撒く」とか「半分に切ったペット
ボトルに入れて散布する」とか、少し手間はかかるけれど、
「サラサラと落ち葉の間に落ちていく音」や「撒いた跡が
分かりやすい」のは、きちんと散布できた実感があって
いいなと思います。
しかし、コンクリートやアスファルトの上だと、砂粒状の
殺虫剤は目立ってしまう。こんな時は液体系の殺虫剤に
切り替えるのがベスト。
見ての通り、液体系の殺虫剤は乾いてしまえば何も跡が
残らないし、弊社お勧めのものは殺虫剤のにおいすらしない。
害虫だけでなくて、薬剤臭も少し苦手なんだって方にも
是非試していただきたいです。また、これで虫の悩みが
無くなってよかった、というお声を聞けたら嬉しいです。

雨が降り続いて、うんと陰鬱な毎日になったけれど、身近な、
些細なものに目を向けて、来週もお話をお届けできたらと
思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

■ 担当者の独り言

本当は、来年もその先も、閉塞の日々に終わりなんか無くて、
意味のない持久戦だったと最期に知るのかもしれない。
それでも、今できることをやって、いつか報われる日が来たら、
それは嬉しいから・・・うん、もう少し、頑張ろうか!

シロアリのトンネル

そろそろレッドゾーンかな・・・ランニングウォッチの心拍数を一瞥する夕暮れ。

季節外れの雨に打たれた連休の初日でした・・・夕方が小雨なら、
ランニングなんてどうだろう?
やがて夕日に染まった空、眼鏡に曇り止めを塗ってマスクをして、
人気のない旧道へ。
途中で差し掛かった長い上り坂。ランニングウォッチの心拍数は
跳ね上がるけれど、加速も上昇も・・・うん、大丈夫だ。
さて、翌日からは晴れた空。あちこちで羽を広げる虫たち。
僕らが羽を伸ばせるのはいつだろう・・・そのいつかに、
最高のスタートを切れるように、今日も乗り越えようか。
そんなゴールデンウィーク頃に、どこからともなく羽を広げて
飛んで来るもの・・・ヤマトシロアリの羽アリ。
大きさは大人の爪ほど、シロアリの名を冠してはいるけれど、
黒い体色に、くすんだ灰色の翅(羽)。
こんな虫が家のどこかから大量に飛び出してきたら、既に家が
シロアリによって大きな被害を受けていることの証明。急いで
駆除しよう。
それと羽アリが飛んでくることで新たな被害に遭うことだって
あるから・・・今までシロアリが出たことがないといったとて
油断はできない。予防の観点からも、業者さんに相談した方が
いいかなって思います。
ところで、シロアリの特徴の一つに挙げられるのが蟻道。
これは地中から出てきたシロアリたちが建材まで安全に、
快適に移動するために作られたトンネルのようなもの。
床下にこんなものが見つかった時も、要注意です。
なお、世の中には「戦車道」というのもあるらしいけど
それは・・・姉妹ブログの川竹君に譲ろうか。
お話を元に戻して、シロアリはそんな蟻道というトンネルを
作りながら移動する。だから「シロアリは光を嫌う」とか、
「床下が乾燥していたらシロアリは来ない」とか、「床下が
高いからシロアリの被害は受けない」というのは、迷信に
過ぎないと思う。
他にもお伝えしたいことはまだたくさんあるけれど・・・
もし興味があったら、シロアリのQ&Aをまとめたページが
あるから、ご覧いただけたら嬉しいです。

窮屈な連休が続くけれど、来週もまた身の周りの些細な
こととか、季節のこととか書いていけたらと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

■ 担当者の独り言

無観客試合もあるけれど、プロ野球は、ほぼ予定通り進行中。
故障や不調で離脱してしまう選手もいれば、何年ぶりかの
白星を目指して復帰してきた選手だっている。
もちろん、頑張って欲しいし、応援だってする。それでも、
それだけで簡単に勝たせてもらえるほど甘い世界でないし、
涙一つでヒーローになれるなら、誰も苦労なんかしない。

