煌々生活

しとしと降る梅雨が明けて、次はさんざめく蝉時雨か。騒がしくなるね。

関西は、やっと梅雨が明けました。閉塞の日々に変わりはないけれど、
通勤途中に見る山の緑、空の青、少し気分が開放的になっていいなと
思います。
でも、その彼方に沸き立つ入道雲を見れば、所詮綺麗事を並べたとて
正直な気持ちと向き合わなければいけないかなとも思います。
何処にも寄らず、帰ろう。帰ればまた、来られるから。
さて、どこにも行けない4連休。カメラの勉強でもしようか。
燦々と降り注ぐ太陽の光だって、いい素材になるかもしれない。
狙い通りに切り取れるよう、被写体を見つけては練習の繰り返し。
そして早速出番が来た、新調した眼鏡に付属するオプション。
これを使えば、サングラスと同等の効果が得られるから、
空を見上げ続けても、目が眩むことが無くて助かるかな。
そのサングラスのパーツをカメラのレンズにかざして見た景色。
太陽光が、かなりカットされていて見やすい。でも着脱式だから、
無くさないように気をつけないといけないな・・・。
そして撮りためた写真を整理する夜。煌々と灯る窓ガラス、やがて
その光におびき寄せられて続々と窓辺に集まってきた虫たち。
夜遅くまで趣味に没頭していたら、同じようなことになっていたと
いう人もいるかもしれないし、外出ができない巣ごもり生活の今、
家にいる時間が長いせいで余計にこんな虫たちが目についてしまう
という人だっているかもしれない。さて、どうしようか?
そんな時は、屋内の照明を「虫たちが集まって来にくくなる
防虫仕様のもの」に変えてしまう手もあるし、または蛍光灯へ
「虫たちが好む光をカットする防虫カバー」を装着する方法
だってある。お部屋の照明に合わせて選んでいただければと
思います。
それと「蛍光灯に装着する防虫カバー」は、隣に並べた一円玉と
見比べて分かる通り、そこそこの厚みもあります。
だから、万が一蛍光灯を落としてしまった時に、ガラスが飛び散る
という悲惨な事故を防止する飛散防止機能もあって便利。
特に異物混入に細心の注意が必要な製造工場では、その側面からも
心強い味方になるかなと思います。
でも、そんな「防虫ランプ」や「蛍光灯に装着する防虫カバー」にも
弱点はある。
例えば、虫から「全く光が見えなくなる訳ではない」から、想像の通り
畑の中にぽつんと1軒だけ建物があって、周りに光源が無い条件下では
どうしても虫が飛んできてしまう。
それと、電光看板とか外灯に面していて、その光に照らされてしまう
場所だと、いくら室内から煌々と漏れる光に注意していても、やはり
虫はやってきてしまう。・・・困ったね。
そんな時は、光に照らされる外壁に液状の殺虫剤を撒いておく、
あるいは窓ガラスにガラス専用の殺虫剤を散布しておいて、
飛んできて着陸した虫をその都度駆除する方法で対処する手も
ありだとおもいます。

さて、今回は光と虫に関するお話をご紹介させていただきました。
連休明けもまた、ここでお会いできたらと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

■担当者の独り言

昭和18年7月29日、奇跡の作戦と称された「キスカ島撤退作戦」が
実行されました。ここでは詳細は割愛します、気になる方は書籍や
インターネットなどで調べていただければと思います。
遥かアリューシャン列島の先、キスカ島で孤立した将兵約5,000名、
彼らを厳重な包囲網をかいくぐってどう救助するのか。
轟々たる非難を浴びながらも、「帰ればまた帰って来られる」と
成功の望みが薄いと判断された時期を避け撤退。そして2度目の
チャンスで見事作戦を成し遂げた指揮官の判断力は、何を決めても
非難され、正解なんかどこにもなくて、先行きも全く見えない今、
自分がどうあるべきか考え直す一助になるのかなと思います。
もちろん今も辛いことは変わらないけれど、文章だけでも伝わる
生き地獄と比べれば、僕の毎日なんか些細なものに見えてきます。
そう思って、この連休は美味しい物をしっかり食べて、来週も
その先も戦い抜けるよう、整えていけたらと思います。

