シロアリのトンネル

そろそろレッドゾーンかな・・・ランニングウォッチの心拍数を一瞥する夕暮れ。

季節外れの雨に打たれた連休の初日でした・・・夕方が小雨なら、
ランニングなんてどうだろう?
やがて夕日に染まった空、眼鏡に曇り止めを塗ってマスクをして、
人気のない旧道へ。
途中で差し掛かった長い上り坂。ランニングウォッチの心拍数は
跳ね上がるけれど、加速も上昇も・・・うん、大丈夫だ。
さて、翌日からは晴れた空。あちこちで羽を広げる虫たち。
僕らが羽を伸ばせるのはいつだろう・・・そのいつかに、
最高のスタートを切れるように、今日も乗り越えようか。
そんなゴールデンウィーク頃に、どこからともなく羽を広げて
飛んで来るもの・・・ヤマトシロアリの羽アリ。
大きさは大人の爪ほど、シロアリの名を冠してはいるけれど、
黒い体色に、くすんだ灰色の翅(羽)。
こんな虫が家のどこかから大量に飛び出してきたら、既に家が
シロアリによって大きな被害を受けていることの証明。急いで
駆除しよう。
それと羽アリが飛んでくることで新たな被害に遭うことだって
あるから・・・今までシロアリが出たことがないといったとて
油断はできない。予防の観点からも、業者さんに相談した方が
いいかなって思います。
ところで、シロアリの特徴の一つに挙げられるのが蟻道。
これは地中から出てきたシロアリたちが建材まで安全に、
快適に移動するために作られたトンネルのようなもの。
床下にこんなものが見つかった時も、要注意です。
なお、世の中には「戦車道」というのもあるらしいけど
それは・・・姉妹ブログの川竹君に譲ろうか。
お話を元に戻して、シロアリはそんな蟻道というトンネルを
作りながら移動する。だから「シロアリは光を嫌う」とか、
「床下が乾燥していたらシロアリは来ない」とか、「床下が
高いからシロアリの被害は受けない」というのは、迷信に
過ぎないと思う。
他にもお伝えしたいことはまだたくさんあるけれど・・・
もし興味があったら、シロアリのQ&Aをまとめたページが
あるから、ご覧いただけたら嬉しいです。

窮屈な連休が続くけれど、来週もまた身の周りの些細な
こととか、季節のこととか書いていけたらと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

■ 担当者の独り言

無観客試合もあるけれど、プロ野球は、ほぼ予定通り進行中。
故障や不調で離脱してしまう選手もいれば、何年ぶりかの
白星を目指して復帰してきた選手だっている。
もちろん、頑張って欲しいし、応援だってする。それでも、
それだけで簡単に勝たせてもらえるほど甘い世界でないし、
涙一つでヒーローになれるなら、誰も苦労なんかしない。

