山道半端ない

成人式の日を前に、成人病対策を考え始めた男が書くブログ

今年はお正月休みを9日間もいただいていたため、気が付けば
ウエスト周りがすっかり鏡餅のようになってしまいました。
手遅れになる前に鏡開きをしなければなりません。
立ちはだかる山道は、脇腹に積み重ねた肉のように厚く高く
という訳で、成人式の日も近い某日、10キロほど走り込みに行ってまいりました。
なお、4月には社内行事でトレイルランへの参加が決まっているため、どうせなら
山道がよかろうと思い、そのようなコースを設定しました。
何事も無理は禁物
なお、これまでも8キロほど走ってから急な坂道を駆け上がるなどの演習を
繰り返し実施しておりましたが、それは所詮舗装された道路でのお話。
本当の山道を走るにはどうやら使う筋肉が違うらしく、6キロほどの地点で
手を膝につくことしばし、足の震えがプルプルと止まりませんでした。
そしてふと脇道を見るとイノシシが掘り返したんじゃなかろうかという
跡が無数、「今襲われてはたまらん」とばかりに速足で立ち去りました。
そしてまた走らねばならない
ところで、割と過酷だったこのトレーニングですが、終了後は近くの温泉で
一休みするというご褒美もきちんと用意しておきました。
そして温泉から上がった後、どうしても視線を走らせてしまうのが売店。
「今日は約1000カロリー消費したので良いだろう」とサイダー片手に一服。
こうした甘い見通しが気持ちと脇腹をたるませることとなり、こうして
翌週の週末もまたせっせと走らねばならないことになります。

新年ご挨拶

新年明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。
なお、本年度の虫退治ドットコムは1月7日(火)からの始業予定です。
当ブログは最短で1月6日(月)更新、私が担当させていただいております
メールマガジンは1月21日(火)からの再開予定です。
よろしくお願いいたします。

祝・50周年!!

これからも皆様のお役に立てるよう頑張ります

出張の夜は少し寄り道したくもなる
某日、横浜まで出張に行ってまいりました。
お客様の会社を訪問させていただき、また色々と打ち合わせをして終わった一日。
ホテルへ帰る頃には時計の針が10時を指していました。
一度ゆっくり腰を据えて夜景撮影をしたい・・・
ところで、この日の晩に予約していたホテルは関内の近辺。
神奈川への一人旅や出張も多く、何となくどこに何があるかは分かります。
そこで食後の運動も兼ねて桜木駅で下車し、30分ほど遠回りして夜の散歩を
楽しむことに。
「氷川丸」に大桟橋、そして中華街、足を運ぶたび懐かしさがこみ上げます。
そしてライトアップされた赤レンガ倉庫の姿は最高の一言でした。
来年は球場に足を運べたらなぁ・・・
さて、出発の翌朝、関内駅に到着して目についたのは構内に貼られていたポスター。
何種類かあるうちの一枚がこちら、横浜DeNAベイスターズの70周年を祝うものです。
そういえば、この時期は各チームとも期待の新戦力に関するニュースでもちきりです。
中には古巣への復帰が決まったという知らせもあり、良かったなぁと思うとともに
来季のご活躍が楽しみです。
そして舞台は唐突に温泉街へ
そんな朝のスポーツニュースを見ながら満員の電車に押し込まれ、目指すは本社。
車窓から眺める横浜スタジアムや港の景色、横浜駅9番線にある「鎌倉・横須賀」の
文字に後ろ髪をひかれつつ、またいつかを信じて4番線へ。
そして気持ちをきっちり切り替えたところで、期待に胸が膨らむのは明日の社内行事。
舞台は平日の有馬温泉、会社はお休みをいただいて全社員が参加、加えて誰もが
明るい表情をしている・・・どうやら弊社恒例のマラソン大会ではなさそうです。
弊社も駆け抜けた50周年!
ではそれは何かと言うと、なんと弊社の創業50周年記念祝賀会です!
皆様のおかげでこの日を迎えることができたこと、この場をお借りして
厚く御礼申し上げます。
まず片山社長のスピーチに始まり、長年勤務されている方への表彰式、
美味しい食事をいただきながら「振り返る環境機器の歴史」ということで
会場のスクリーンに昔の写真を大量放出、笑いあり、懐かしさありの楽しい
ひとときとなりました。
また各自、司会進行やスライドの操作担当、カメラマンといった仕事を与えられ
改めて自分の役割・価値についても自覚する一瞬にもなりました。
ところで私は来年ようやく入社10年目、まだまだ社内の歴史の中では点の存在です。
ここからどれだけ貢献できるのか、そしてお客様の記憶にも残る選手になれるのか
地道に頑張っていきたいと思います。

新築の家に早くもキクイムシ?