夏の宵とゴキブリ

空は、夕焼け。明日も、晴れか・・・いい一日になるよ。

本日は夏至。実感は湧かないけれど、日の出から日の入りまでが
一番長い日。
今日が終わってしまっても、まだしばらくは綺麗な夕日を見ながら
家に帰れる日だってあるかもしれない。
帰宅の時、少し寄り道をして、山の遊歩道とか川のほとりから
空を見上げてみるのもどうだろう?黄昏時も、いい時間だよ。
夕日を眺めながら家に帰って、ご飯を作りながらふと窓を見る。
すっかり夜か・・・。
今晩は涼しいから、食事と洗濯が終わったらランニングに行こう。
そう思って外へ出ると、廊下に現れたピカッと光る何か。
・・・見つけたよ。
クロゴキブリ、か。さて、どう始末しよう?目についたのは
こんなこともあろうと自宅に持ち帰っておいた殺虫剤たち。
相手がクロゴキブリなら、フマキラーFK2001が適任。
でも、下手に近寄って噴霧すると、もんどり打ったゴキブリに
飛びつかれるかもしれないから、少し距離をとろうか。
そうして背後から流すように一連射、悶絶しながら廊下の端へ
消えていったゴキブリ。駆除完了、か。
ところで、なぜ「ゴキブリだったら殺虫剤はコレ」という
決まりがあるのかとか、「そもそもゴキブリとはどんな
生き物なのか」ということを今月のセミナーでご紹介します。
今週は、最終日程として水曜日に「殺虫剤のセミナー」を、
また金曜日に「ゴキブリのセミナー」を開催します。
まだ若干残席がありますので、お申込をいただければ幸いです。

大きくて怖くない蛾・小さくても危ない蛾

今日は、少し写真がリアルかな・・・。

いつもより、少し早めに帰宅させていただいたこと、
それが運命の出会いに繋がったのかもしれない。
自宅のポスト前にいた、五百円玉よりも大きな何か。
この子にとっても、最初に見つけたのが僕だったこと、
それが幸運だったかもしれないね。
普通の人なら悲鳴を上げる、大きなグライダーのような蛾。
正面から撮ると、今にも離陸しそうな迫力。僕好みの子。
誰かに見つかって駆除される前に、救助してあげようか。
そう思って差し出した指に乗せられた前足、少し感じる重さ。
過去にも会社とか駅のホームとかで似たことがあったけど、
こんな時、彼らは素直にこちらの指示に従ってくれる。
元々そんな習性があるのかもしれないし、もしかしたら人を
選んでくれているのだとしたら、それは少し嬉しいね。

・・・自宅から少し離れた、灯りの少ない街路樹の上でお別れ。
短い間だったけど、お元気で。
さて、そんな大きな蛾。人から嫌われてしまうのは仕方ないし、
もしかしたら、それが当たり前なのかもしれない。
でも、手のひらに乗せても毒を受けることは無いし、咬んだり
刺したりもしない温厚な蛾。少し優しく取り扱ってあげても
いいかもしれない。

でも、それとは違って、もうすぐ出るカレーのような色をした
小さな蛾、これには要注意。その正体はチャドクガという毒蛾。
まともに触れると大変な目に遭うから、小指の先ほどの黄色や
こげ茶色の蛾が出たら、少し気を付けていただければと思います。
対策は、換気をするとか涼をとるとか、窓を開ける時に
網戸をしっかりすること。
そして、窓とその周りに窓ガラス用の殺虫剤をしっかり
散布しておくこと。これが、手堅いかなと思います。

・・・少し手短で、リアルな写真を多用する記事になって
しまいましたが、今日の身近なところで起きた出来事と
いうことで書かせていただきました。
来週は、もう少しマイルドなお話をお届けできたらと
思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