鮮やかな復活劇でなくたって、結果が伴わなくたって、
鬼の形相で投げ込むその姿に、心を掴まれるのかなって
思います。

魚の口から出てきた生物

これは怪産物かな、それとも魚怪類かな・・・。

ゴールデンウィークが近づいてきました・・・心は、浮かないか。
でも、晴れ渡る空と新緑のコントラストとか、子供の頃からある
公園の藤棚とか、赤く実を結んだ実家のさくらんぼとか・・・
自然の景色は、褪せない。今年の連休は、そんな些細なものたちに
目を向けてみようかと思います。
さて、旅には出られないから、たまに奮発してしまう夕食。
いつもお世話になっている八百屋さんの新鮮な野菜とか、
お魚屋さんの煮つけとか・・・うん、元気を出そうか。
そんなある日、口の中で引っ掛かった何か。最初は鯛の顎と思った
それはウオノエの一種。魚に詳しい人にはお馴染み、主に魚の口の
中に寄生している生物。調べてみると、他に鰓の中とか体表面とか、
種によって寄生する場所が違うこともあるらしい。
弊社でも、海藻か何かに混入した検体として過去に調査の依頼を
いただいたことがあったから印象深いけれど、まさか家で出会う
ことになるなんてね。・・・まあ、いいさ。
写真:URANO LAND 越前和紙ダイオウグソクムシ(藍)
ところで、このウオノエは大雑把に分類するとダンゴムシや
ダイオウグソクムシと同じグループに属します。
そして弊社でダイオウグソクムシと言えば、姉妹ブログで
お馴染み、川竹君の食レポにも出てきます。いろんなものを
食べていますが、抵抗の無い方はどうぞご覧ください。
・・・ウオノエも、カラリと揚げればおいしいのかな・・・。
そして同じく昆虫食で話題に上がることのあるシロアリ。
栄養価だって高いらしいけど、逆に大事な家を食い荒らす
虫でもあり、ある意味で「食うか食われるか」の関係。
最近、弊社の所在地の高槻市でもヤマトシロアリの羽アリが
目撃され、他にも各地で飛んでいるのが確認されています。
これが家から飛び始めると、要注意です。
庭先とか家の玄関とか、建物の周りに、こんな薄灰色の小さな
羽がたくさん落ちていたら、最寄りのシロアリ駆除業者様へ
ご相談いただいた方がよいかと思います。
どこに相談したらいいか分からないという方がいらっしゃれば
シロアリ駆除業者選びドットコムをご覧いただければと思います。

更新が予定より少し遅れてしまいましたが、また来週もここで
お会いできたら嬉しいです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

■ 担当者の独り言

「護衛艦まつゆき」が今月初めに引退・除籍になったとのこと。
最後に真横まで行って撮影したのは2年ほど前、舞鶴で、か。
初めは悪天候だったのに、さっと雲が流れて晴天になったこと、
風にたなびく信号旗がきれいだったこと、色々思い出しますね。
長い間、お疲れ様でした。
「護衛艦あきづき」、第5次中東派遣のため今月中旬に
佐世保を出発とのこと。
なお、本艦の愛称は「Esperanza cat = 希望のネコ」。
ロゴマークもネコをあしらったバージョンがあります。
それはそうとして、ただただ、ご無事を祈るのみ。

春に目立つ小さな虫

背中押す春風、帰り促す春時雨。練習時間は、天気に委ねようか。

気が付けば週末、そんな慌ただしい4月。相変わらず休日はどこかへ
行ける訳でもないか。
それなら姉妹ブログでお馴染み、川竹君や桝井さんのように山の中で
畑仕事も楽しいだろうし、あるいは町のはずれにある遊歩道を走って
みるのもどうだろう?ツツジの花がきれいかもしれない。
時折り吹く強い風、気まぐれな空、少し気にしながら山の中を走り、
やがて開けた視界。道端のお地蔵様に頭を下げて、ふと前を見れば
一面ピンク色に染まる野原。
桜はもう終わってしまったけれど、蓮華の花だってきれいだよ。
そんな野原とか、公園とか空き地とか、そういった場所の近くで
最近増えているお問い合わせ。
「小さな赤黒い虫が家の中に入ってくる」というそれは、恐らく
ハダニの仲間。大きさは、ボールペンの先ほどもないくらい。
顕微鏡で少し拡大すると、こんな姿。ダニの名を冠するとはいえ
人から吸血する種では無くて、植物の汁を吸って生活をしている
アブラムシのような存在。
でも、春先は何故か植物の上から降りてきて、あたりを徘徊する
という不可解な行動を取る。そして、その時に窓や扉の隙間から
屋内へと侵入してしまう。
対策は掃除機で吸い取る、屋内でも安心して使用できる殺虫剤を
噴射するなど様々。もちろん、扉や窓の隙間を専用のブラシで
カバーする作戦も、ありだと思う。
それに加えて、扉や窓の近くに粘着トラップを置いて少しでも
捕獲してしまおうという作戦だって効果的かもしれない。
それとも今日掲載されたばかり、粘着糊を噴霧するスプレーを
画用紙に吹き付けて即席オリジナルの粘着トラップを作って
設置してもどうだろう?工作の得意な方には、お勧め。 
それと、家の中へ入ってくる前に外で駆除する作戦も大事。
目立つけれど撒いたあとが分かりやすい「粉状の殺虫剤」や
においも無くて殺虫効果も優れた「液状の殺虫剤」を建物の
外周へ散布しておくと心強い。他に、彼らの侵入経路となる
窓のサッシに「最後の防衛ラインとなるような殺虫剤」を
散布しておけば盤石。
もし、春先に出る小さな虫に困っているという方がいれば、
解決策として参考になったら嬉しいです。