紅葉祭りの雑誌を読みながら、充血した目でパソコンに向かう男が書くブログ

休みの日・晴れの日・見ごろの時季という3つを揃えるのが意外に難しい紅葉シーズン
旅行会社のカタログスタンドや書店に並んだ雑誌の表紙を鮮やかに彩るカニや紅葉の写真。
田舎の畑には柿、野山を歩けばカラスウリなど色々なものが赤く染まる季節となりました。
そんな中、新築間もない家に出現し、家主さんや工務店さんを青ざめさせる虫がいます。
やや引き気味に撮影したコクヌストモドキ(実際の大きさは3mmほど)
見た目がヒラタキクイムシ、俗に言う「キクイムシ」にちょっと似ており、新築直後から
築2~3年の家にまとまった数で現れる赤茶色の虫。
これはコクヌストモドキという虫で、米や小麦といった穀物、インスタント麺やお菓子の
大害虫として有名です。
肉眼で見抜くには慣れが必要ですが、ヒラタキクイムシに比べてやや太い印象があります。
リアルな写真を掲載しておりますが、特に虫を見るのが気にならない方は弊社姉妹ブログ
「虫取りたちのつぶやき」で違いなどご確認いただければと思います。
あるいは、以前掲載した「新築の家にいきなりヒラタキクイムシ?」の記事にある通り、
屋内に「画鋲で突いたような穴が無い」や「きな粉のような粉が落ちてない」などの
物的証拠があるかどうかで判断する方法もあります。
未だに原因は明らかになってはいないけれど・・・
この「新築間もない家にコクヌストモドキが殺到する」という事例は珍しいものではなく、
時々お問い合わせをいただきます。
一説には、建材に使用された塗料や接着剤に含まれる化学物質が彼らを誘引していると
言われておりますが、はっきりとしたことはまだ分かっていません。
ただし一つ言えることは、家の柱や壁を食い荒らすといった悪さをしないことであり、
その点についてはご安心下さい。
外からの侵入なので、建物外部へ薬剤散布する
コクヌストモドキなど米や小麦、お菓子の害虫を駆除する場合、建物内部での発生を
抑制できるファーストキルシリーズを使用するのがセオリーです。
しかし、今回の場合は野外から家の中に侵入していると考えられるため、屋外からの
侵入を防止するような対策を立てなければなりません。
散布した場所にある程度虫を近寄せにくくする効果があり、かつ殺虫効果も備えている
ベルミトール水性乳剤アクアなどが候補に挙がります。
噴霧器#530による噴霧(霧状にして散布)
散布のコツは窓や扉、換気扇の換気口周囲など、いかにも虫が入ってきそうな隙間のある
場所へ散布することです。
また、噴霧器のノズルを「霧状に噴霧できるモード」に切り替え、あたり一面をしっかり
散布することも大切です。
なお、霧状にすると当然飛散しやすく、風向きによっては自分に跳ね返ってくることも
ありますので、長袖、ゴーグル、手袋やマスクなどの保護具も忘れずにご着用下さい。

これから海外出張です

不慣れな海外出張が目前、気分が「暗いMAXシリーズ」の男が綴るブログ

5年前の写真ですが、ご参考まで
今週は海外出張という大事なお役目をいただきました。
これと言ってうまくいく自信はないのですが、皆様の
お役に立つような情報を仕入れてこようと思います。
5年前の写真ですが、こんなイメージ
会場では一般講演のほか、企業によるブース展示も行っております。
それぞれ展示されていた国・大会は異なりますが、フライマグネットマウスストッププレミアムといったユニークな商品たちも、こうした
海外出張で掘り出されたものです。
果たして今年は何があるのか、それは現地に行ってからのお楽しみであり、
また「例年とあまり変わらなかった」というケースもあります。
5年前に行った大会の夜景
どれだけ成果を上げられるか、まるで自信が無いのですが、
写真ならそこそこいいのが撮れそうな気がしなくもないです。