トウゴウヤブカ

海軍さんにまつわる話なら、筆が進んでくれるね・・・。

緊急事態宣言が、今や日常の一部になってしまいました。
それでも、読書とかランニングとか、楽しめることは
まだ残されているし、巷では釣りがブームになっている
なんてニュースもありました。
ベテランの方は、密にならない磯釣りなんかも楽しんで
いるのかなと勝手に想像しています。
菅野チーフの写真フォルダから拝借、トウゴウヤブカ
さて、そんな潮溜まりの釣人に襲いかかってくる虫。
その一つに挙げられるのはトウゴウヤブカ。
何故海岸付近でよく見られるのかと言えば、それは
幼虫が海水の中で生活できるため。海水の塩分にも
耐えられる適応力、これには脱帽せざるを得ないか。
ところで、何か聞き覚えのあるトウゴウという名前。
これは想像の通り、日本海海戦でバルチック艦隊を
破ったことで有名な東郷平八郎元帥に由来します。
なお、本種を初めて発見したのはイギリスの昆虫学者。
「蚊がマラリアを媒介することが分かったから、じゃあ
次は世界の各地から蚊のサンプルを収集しよう」という
背景から行われた研究調査。
そんな中、大阪湾の潮溜まりから採集した新種の蚊が
本種であったと言われています。
写真:記念艦「三笠」艦上展示パネルより
トウゴウヤブカとして命名されたのは日本海海戦から
2年後の1907年。わざわざ日本人に因んだ種名をつけて
くれたのは、日本とイギリスが友好関係にあったこと、
それと過酷な環境で逞しく生きる姿を重ね合わせたとか
・・・真相は分からないけど、そんな理由も添えられて
いたら、嬉しいね。 
さて、1905年5月28日に日本海海戦は終わったけれど、
今年の5月28日はどうだろう?残念ながら、終わりの
見えない新型コロナウイルスとの戦いの真っ只中かな。
言いたいことも、苦しいことも、たくさんあるけれど、
乗り越えていけるよう奮励努力して過ごしていこうと
思います。

来週もまた、ここでお会いできれば嬉しいです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

■担当者の独り言

去年から「坂の上の雲」を読み進めているせいかな・・・。
ある日実家で見つかった、ひいおじいさんが日露戦争へ
出征した時の徽章。何か、呼ばれるものがあったのかも
しれないし、ただの偶然かもしれない。
旅順みたいな最前線にいたのか、あるいは安全な後方に
いたのか、もう知る術なんかないし、ひいおじいさんの
武勲にも僕は興味なんてない。
でも、生きることが難しかった毎日を越えて、僕らに
襷を繋いでくれたことに「ありがとう」って伝えたいし、
だからこそ、新型コロナなんかに負けてはいけないとも
思います。