また、来週も気になる虫とか、身の回りの些細なこととか、
何か一つお話を書かせていただければと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

■ 担当者の独り言

自分なりに走り続けた。ランニングは、嘘をつかない。
目いっぱい軽くなった。あとは筋肉とか積みたいかな。
いつか旅に出られる日を信じて、その時に納得のいく
姿でいられたら、いいな。

過ぎたるは・・・

力を抜いて投げたとて、カウントが整うのなら、それでいいかな。

少し仕事が気になるけれど、テレビの前で野球を見て、庭でカメラの
ファインダーを覗き、見て見ぬふりを決め込んだ週末でした。
「放物線を描くような遅い球」も、打たれなければ立派な武器だし、
「手元だけに合ったピントと霞んでしまった背景」も、メリハリが
利いていれば表現の一つと言えるかもしれない。
緩急、か・・・うん、難しいね。
ところで、体調と併せて気がかりな腰の痛み。重い腰を上げて地元の
先生に診てもらうと、「姿勢が良すぎるが故の腰痛」とのこと。
軍隊姿勢とか、ミリタリーボーンとか、そう呼ばれるらしいけれど
これにはびっくり。力を込める位置を、少しずらせばいいのかな。
さて、春か。色々な虫が出現するから、この時季はお問い合わせを
たくさんいただきます。中には「一番よく効く殺虫剤は何ですか?」
というご相談だってあります。
でも、これは「殺虫剤の種類」というより「害虫が通る場所や隠れる
場所へきちんと撒くこと」が一番大事。その上で、そこへ撒くには
「粉状の殺虫剤が適する」とか「液体の殺虫剤でないと困難」とか
考慮して最適解を導き出す・・・これが正解かなって思います。
状況を見て柔軟に、一つの方法に囚われず・・・うん、難しいね。
それに加えて、きちんと決められた使い方で使用することも大切。
たとえ通常よりも濃い濃度で撒いたとて、その効果が何倍にも
跳ね上がるなんてことは考えられないし、環境への悪影響だって
懸念される。
人の衛生空間を守るはずの殺虫剤が、誰かを傷つけてしまう。
こんなことが起こらないためにも、使用前には用法・用量の
確認をお願いいたします。
また、もし何か分からないことがあれば、お問い合わせを
いただければ幸いです。
砂糖も塩も、採りすぎてしまうと害になってしまう。
・・・うまく付き合っていこうか。

■ 担当者の独り言

原因の分からない体調不良に悩まされた去年。今だって
いつ再発するのか分からない恐怖感は、もちろん。
でも、それを受けて試行錯誤中の食事改善とか、一日の
過ごし方とか、振り返れば変化をつけられたことだって
あったはず。
思うようにいかないこと、悔しいとか不甲斐ないとか思った一方で、
そこから見えてきたものも見落とさないように過ごしていけたらと
思います。
でも、好きな物を食べたい時だってあるから・・・食生活にも
緩急やメリハリというスパイスを利かせようとも思います。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