次回は10/28の更新を予定しております。
ほどほどにご期待いただければ幸いです。

仮説:アパートのゴキブリ出現ルート

週末を、ブログの執筆に費やす男が書く物語

たまには真面目な記事も書く
秋の夜長というか、会社から帰る頃にはあたりがすっかり暗くなる季節となりました。
信号待ちの交差点で俯く自分の影が、道路でいびつな形となって長く伸び、どことなく
哀愁が漂う季節にもなりました。
そして地を這う視線が道端で捉えたのは、寿命を迎えたであろうクロゴキブリの死骸。
ひっくり返ってカラカラに乾いたその姿が、心の中のもの悲しさに拍車をかけます。
下を向いて生きていても、得るものはある
さて、秋風が吹く某日の夜、よろばうようにして辿り着いた我が家。
その廊下で、頼りなく伸びた私の影に反応して、ピカッと光って走り去った何か。
自分の目がみるみる脂ぎっていくのを他人事のように感じる一瞬。
廊下の側溝にクロゴキブリの幼虫が2匹
その光を追って行った先に見えたのは、テカテカと光るクロゴキブリの幼虫2匹。
「哀れ、私にロックオンされたのが運の尽き」と言いたいところで疑問が1つ。
以前から不審に思っていたのですが、アパートの3階に出現するクロゴキブリたち。
年に1度くらいなら、たまたま3階まで這い上がって来れたのだろうと思うのですが、
感覚的には月に1匹くらい見かけます。これは、どういうことだろう?
時には相手を泳がせておくことも重要
今ここで手を下すこともできなくはないですが、彼らの行動に少し興味が湧きました。
そこで少し近くから威圧して、彼らが取る回避行動を調べてみることにしました。
すると、どうでしょう?最後は廊下にある側溝の排水口へと姿を消していきました。
実はこの事例、今年になってから2、3回目撃したことがあります。
今日はたまたまその現場を写真に撮ることができたのですが、もしかしたら日常的に
このような行動を取っているのかもしれません。
ゴキブリにとっては、安全に上の階へ移動する通り道かもしれない
では彼らが逃げ込んだ排水口、その先はどこに繋がっているかといえば、配管を伝って
階下にある側溝の排水口です。
ゴキブリの目線で考えると、この配管を通って各階を行き来することは容易いはず。
雨水枡に繋がっていれば、ゴキブリにはワンチャンスあるかもしれない
そして、その排水口・配管が最後にどこへ行くのかは分かりませんが、仮に雨水枡など
であれば注意が必要かもしれません。
地面を徘徊しているゴキブリが、ここを起点にして各階へ出没するのかもしれません。
もしこれが事実だとしても、特に恐れる必要はない
ただし、仮にその通りだとしても必要以上に怖がらなくていいと思います。
むしろ出没ルートが読み取れたことになりますので、その場合は試しに
ゴキブリホイホイのようなものを排水口の両脇にセットしておきましょう。
全部とは言い切れませんが、ある程度は捕殺できると予想されます。
加えて、アパートやマンションの廊下にある側溝では、水がじゃぶじゃぶ
流れることは稀だと思います。
なのでゴキブリホイホイが水でふやけて駄目になるとは考えにくいのですが
心配な場合は耐水性の調査用PPトラップ(Sサイズ)が便利です。
また、捕殺できず撃ち漏らしたゴキブリが自宅の玄関に到達することを想定し、
自衛手段としてプロ用水性ゴキブリ駆除剤などを用意しておいてもよいでしょう。
色々なアパート・マンションで廊下の排水溝に調査用トラップやゴキブリホイホイを
設置し、どのくらい捕獲されるのか、排水溝や配管の中はゴキブリの駆除を考える上で
重要なポイントと言えるのか、検証してみたいですが機会に恵まれないのが残念です。

新築の家にいきなりキクイムシ?

年がら年中、食欲の秋な男が綴るブログ。

道端に落ち葉が目立つ季節になった
9月も下旬になり、スーパーマーケットには秋の味覚が並ぶ時季となりました。
お客様からいただく害虫のご質問もそろそろカメムシやネズミが多くなるのではと
予想しながら準備を進めております。
新居の空気を凍りつかせる、ゴマ粒のような存在
そんな中、戸建て・マンションを問わず新築の住宅でキクイムシ(ヒラタキクイムシ)が
発生したらしい、という相談を立て続けにいただいております。
状況として写真のように一円玉よりもはるかに小さくて長細く、赤茶色をした虫が部屋の
あちことに見られるというものです。
何となく見た目がヒラタキクイムシという木材害虫に似ていることから「新築なのに早速
害虫が発生するとはどういうことだ!?」というクレームの原因になりがちです。
カビから発生する虫やダニの対策を考慮すると、湿気がこもる畳とカーペットの組み合わせは推奨しない
しかし、その正体はカビなど菌類を餌とするカドコブホソヒラタムシやヒメマキムシ類で
あることが多いです。
和室であれば畳、フローリングの部屋であれば巾木と床の隙間など、湿気がこもりやすく
カビを生じやすい場所で知らず知らずのうちに発生しているようです。
慣れた人であれば肉眼でも見抜くことは可能ですが、普通は顕微鏡で見なければ判別が
難しい昆虫です。
代わりに「壁や柱に画鋲で突いたような穴が無い」、「きな粉のような粉が床に積もって
いない」という状況であれば、ヒラタキクイムシではないかもしれないと判断します。
秋に来る台風も高温多湿を招く要因
これらカビから発生する昆虫は、新築の家で発生しやすい典型的な種類と言えます。
その理由として、新築の家では建材がまだ完全に乾燥し切っていないため多湿に
なりがちなこと、加えて家の気密性が高いため湿気がこもりやすく、餌となるカビが
発生しやすい状況になることが挙げられます。
他にもこの季節であれば台風の到来、また台風の後に晴れて蒸し返す日が続くことも
理由として考えられるでしょう。
この1本で立ち向かうんだ
対策としては定期的に換気する、風通しの良いレイアウトに変更するなどが挙げられます。
また、エアコンによる除湿も効果があるかもしれません。
加えて、畳の裏や巾木の隙間などには害虫の発生予防効果を持つファーストキルNを噴霧
しておくとよいでしょう。
虫の写真を見るのは平気なので、虫の種類についてもう少し詳しく知りたいという方は
「虫取りたちのつぶやき」をご覧いただければと思います。
また、ご紹介したファーストキルNの使い方についても簡単に写真付きで記載しています。
なお余談になりますが、これ以外にも新築の家に出現しやすく、かつヒラタキクイムシと
酷似するコクヌストモドキという害虫もいるのですが、それはまた次回に。