魚の口から出てきた生物

これは怪産物かな、それとも魚怪類かな・・・。

ゴールデンウィークが近づいてきました・・・心は、浮かないか。
でも、晴れ渡る空と新緑のコントラストとか、子供の頃からある
公園の藤棚とか、赤く実を結んだ実家のさくらんぼとか・・・
自然の景色は、褪せない。今年の連休は、そんな些細なものたちに
目を向けてみようかと思います。
さて、旅には出られないから、たまに奮発してしまう夕食。
いつもお世話になっている八百屋さんの新鮮な野菜とか、
お魚屋さんの煮つけとか・・・うん、元気を出そうか。
そんなある日、口の中で引っ掛かった何か。最初は鯛の顎と思った
それはウオノエの一種。魚に詳しい人にはお馴染み、主に魚の口の
中に寄生している生物。調べてみると、他に鰓の中とか体表面とか、
種によって寄生する場所が違うこともあるらしい。
弊社でも、海藻か何かに混入した検体として過去に調査の依頼を
いただいたことがあったから印象深いけれど、まさか家で出会う
ことになるなんてね。・・・まあ、いいさ。
写真:URANO LAND 越前和紙ダイオウグソクムシ(藍)
ところで、このウオノエは大雑把に分類するとダンゴムシや
ダイオウグソクムシと同じグループに属します。
そして弊社でダイオウグソクムシと言えば、姉妹ブログで
お馴染み、川竹君の食レポにも出てきます。いろんなものを
食べていますが、抵抗の無い方はどうぞご覧ください。
・・・ウオノエも、カラリと揚げればおいしいのかな・・・。
そして同じく昆虫食で話題に上がることのあるシロアリ。
栄養価だって高いらしいけど、逆に大事な家を食い荒らす
虫でもあり、ある意味で「食うか食われるか」の関係。
最近、弊社の所在地の高槻市でもヤマトシロアリの羽アリが
目撃され、他にも各地で飛んでいるのが確認されています。
これが家から飛び始めると、要注意です。
庭先とか家の玄関とか、建物の周りに、こんな薄灰色の小さな
羽がたくさん落ちていたら、最寄りのシロアリ駆除業者様へ
ご相談いただいた方がよいかと思います。
どこに相談したらいいか分からないという方がいらっしゃれば
シロアリ駆除業者選びドットコムをご覧いただければと思います。

更新が予定より少し遅れてしまいましたが、また来週もここで
お会いできたら嬉しいです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

■ 担当者の独り言

「護衛艦まつゆき」が今月初めに引退・除籍になったとのこと。
最後に真横まで行って撮影したのは2年ほど前、舞鶴で、か。
初めは悪天候だったのに、さっと雲が流れて晴天になったこと、
風にたなびく信号旗がきれいだったこと、色々思い出しますね。
長い間、お疲れ様でした。
「護衛艦あきづき」、第5次中東派遣のため今月中旬に
佐世保を出発とのこと。
なお、本艦の愛称は「Esperanza cat = 希望のネコ」。
ロゴマークもネコをあしらったバージョンがあります。
それはそうとして、ただただ、ご無事を祈るのみ。

はるさめ

宵の雨空に、すっかり魅入られてしまったか・・・まあ、いいさ。

「春うらら」と書くのをやめた、冷たい雨に打たれた週末でした。
でも、まだ少し残っている桜とライトアップの灯り、誰もいない
桜雨降る夜。カメラ片手に、ひっそり家を出ようか。
さざめく雨音と響くシャッター音。ゆっくり重くなってく服、靴。
気は晴れた。これで十分かな。
写真:横浜スタジアムにて
ところで今日のプロ野球は、どこも雨天中止なく予定通りか。
三浦番長、今日は勝てたかな・・・うん、よかった。
「終わったことは変えられないけれど前を向いてやっていく」
長く続いた連敗、それでもチームを引っ張り続けるその姿に
勇気をもらいながら、スマホ越しに応援してます。
さて、連敗脱出か。ふと思い出したハルウララという競走馬のこと。
「今日のお話と何か関連付けられないかな」と思ってネットで検索、
そして思わず仰いだ空・・・最近よく聞く馬主って、これのことか。
写真:護衛艦はるさめ艦上展示パネルより
それなら少し視点を変えて、雨と馬の話なんてどうだろう?
・・・手元にあるのはこれだけか。ロゴマークは防人と愛馬、
名前は雨、護衛艦「はるさめ」。
旧海軍から数えて4代目、長く大切に受け継がれてきた名前。
愛称は「Spring Drizzle = 春の霧雨」。
そこから膨らんだ連想、馬と霧雨。ミスト状の殺虫剤を吐き出す
ユニコーン「サイベーレエアゾール」。僕にとって初めての商品
だから思い入れは強いし、頼りにしている愛馬のような存在。
窓ガラスを汚さずに処理出来る使い勝手、そこに飛んできた虫を
きっちり駆除する効力、どれをとっても魅力的。
もちろん、そろそろ出現するカメムシの対策にもお勧めです。
たくさんの方にご愛用いただけたら担当者として嬉しいですし、
このユニコーンに愛称がつけば、それもまた嬉しいです。
写真:岐阜県・飛騨の里の展示パネルより
そして最後に、古くから産業を支えてきた虫、蚕について。
蝶を1頭、2頭と数えるのは「蚕の幼虫が馬に見えることに
由来する」と教わったものの、念のため調べると違う様子。
覚え直し、か。
でも、蚕と馬にまつわる神話や昔話、神社もあるようで、
新たな興味は尽きない。