はるさめ

宵の雨空に、すっかり魅入られてしまったか・・・まあ、いいさ。

「春うらら」と書くのをやめた、冷たい雨に打たれた週末でした。
でも、まだ少し残っている桜とライトアップの灯り、誰もいない
桜雨降る夜。カメラ片手に、ひっそり家を出ようか。
さざめく雨音と響くシャッター音。ゆっくり重くなってく服、靴。
気は晴れた。これで十分かな。
写真:横浜スタジアムにて
ところで今日のプロ野球は、どこも雨天中止なく予定通りか。
三浦番長、今日は勝てたかな・・・うん、よかった。
「終わったことは変えられないけれど前を向いてやっていく」
長く続いた連敗、それでもチームを引っ張り続けるその姿に
勇気をもらいながら、スマホ越しに応援してます。
さて、連敗脱出か。ふと思い出したハルウララという競走馬のこと。
「今日のお話と何か関連付けられないかな」と思ってネットで検索、
そして思わず仰いだ空・・・最近よく聞く馬主って、これのことか。
写真:護衛艦はるさめ艦上展示パネルより
それなら少し視点を変えて、雨と馬の話なんてどうだろう?
・・・手元にあるのはこれだけか。ロゴマークは防人と愛馬、
名前は雨、護衛艦「はるさめ」。
旧海軍から数えて4代目、長く大切に受け継がれてきた名前。
愛称は「Spring Drizzle = 春の霧雨」。
そこから膨らんだ連想、馬と霧雨。ミスト状の殺虫剤を吐き出す
ユニコーン「サイベーレエアゾール」。僕にとって初めての商品
だから思い入れは強いし、頼りにしている愛馬のような存在。
窓ガラスを汚さずに処理出来る使い勝手、そこに飛んできた虫を
きっちり駆除する効力、どれをとっても魅力的。
もちろん、そろそろ出現するカメムシの対策にもお勧めです。
たくさんの方にご愛用いただけたら担当者として嬉しいですし、
このユニコーンに愛称がつけば、それもまた嬉しいです。
写真:岐阜県・飛騨の里の展示パネルより
そして最後に、古くから産業を支えてきた虫、蚕について。
蝶を1頭、2頭と数えるのは「蚕の幼虫が馬に見えることに
由来する」と教わったものの、念のため調べると違う様子。
覚え直し、か。
でも、蚕と馬にまつわる神話や昔話、神社もあるようで、
新たな興味は尽きない。

これはイモムシフィギュアを集めたりしている川竹君の
ブログに譲ろうかな・・・得意の昆虫食の話題と併せて、
いつか機会があれば解説してもらえたらなって思います。
写真:富岡製糸場の館内音声ガイドとパンフレット
記事を書き続けることが、僕にとっても探求心に繋がっていく。
また来週も何か、お話を一つお届けできればと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

■ 担当者の独り言

いつまでも旅へ行ける気配は無し、か。いくら綺麗事を並べたとて
こんな雨の週末は気が滅入ってしまう。
それでも、お客様からいただいた宝地図を広げれば「いつか旅先を
車で回れるようになりたい」とか、「今のうちに体を治そう」とか、
「引き締まった体で記念撮影できるよう絞ろう」とか、前を向いて
過ごしていく気持ちにもなれる。
いつか最高の姿で旅に出られる日への、馬のはなむけとなるように、
明日も今できることを頑張れたらな、と思います。

雨音と虫の影

外は桜雨、食卓に麻婆春雨・・・季節感を出すには無理があったかな。

日曜日は、予報通りの雨。今年もお花見には振られてしまったか。
それなら相手を変えて、庭とか公園の花なんてどうだろう?
いつもと違うしっとりとした表情もまた、いいかなって思う。
灰色と黒の単調な世界に浮かび上がる、赤や白のぼんぼり。
頭上に雨音、手元にはシャッター音。指先は冷たいけれど
目の前からは花の香り、心が落ち着くね。
その矢先、不意に視界へ入った新たな影。心がざわつく。
・・・ナメクジ、か。
ところで、ナメクジと言えば梅雨の時季に出る害虫という印象を
持つ方もいるかもしれない。でも、意外なことに家の周りでよく
見かけるチャコウラナメクジが卵から孵るピークは4月頃。
つまり、桜の散る頃、花散らしの雨が降る頃からの対策も重要。
具体的には花壇や畑の周りで使用できる毒餌、または家の周りや
屋内で使える毒餌を使用するのが一般的。
それとゴールデンウィークを過ぎた頃に降る雨。その雨上がりに
飛ぶことが多いヤマトシロアリの羽アリにも要注意。
「長い間シロアリの点検をしていないので不安」や「床を踏むと
ふかふかするので不気味」という方がいれば一度シロアリ点検の
ご相談など、今のうちにされてもいいかなと思います。