鮮やかな復活劇でなくたって、結果が伴わなくたって、
鬼の形相で投げ込むその姿に、心を掴まれるのかなって
思います。

魚の口から出てきた生物

これは怪産物かな、それとも魚怪類かな・・・。

ゴールデンウィークが近づいてきました・・・心は、浮かないか。
でも、晴れ渡る空と新緑のコントラストとか、子供の頃からある
公園の藤棚とか、赤く実を結んだ実家のさくらんぼとか・・・
自然の景色は、褪せない。今年の連休は、そんな些細なものたちに
目を向けてみようかと思います。
さて、旅には出られないから、たまに奮発してしまう夕食。
いつもお世話になっている八百屋さんの新鮮な野菜とか、
お魚屋さんの煮つけとか・・・うん、元気を出そうか。
そんなある日、口の中で引っ掛かった何か。最初は鯛の顎と思った
それはウオノエの一種。魚に詳しい人にはお馴染み、主に魚の口の
中に寄生している生物。調べてみると、他に鰓の中とか体表面とか、
種によって寄生する場所が違うこともあるらしい。
弊社でも、海藻か何かに混入した検体として過去に調査の依頼を
いただいたことがあったから印象深いけれど、まさか家で出会う
ことになるなんてね。・・・まあ、いいさ。
写真:URANO LAND 越前和紙ダイオウグソクムシ(藍)
ところで、このウオノエは大雑把に分類するとダンゴムシや
ダイオウグソクムシと同じグループに属します。
そして弊社でダイオウグソクムシと言えば、姉妹ブログで
お馴染み、川竹君の食レポにも出てきます。いろんなものを
食べていますが、抵抗の無い方はどうぞご覧ください。
・・・ウオノエも、カラリと揚げればおいしいのかな・・・。
そして同じく昆虫食で話題に上がることのあるシロアリ。
栄養価だって高いらしいけど、逆に大事な家を食い荒らす
虫でもあり、ある意味で「食うか食われるか」の関係。
最近、弊社の所在地の高槻市でもヤマトシロアリの羽アリが
目撃され、他にも各地で飛んでいるのが確認されています。
これが家から飛び始めると、要注意です。
庭先とか家の玄関とか、建物の周りに、こんな薄灰色の小さな
羽がたくさん落ちていたら、最寄りのシロアリ駆除業者様へ
ご相談いただいた方がよいかと思います。
どこに相談したらいいか分からないという方がいらっしゃれば
シロアリ駆除業者選びドットコムをご覧いただければと思います。

更新が予定より少し遅れてしまいましたが、また来週もここで
お会いできたら嬉しいです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

■ 担当者の独り言

「護衛艦まつゆき」が今月初めに引退・除籍になったとのこと。
最後に真横まで行って撮影したのは2年ほど前、舞鶴で、か。
初めは悪天候だったのに、さっと雲が流れて晴天になったこと、
風にたなびく信号旗がきれいだったこと、色々思い出しますね。
長い間、お疲れ様でした。
「護衛艦あきづき」、第5次中東派遣のため今月中旬に
佐世保を出発とのこと。
なお、本艦の愛称は「Esperanza cat = 希望のネコ」。
ロゴマークもネコをあしらったバージョンがあります。
それはそうとして、ただただ、ご無事を祈るのみ。

春に目立つ小さな虫

背中押す春風、帰り促す春時雨。練習時間は、天気に委ねようか。

気が付けば週末、そんな慌ただしい4月。相変わらず休日はどこかへ
行ける訳でもないか。
それなら姉妹ブログでお馴染み、川竹君や桝井さんのように山の中で
畑仕事も楽しいだろうし、あるいは町のはずれにある遊歩道を走って
みるのもどうだろう?ツツジの花がきれいかもしれない。
時折り吹く強い風、気まぐれな空、少し気にしながら山の中を走り、
やがて開けた視界。道端のお地蔵様に頭を下げて、ふと前を見れば
一面ピンク色に染まる野原。
桜はもう終わってしまったけれど、蓮華の花だってきれいだよ。
そんな野原とか、公園とか空き地とか、そういった場所の近くで
最近増えているお問い合わせ。
「小さな赤黒い虫が家の中に入ってくる」というそれは、恐らく
ハダニの仲間。大きさは、ボールペンの先ほどもないくらい。
顕微鏡で少し拡大すると、こんな姿。ダニの名を冠するとはいえ
人から吸血する種では無くて、植物の汁を吸って生活をしている
アブラムシのような存在。
でも、春先は何故か植物の上から降りてきて、あたりを徘徊する
という不可解な行動を取る。そして、その時に窓や扉の隙間から
屋内へと侵入してしまう。
対策は掃除機で吸い取る、屋内でも安心して使用できる殺虫剤を
噴射するなど様々。もちろん、扉や窓の隙間を専用のブラシで
カバーする作戦も、ありだと思う。
それに加えて、扉や窓の近くに粘着トラップを置いて少しでも
捕獲してしまおうという作戦だって効果的かもしれない。
それとも今日掲載されたばかり、粘着糊を噴霧するスプレーを
画用紙に吹き付けて即席オリジナルの粘着トラップを作って
設置してもどうだろう?工作の得意な方には、お勧め。 
それと、家の中へ入ってくる前に外で駆除する作戦も大事。
目立つけれど撒いたあとが分かりやすい「粉状の殺虫剤」や
においも無くて殺虫効果も優れた「液状の殺虫剤」を建物の
外周へ散布しておくと心強い。他に、彼らの侵入経路となる
窓のサッシに「最後の防衛ラインとなるような殺虫剤」を
散布しておけば盤石。
もし、春先に出る小さな虫に困っているという方がいれば、
解決策として参考になったら嬉しいです。