これはイモムシフィギュアを集めたりしている川竹君の
ブログに譲ろうかな・・・得意の昆虫食の話題と併せて、
いつか機会があれば解説してもらえたらなって思います。
写真:富岡製糸場の館内音声ガイドとパンフレット
記事を書き続けることが、僕にとっても探求心に繋がっていく。
また来週も何か、お話を一つお届けできればと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

■ 担当者の独り言

いつまでも旅へ行ける気配は無し、か。いくら綺麗事を並べたとて
こんな雨の週末は気が滅入ってしまう。
それでも、お客様からいただいた宝地図を広げれば「いつか旅先を
車で回れるようになりたい」とか、「今のうちに体を治そう」とか、
「引き締まった体で記念撮影できるよう絞ろう」とか、前を向いて
過ごしていく気持ちにもなれる。
いつか最高の姿で旅に出られる日への、馬のはなむけとなるように、
明日も今できることを頑張れたらな、と思います。

忘れないで

プロ野球のオープン戦、か・・・そうだね。今日は部屋で見よう。

少し荒れた土曜日と、予報通りに晴れた日曜日。
お医者さんの表情はまだ渋いし、僕も先のことは分からない。
それでも、日曜日は見晴らしがいい地元の公園でランニング。
・・・体力が、少し落ちてしまったかな。
さて、今年の春もコロナ禍、どこにも行けやしないか。
それなら、今日走った公園とか、どこかの川沿いとか、
身近なところで桜を見ていくなんてどうだろう?
きっと、気が紛れるよ。
そう思いながらスマホを出そうと腰のポーチに手を伸ばせば、
視線の高さに貼り紙。
特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」に関する注意喚起。
話題に上がることが少ないけれど、今もまだ進行中の問題。
お花を眺めている時に、テレビや新聞で見た変な虫がいたら
通報して欲しい、そんな虫。皆様の目撃情報が力になります。
それと、こちらも忘れてはいけない問題。殺人アリとか、
そんな風に呼ばれていたヒアリのお話。
もちろん、突然目の前に現れたアリを瞬時に「ヒアリか
どうか」を見抜くことは難しいし、「気を付けよう」と
言われたとて、どうしても限界はある。
それでも、「こんなアリがいる」ということをまた少し
思い出してもらえたら、と思います。
それと最後に、生物でもなければ自然界のウイルスでもない、
エモテットというコンピューターのウイルスについて。
こちらも感染力が強くて去年話題になりました。
「メールアドレスをよく見る」とか「不自然な送り先」とか
見抜き方はいくつかあるものの、不意に届けば引っ掛かって
しまうかもしれない。
それでも、記憶の片隅に置いておけば、ハーフスイングの
一歩手前で踏みとどまれるはず。

もうすぐ新たなスタートとか、新しい出会いとかがある、
そんな季節。でも思い出さなければならないこともある、
そう思った週末でした。

■ 担当者の独り言

プロ野球のオープン戦も終盤。シーズン開幕まで、あと少し。
新たに出てくる選手もいれば、いなくなる選手だっている。
どんなに長く貢献し続けても、数字を残せなくなってしまえば
目の敵にされ、嘲笑の的にされ、やがて忘れ去られてしまう。
もちろん、そこで終わるつもりの選手なんていないと思うし、
再起をかけて、光の当たらない場所で猛練習に励んだはず。
それでも、血の滲むような努力をしたとて、報われないまま
終わってしまうのが普通で、「仕方ないよ」と思わなければ
いけないのかもしれない。