・・・少し手短になりましたが、また来週ここでお会いできたら
嬉しいなと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

■ 担当者の独り言

桜の時季はもう終わってしまうけれど、観光地は逃げない。
桜島とか、またいつか旅に出られたらと思います。

- またいつかを願って、今日もしっかりと感染予防対策を -

おうちで卵を探そうか

殻を破ろうとしたとて、結局は空回り・・・うん、評価が割れてしまうかな。

新型コロナのニュースに隠れつつ、こっそり話題になっている
ゴキブリと、その卵のお話。
はるか昔の話だなんて思ってしまうけれど、例えばキッチンの
引き出しの奥とかクローゼットの隅とかカーペットの下とか、
身近なところでも彼らの卵やその残骸が見つかったりする。
だから、もしどこか遠くへ引っ越すことになって最後に部屋の
整理をしてみたら、忘れられない思い出になった・・・。
そんなことも、ひょっとしたらあるかもしれない。
さて、身近なところで見つかる卵、か。家の中なら冷蔵庫の中、
お店だったらお皿の上とか、かな。
でも、「大きさ」だとか「食べれるかどうか」まで含めてみれば、
他にもたくさんの卵が息をひそめている。
コロナ禍でどこにも行けない今、家の周りで「卵探し」なんて
どうだろう?きっと、胸と膝が震えるよ。
それでは、まず手始めに庭の植木鉢。特に下が地面になっている
ところだと要注意。もちろん、腰を痛めないようにも注意が必要
だけど、そっと鉢を移動させてみよう。
すると、姿を現した透明できれいな粒々たち。消臭ビーズとか
そんな物に見えるかもしれないけれど、これも立派な卵で、
その正体はナメクジの卵。このまま放っておいたら折角植えた
お花が食べられてしまうかもしれない。スコップですくって、
捨ててしまおう。
それと親が近くにいるかもしれないから、植木鉢を元の場所へ
戻した後に「ナメクジに食べさせて駆除する殺虫剤」を置いて
おくのもいいと思う。
次に、庭木の幹とか枝に見られる「ささくれ」のようなもの。
これはセミが産卵をしたあと。書いているうちにふと思えば、
卵を直接見ることができないね・・・まあ、いいさ。
でも、同じようなものがウッドデッキやラティス(木製の柵)、
木の柱に残されることもあって「猫が引っ掻いたのかな?」と
勘違いされることもある。
今度からは「セミの仕業だ」って思い出していただけたら
嬉しいです。
それと、これは表情を引き締めなければいけないお話。
家の前とか公園とかにある「グレーチング」と言われる溝の蓋。
町内会の掃除くらいしか触る機会はないけれど、この蓋の裏が
意外にも危ないんだ・・・。
その訳がこちら。薄黄色をしたボール状のものが見えるけど
これらは毒グモとして有名なセアカゴケグモの卵。正しくは
卵がたくさん詰まった袋。
卵には殺虫剤が効かないから、その場で踏みつぶすしかない。
それと、周りに親グモや他の子グモがいるかもしれない。
彼らに対処するには溝の壁面や蓋の裏全体にサイベーレ0.5SCを
散布することが効果的。
実際に僕が試してみて、きちんと確かめてみたから大丈夫。
もし使い方とか効果の持続期間とか、興味があれば何でも聞いて
ください。

さて、また来週も、ここでお会いできれたら嬉しいです。
また記事を書けるよう、日常の些細なことにも目を向けて
いけたらと思います。

■ 担当者の独り言

今までたくさんの「船乗りたちの卵」を育ててきた練習艦
「しまゆき」が退役したとのニュースを聞きました。
一般公開の時に甲板の上を歩かせてもらったりもしたから
いざ知らせを聞くと、少し寂しい気もする。
厳しい表情も、はにかんだ笑顔も、どれだけ見守ってきて、
そして見送ってきたのかな・・・長い間、お疲れ様、でした。