また、来週も気になる虫とか、身の回りの些細なこととか、
何か一つお話を書かせていただければと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

■ 担当者の独り言

自分なりに走り続けた。ランニングは、嘘をつかない。
目いっぱい軽くなった。あとは筋肉とか積みたいかな。
いつか旅に出られる日を信じて、その時に納得のいく
姿でいられたら、いいな。

過ぎたるは・・・

力を抜いて投げたとて、カウントが整うのなら、それでいいかな。

少し仕事が気になるけれど、テレビの前で野球を見て、庭でカメラの
ファインダーを覗き、見て見ぬふりを決め込んだ週末でした。
「放物線を描くような遅い球」も、打たれなければ立派な武器だし、
「手元だけに合ったピントと霞んでしまった背景」も、メリハリが
利いていれば表現の一つと言えるかもしれない。
緩急、か・・・うん、難しいね。
ところで、体調と併せて気がかりな腰の痛み。重い腰を上げて地元の
先生に診てもらうと、「姿勢が良すぎるが故の腰痛」とのこと。
軍隊姿勢とか、ミリタリーボーンとか、そう呼ばれるらしいけれど
これにはびっくり。力を込める位置を、少しずらせばいいのかな。
さて、春か。色々な虫が出現するから、この時季はお問い合わせを
たくさんいただきます。中には「一番よく効く殺虫剤は何ですか?」
というご相談だってあります。
でも、これは「殺虫剤の種類」というより「害虫が通る場所や隠れる
場所へきちんと撒くこと」が一番大事。その上で、そこへ撒くには
「粉状の殺虫剤が適する」とか「液体の殺虫剤でないと困難」とか
考慮して最適解を導き出す・・・これが正解かなって思います。
状況を見て柔軟に、一つの方法に囚われず・・・うん、難しいね。
それに加えて、きちんと決められた使い方で使用することも大切。
たとえ通常よりも濃い濃度で撒いたとて、その効果が何倍にも
跳ね上がるなんてことは考えられないし、環境への悪影響だって
懸念される。
人の衛生空間を守るはずの殺虫剤が、誰かを傷つけてしまう。
こんなことが起こらないためにも、使用前には用法・用量の
確認をお願いいたします。
また、もし何か分からないことがあれば、お問い合わせを
いただければ幸いです。
砂糖も塩も、採りすぎてしまうと害になってしまう。
・・・うまく付き合っていこうか。

■ 担当者の独り言

原因の分からない体調不良に悩まされた去年。今だって
いつ再発するのか分からない恐怖感は、もちろん。
でも、それを受けて試行錯誤中の食事改善とか、一日の
過ごし方とか、振り返れば変化をつけられたことだって
あったはず。
思うようにいかないこと、悔しいとか不甲斐ないとか思った一方で、
そこから見えてきたものも見落とさないように過ごしていけたらと
思います。
でも、好きな物を食べたい時だってあるから・・・食生活にも
緩急やメリハリというスパイスを利かせようとも思います。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