・・・だからこそ、再びマウンドへ帰って来たその姿に、
胸を打たれるのかな、と思う。
- 今日もしっかり感染予防対策をして、いつかまた球場へ -

原点へ

さあ、再び月曜日更新のローテーションを守ろうか

先日、久しぶりに捕虫紙の検定作業を担当させていただきました。
虫をおびき寄せる光の出る機械「捕虫器」にセットされ、そこに
集まって来た虫を捕獲する粘着シート、これが捕虫紙。
そしてそこに捕まった虫の種類や捕獲数を元に「この虫がこれだけ
捕獲される」ということは「その現場で何が問題か?」を割り出す。
それが検定作業。
その結果から、例えば「外で発生する虫の捕獲が多い」のなら
「どこかから屋内へ侵入している可能性がある」と言える。
そしたら次は、「侵入経路を特定するための調査」になって、
その後は・・・状況によって様々かな。
例えば写真の「事務所玄関にある扉の隙間から侵入」であれば
僕の得意な「窓ガラス用殺虫剤」による待ち伏せでもいいし、
「前室に殺虫剤を充満させて侵入した虫を迎え撃つ」でもいい。
もし殺虫剤が使えないのなら「隙間をブラシなどで塞ぐ物理的な
作戦」も選択肢になる。
大事なことは、お客様の要望に応じてベストの提案をすること。
提案が難しくて不安だからこそ、大事な殺虫剤の基礎試験。
もちろん、現場で同じような結果にならないこともあるし、
それが元で怒られることもある。
それでも、なぜ自分がその選択をしたのか、その根拠となる
データが無ければ、次へと繋ぐ修正も何もできないから・・・
基本的な挙動、効果の限界点はやっぱり理解しておかないと
いけない。
さて、もうすぐ春か・・・捕虫紙検定のアルバイトという
育成選手から、お情けで正社員という支配下登録をして
いただいて10年少し。
講師として務まらなかった、忘れもしない薬剤セミナーのこと、
色々な薬剤試験の結果を発表して、お客様から面白いと褒めて
もらったセミナーのこと、怖さも嬉しさも薄れてきたのかな。
今年はもう一度、試験データという制球力をしっかり磨き、
またセミナーで皆様とお会いしたいなと思います。

なお、弊社の春のセミナーはただいま受付を開始しております。
内容・日程の確認と、お申込はこちらのURLからどうぞ。
https://www.semco.net/services/seminar/seminar_info.html

■ 担当者の独り言

昨年11月から南極地域観測協力に出発していた砕氷艦「しらせ」が
先月22日、無事に横須賀へ帰港したとのこと。お疲れ様でした。

続・金網の工作

今年は豆を何粒食べるんだっけ・・・適当で、いいかな。

今日は節分の日・・・だけど、それとは全然関係が無い前回の続き。
金網を使って鳥がソーラーパネルの隙間へ住み着かないようにする、
その方法について書いていきたいなと思います。
さて前回、屋根とソーラーパネルの隙間を塞ごうと切り出した金網。
社内にある適当な取り付け器具を使って固定してみたけれど・・・
うん、ちょっと強度が頼りないね。
それに金網の裾も、きれいに揃えるのではなくて少し垂らすように
仕上げないと駄目らしい。やり直し、か。
もう一度、切る場所を白いマーカーで大まかになぞる作業。
こうやって、だんだんと手慣れていくのかな。
でも、そうして慣れてきた頃に危うく物を落としそうになったり、
怪我をしそうになったりなることが多い。
例えば屋根の上は傾斜がついているから「ちょっとの間だけ」と
置いたマーカーなんて、あっという間に滑り落ちてしまう。
そしてその下に誰かがいたら、大変。
面倒だけれど、基本は使ったら元の位置に戻す、その繰り返し。
・・・うん、難しいね。簡単なように思えて。
気休めだけど、ポケットがたくさんある腰袋なんてどうだろう?
それと、厚手の手袋越しでも気になる切断面の飛び出たところ。
結構、当たると痛いね。
時間に余裕があれば、カットしておいてもいいかもしれない。
こんな風に切断面をきれいに揃えられるのも、網の目が正方形に
なっていることのメリットかもしれない。
どうでもいいことも大切なことも、自分で商品を触ってみないと
分からないことがたくさんだから・・・僕は扱ったことのない
商品のお話をするのが正直怖いし、分かっている商品のことなら
何でも聞いてよと思う。
・・・うん、だからいつも電話が、長くなってしまうのかな。
ところで、新聞紙を敷いておけばよかったのかな。足元を見ると、
たくさんの散らばった端材。
後片付けのことも先回りして・・・まあ、いいさ。それは次の時に
活かそう。
そして仕上げ、専用の金具を使って金網をきちんと固定。
この時も、ナットや他のパーツを落とさないように注意。
これで完成、かな。本職の人たちに比べたらまだまだだけど、
上手くできたかなと思う。
最後に余った端材で少しだけ自由工作。格子状の時とはまた違った
切りにくさがあったから・・・これは、細かい仕上げをする時に
覚えておかないといけないかな。