忘れないで

プロ野球のオープン戦、か・・・そうだね。今日は部屋で見よう。

少し荒れた土曜日と、予報通りに晴れた日曜日。
お医者さんの表情はまだ渋いし、僕も先のことは分からない。
それでも、日曜日は見晴らしがいい地元の公園でランニング。
・・・体力が、少し落ちてしまったかな。
さて、今年の春もコロナ禍、どこにも行けやしないか。
それなら、今日走った公園とか、どこかの川沿いとか、
身近なところで桜を見ていくなんてどうだろう?
きっと、気が紛れるよ。
そう思いながらスマホを出そうと腰のポーチに手を伸ばせば、
視線の高さに貼り紙。
特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」に関する注意喚起。
話題に上がることが少ないけれど、今もまだ進行中の問題。
お花を眺めている時に、テレビや新聞で見た変な虫がいたら
通報して欲しい、そんな虫。皆様の目撃情報が力になります。
それと、こちらも忘れてはいけない問題。殺人アリとか、
そんな風に呼ばれていたヒアリのお話。
もちろん、突然目の前に現れたアリを瞬時に「ヒアリか
どうか」を見抜くことは難しいし、「気を付けよう」と
言われたとて、どうしても限界はある。
それでも、「こんなアリがいる」ということをまた少し
思い出してもらえたら、と思います。
それと最後に、生物でもなければ自然界のウイルスでもない、
エモテットというコンピューターのウイルスについて。
こちらも感染力が強くて去年話題になりました。
「メールアドレスをよく見る」とか「不自然な送り先」とか
見抜き方はいくつかあるものの、不意に届けば引っ掛かって
しまうかもしれない。
それでも、記憶の片隅に置いておけば、ハーフスイングの
一歩手前で踏みとどまれるはず。

もうすぐ新たなスタートとか、新しい出会いとかがある、
そんな季節。でも思い出さなければならないこともある、
そう思った週末でした。

■ 担当者の独り言

プロ野球のオープン戦も終盤。シーズン開幕まで、あと少し。
新たに出てくる選手もいれば、いなくなる選手だっている。
どんなに長く貢献し続けても、数字を残せなくなってしまえば
目の敵にされ、嘲笑の的にされ、やがて忘れ去られてしまう。
もちろん、そこで終わるつもりの選手なんていないと思うし、
再起をかけて、光の当たらない場所で猛練習に励んだはず。
それでも、血の滲むような努力をしたとて、報われないまま
終わってしまうのが普通で、「仕方ないよ」と思わなければ
いけないのかもしれない。


・・・だからこそ、再びマウンドへ帰って来たその姿に、
胸を打たれるのかな、と思う。
- 今日もしっかり感染予防対策をして、いつかまた球場へ -

原点へ

さあ、再び月曜日更新のローテーションを守ろうか

先日、久しぶりに捕虫紙の検定作業を担当させていただきました。
虫をおびき寄せる光の出る機械「捕虫器」にセットされ、そこに
集まって来た虫を捕獲する粘着シート、これが捕虫紙。
そしてそこに捕まった虫の種類や捕獲数を元に「この虫がこれだけ
捕獲される」ということは「その現場で何が問題か?」を割り出す。
それが検定作業。
その結果から、例えば「外で発生する虫の捕獲が多い」のなら
「どこかから屋内へ侵入している可能性がある」と言える。
そしたら次は、「侵入経路を特定するための調査」になって、
その後は・・・状況によって様々かな。
例えば写真の「事務所玄関にある扉の隙間から侵入」であれば
僕の得意な「窓ガラス用殺虫剤」による待ち伏せでもいいし、
「前室に殺虫剤を充満させて侵入した虫を迎え撃つ」でもいい。
もし殺虫剤が使えないのなら「隙間をブラシなどで塞ぐ物理的な
作戦」も選択肢になる。
大事なことは、お客様の要望に応じてベストの提案をすること。
提案が難しくて不安だからこそ、大事な殺虫剤の基礎試験。
もちろん、現場で同じような結果にならないこともあるし、
それが元で怒られることもある。
それでも、なぜ自分がその選択をしたのか、その根拠となる
データが無ければ、次へと繋ぐ修正も何もできないから・・・
基本的な挙動、効果の限界点はやっぱり理解しておかないと
いけない。
さて、もうすぐ春か・・・捕虫紙検定のアルバイトという
育成選手から、お情けで正社員という支配下登録をして
いただいて10年少し。
講師として務まらなかった、忘れもしない薬剤セミナーのこと、
色々な薬剤試験の結果を発表して、お客様から面白いと褒めて
もらったセミナーのこと、怖さも嬉しさも薄れてきたのかな。
今年はもう一度、試験データという制球力をしっかり磨き、
またセミナーで皆様とお会いしたいなと思います。