はるさめ

宵の雨空に、すっかり魅入られてしまったか・・・まあ、いいさ。

「春うらら」と書くのをやめた、冷たい雨に打たれた週末でした。
でも、まだ少し残っている桜とライトアップの灯り、誰もいない
桜雨降る夜。カメラ片手に、ひっそり家を出ようか。
さざめく雨音と響くシャッター音。ゆっくり重くなってく服、靴。
気は晴れた。これで十分かな。
写真:横浜スタジアムにて
ところで今日のプロ野球は、どこも雨天中止なく予定通りか。
三浦番長、今日は勝てたかな・・・うん、よかった。
「終わったことは変えられないけれど前を向いてやっていく」
長く続いた連敗、それでもチームを引っ張り続けるその姿に
勇気をもらいながら、スマホ越しに応援してます。
さて、連敗脱出か。ふと思い出したハルウララという競走馬のこと。
「今日のお話と何か関連付けられないかな」と思ってネットで検索、
そして思わず仰いだ空・・・最近よく聞く馬主って、これのことか。
写真:護衛艦はるさめ艦上展示パネルより
それなら少し視点を変えて、雨と馬の話なんてどうだろう?
・・・手元にあるのはこれだけか。ロゴマークは防人と愛馬、
名前は雨、護衛艦「はるさめ」。
旧海軍から数えて4代目、長く大切に受け継がれてきた名前。
愛称は「Spring Drizzle = 春の霧雨」。
そこから膨らんだ連想、馬と霧雨。ミスト状の殺虫剤を吐き出す
ユニコーン「サイベーレエアゾール」。僕にとって初めての商品
だから思い入れは強いし、頼りにしている愛馬のような存在。
窓ガラスを汚さずに処理出来る使い勝手、そこに飛んできた虫を
きっちり駆除する効力、どれをとっても魅力的。
もちろん、そろそろ出現するカメムシの対策にもお勧めです。
たくさんの方にご愛用いただけたら担当者として嬉しいですし、
このユニコーンに愛称がつけば、それもまた嬉しいです。
写真:岐阜県・飛騨の里の展示パネルより
そして最後に、古くから産業を支えてきた虫、蚕について。
蝶を1頭、2頭と数えるのは「蚕の幼虫が馬に見えることに
由来する」と教わったものの、念のため調べると違う様子。
覚え直し、か。
でも、蚕と馬にまつわる神話や昔話、神社もあるようで、
新たな興味は尽きない。

これはイモムシフィギュアを集めたりしている川竹君の
ブログに譲ろうかな・・・得意の昆虫食の話題と併せて、
いつか機会があれば解説してもらえたらなって思います。
写真:富岡製糸場の館内音声ガイドとパンフレット
記事を書き続けることが、僕にとっても探求心に繋がっていく。
また来週も何か、お話を一つお届けできればと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

■ 担当者の独り言

いつまでも旅へ行ける気配は無し、か。いくら綺麗事を並べたとて
こんな雨の週末は気が滅入ってしまう。
それでも、お客様からいただいた宝地図を広げれば「いつか旅先を
車で回れるようになりたい」とか、「今のうちに体を治そう」とか、
「引き締まった体で記念撮影できるよう絞ろう」とか、前を向いて
過ごしていく気持ちにもなれる。
いつか最高の姿で旅に出られる日への、馬のはなむけとなるように、
明日も今できることを頑張れたらな、と思います。

雨音と虫の影

外は桜雨、食卓に麻婆春雨・・・季節感を出すには無理があったかな。

日曜日は、予報通りの雨。今年もお花見には振られてしまったか。
それなら相手を変えて、庭とか公園の花なんてどうだろう?
いつもと違うしっとりとした表情もまた、いいかなって思う。
灰色と黒の単調な世界に浮かび上がる、赤や白のぼんぼり。
頭上に雨音、手元にはシャッター音。指先は冷たいけれど
目の前からは花の香り、心が落ち着くね。
その矢先、不意に視界へ入った新たな影。心がざわつく。
・・・ナメクジ、か。
ところで、ナメクジと言えば梅雨の時季に出る害虫という印象を
持つ方もいるかもしれない。でも、意外なことに家の周りでよく
見かけるチャコウラナメクジが卵から孵るピークは4月頃。
つまり、桜の散る頃、花散らしの雨が降る頃からの対策も重要。
具体的には花壇や畑の周りで使用できる毒餌、または家の周りや
屋内で使える毒餌を使用するのが一般的。
それとゴールデンウィークを過ぎた頃に降る雨。その雨上がりに
飛ぶことが多いヤマトシロアリの羽アリにも要注意。
「長い間シロアリの点検をしていないので不安」や「床を踏むと
ふかふかするので不気味」という方がいれば一度シロアリ点検の
ご相談など、今のうちにされてもいいかなと思います。


・・・少し手短になりましたが、また来週ここでお会いできたら
嬉しいなと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

■ 担当者の独り言

桜の時季はもう終わってしまうけれど、観光地は逃げない。
桜島とか、またいつか旅に出られたらと思います。

- またいつかを願って、今日もしっかりと感染予防対策を -