- 真面目な仕事の片隅に、ほんのちょっぴり遊び心を -

ネズミ駆除と工作

更新予定日がずれていくね・・・まあ、いいさ。

害虫駆除と言えば「殺虫剤を撒いて終わり」という印象を持たれる
かもしれません。
でも実際は「被害の内容に応じた対策を取ること」が正解、かな。
なので、時には「害虫やネズミの侵入を防いでしまえば目的達成」
ということだってある。大事なことは「お客様がどういった被害で
困っているか」を聞き取り、その最適解を出すこと。
・・・うん、難しいね。
さて、最近のミッション。ネズミやイタチなどの動物が建物の中に
入って来れないようにする「鳥獣対策オリジナル金網」の評価。
ただの金網にしか見えないけど、網の目が正方形のマス状になってる
おかげで「真っ直ぐ切断できているかどうかの基準」が分かりやすい
というメリットがある。
他にも「塞ぎたい隙間の上」に置いて「どのマスから切り始めたら
よいか」という目測をつけやすいことも利点。地道だけれど・・・
こういったレビューの積み重ねが大切。
マスに沿って切ることができるのは、思い通りの図形を作りやすいと
言えるかもしれない。そう思いながら資料作成用として適当に切った
金網。・・・なんかB2ステルス爆撃機のシルエットみたい。
あと「一度に広範囲の隙間を封鎖したい」という場面は金網の出番。
角材などを用いて折り曲げることが多いけど、この時にもマス状の
網目が役に立ってくれる。
長く切り出した金網も、網目に沿ってきちんと折り曲げていけば、
手先が器用でない僕でさえ真っ直ぐに仕上げることができる。 
階段横の隙間を試しに封鎖。金網の色が黒いから、思ったほど
目立たないし、ここに「きれいに折り曲げること」が加われば
完璧な仕上がり・・・うん、いいね!
次は室外機の周りなど「配線を引き込んでいる複雑な隙間」を
想定した封鎖試験。さて、どうしようか。
ここは白いマーカーで「切りたいところと残すところの境界」を
なぞり、それに従って切ってみるなんてどうだろう?
・・・よし、やってみよう!
やってみると形にはなった。でも、コウモリやイタチが相手なら
ともかく、噛み切る力が強いネズミが来た時のことを想定すると
どうだろう?・・・やっぱり装甲が薄いのかな。
そんな時は「貼り付けた金網を下地」にして、その上から「マウス
ストッププレミアムを塗布して補強する」という手段もあるし、
「金網に忌避剤をくくり付けておく」のも有効かもしれない。
予想される相手に応じて「複数の手段・アイテムを組み合わせる」
ということもまた重要。
鳥類対策を想定した評価・検証も行って、また皆様に色々な情報を
お伝えできればと思います。
切り出して、うまくフィットさせたはいいけれど、次はどうやって
固定しよう?これはまた次回かな・・・。