なお、弊社の春のセミナーはただいま受付を開始しております。
内容・日程の確認と、お申込はこちらのURLからどうぞ。
https://www.semco.net/services/seminar/seminar_info.html

■ 担当者の独り言

昨年11月から南極地域観測協力に出発していた砕氷艦「しらせ」が
先月22日、無事に横須賀へ帰港したとのこと。お疲れ様でした。

作業風景・マウスストッププレミアム

来週から、頑張って月曜日の定期更新に戻したいね・・・。

某日、とある方のお店を訪問させていただきました。
目的はネズミの駆除、まずは現地を調査。
すると、どうだろう?あちこちに見つかった建物の隙間。
これはネズミの侵入経路になってしまう。封鎖が必要かな。
さて、塞ぐべき場所が多いから、時間も人手もかかりそうだ。
そこで弊社開発部のブログでお馴染み、川竹君と桝井さんに
助っ人として参戦してもらいました。
まず出発前の持ち物点検、今回はネズミの移動経路を封鎖する
ことが目的だから、大工さんが使うような道具が中心。
では、いざ現場へ。今回の作業は隙間を金網などで埋めて、
その上からマウスストッププレミアムを塗布する作戦。
写真は「防鼠金網 ハード」をカットしている場面。
両手が塞がってしまうから川竹君に撮ってもらいました。
誰かが横で、サポートしてくれる。嬉しいね。 
そしてその防鼠金網を隙間に押し込んだのがこちら。
ぐしゃぐしゃに丸めたり、押し潰すことができるから
隙間の形が少々歪でもフィットさせることができる。
これが、網目が亀の甲状になっている金網の特長かな。
でも、相手は齧る力の強いネズミ。あと何か一つ補強が
欲しい。そこで上からマウスストッププレミアムを塗布。
期待の新人、桝井さんにお願いさせてもらいました。
てきぱきと作業してもらったおかげで、今日は予定通りに
終了することができました。
うん・・・まずはこれで大丈夫かな。
ところで、マウスストッププレミアムで隙間や穴を
封鎖する作業。
コーキングガンを使いながらの作業だけれど、時には
手袋の上に一度出して丸めた後、それを押し込む方が
楽なこともある。
でも、そうすると今度はコーキングガンがべたべたに
なってしまう。さて、どうしようか。
そこでコーキングガンにサランラップや養生テープを
貼って保護してみた・・・どうだろう?
もちろん「汚れて駄目になったら買い替える」という
考え方もあるし、150円アップになってしまうけど、
「コーキングガン付きのマウスストッププレミアム」も
取り扱っているから、それを利用していただいても
いいかなと思います。
でも「捨てるのがもったいないよ」という方がいれば、
こういう方法もあるんだって、参考になれば幸いです。
せっかくだから、色もマウスストッププレミアムと
揃えてみた・・・どう、かな?
作業が完全に終了するまでまだもう少し日にちがかかり
そうだけど、ネズミが入って来れなくなって、被害が
無くなればいいなと思います。
また、侵入を阻止してしまえば、もう僕らも必要以上に
ネズミを殺さなくて済む・・・うん、作業を急ごうか。

- さて、来週からきちんと月曜日に更新できますように -