守備で点を稼ぐ

いよいよ野球はクライマックスシリーズか。騒がしくなるね。

朝晩がすっかり冷え込む季節になりました。でも、健康診断の日が
近づいてきたから、寒い夜もランニングに熱が入ります。
ほんの少しだけ絞れたウェスト、落ちずにキープされた体重、春に
思い描いた体形や体脂肪率の数値には届かないかもしれないけれど
何か変わる兆しが見えたこと、それが嬉しいなと思います。
それと、夏場に色々なトレーニングをし過ぎて体にかなり負担を
かけてしまったこと。それさえ無ければ余計な足踏みも無くて、
もう少し善戦できたかもしれない。
けれど、整体の先生に色々と教わって体の使い方とかケアの仕方、
トレーニング間隔を空ける考え方とか、新しいことに取り組めた
ことは結果的に良かったかなと思います・・・10キロ走のタイム、
少しだけ縮まったか。うん、よかった。
ところで、僕が1キロを走る間に消費するカロリーは推定で
50~60キロカロリーとのこと。それはつまり、例えば休憩の
時に1袋50キロカロリーほどある煎餅を食べずに見逃せば、
ある意味で1キロ走ったことと同じと言えるかもしれない。
(筋肉を鍛えられないことは大問題ですが)
トレーニングができない休息日は何となく手持無沙汰ですが、
そう割り切って、必要な朝・昼・晩の3食だけを食べるという
習慣を身に着けてもいいかなと思います。
そう言えば、この週末はプロ野球のクライマックスシリーズでした。
好機に凡退を続けても、窮地で好守を連発すれば4点分の出場価値が
あったと言えるかもしれないし、あたかも作戦を見抜いたかのような
ピッチドアウトからの盗塁阻止も、その1プレーの残像がシリーズの
終わりまで相手に与える心理的影響は計り知れない。
どの形でチームの得点に貢献するか、改めて考えさせられる2日間に
なりました。
もし地元で日本シリーズを見れる展開になるのだとしたら、
もし観戦が許されるのだとしたら、球場に足を運ばせて
いただきたいなと思います。

部屋の掃除と撮影と

こんな日に良い天気になられてもね・・・まあ、いいさ。

このところ、晴れた休日が続きます・・・出勤は昼からにして、
朝は掃除と洗濯の時間に回した方がいいかな。
1LKの部屋に鳴り響く掃除機の音、ベランダにはためく服とか
台所マット、一ヶ所に固めて置かれた書類や小物。
足りないものを買い足しに外へ出れば、アパートの植え込みに
ツマグロヒョウモンの雌。咄嗟に切ったスマホのシャッター、
青空にオレンジの翅が映えていいなと思います。
撮影の時季を逃したと思っていたキンモクセイも再び開花。
場合によっては二度咲きすることを初めて知りました。
何だか、嬉しいね。
さて、買い足しが終わって掃除の続き。飾ったまま埃を被って
しまったものの拭き掃除とか配置換えとか・・・あまり時間は
かけられない、か。
そしてふと思い出した、今日が祝日ということ。ベランダに
掲げた小さな日の丸、太陽の光がいい感じだと思います。
その光を眺めているうちに閃いた余計なこと・・・今日は
逆光を活かした写真が撮れるかな。
さっき拭き掃除を終えたばかりの小物たちを引っ張り出して、
何となく、それっぽいアングルにして、シャッターを切る。
・・・どう、かな。
さらに緊急事態宣言の時、退屈過ぎて手を出してしまった
プラモデル(ガンダムシリーズ)も押し入れから出動要請。
逆光でも・・・まあ、分かる人には名前が分かるかな。
ところで組み立てるまではいいけれど、完成してしまうと
やがて興味が無くなってしまうのが悩みの種。
こういうのが好きなお子さんとか友達のいる人がいたら、
喜んで譲るのにな・・・。
(ただし、これは別売パーツを揃えるのがかなりの鬼門)
そうやって旅行に行けないまでも、カメラのこととか、
時々何か組み立てて気晴らしすることとか、視点を
変えながら日々過ごしていけたらと思います。
・・・それはそうと、時間管理とかメリハリも大事かな。
まあ、いいさ。

運ばれる余計なもの

「トラックの数、これでもまだ少ないかな」 運転席で一人尋ねた帰り道

ここでラジオとか操作できたんだね・・・まあ、いいさ
運転が楽しいと思い始めたら、ある日視界がおかしくなりました。
お医者さんが大丈夫と言ってくれた通り、また見えるように戻って
くれたけれど、運転も下手に戻ってしまったな・・・まあ、いいさ。
それでも、また運転席にいられることが素直に嬉しいなと思います。
荷物置き用になっているパレット
さて、現場帰りの大きな国道。対向車線のトラックを見て思い出す
父の言葉。「これでも昔に比べてまだまだ少ない」というかな?
夕日に染まる道路、サイドミラーの端へ流れていくトラックたち、
ふと想像するその積み荷。
会社で商品出荷の様子を見てるから、ついつい樹脂製のパレットと
その上に積まれたたくさんの段ボールを思い浮かべてしまう。
それと同時に考える余計な事。パレットに何か変なものが付着して
ヨソへ持ち込まれたりしていないかな。
木製パレットの中にあったクモの巣
でも実際、疑いの目をもって見ればパレットにクモの巣が張って
いたなんてことはあるし、そこに生きたクモがいたらパレットや
トラックなどを介して他の場所へと運ばれてしまう。
その他にも例えば、パレットにカビが生えていたり、小麦粉とか
食品原料が堆積していたら、それらを餌にする虫たちが発生して
しまう。
そして最悪の場合はどうなるか、それは・・・予期せぬ場所での
異物混入の事故。
筆者が時々こっそりキーボード掃除に拝借している会社のエアー
それを避けるには、日頃から定期的にパレットを目視点検する、
掃除する、時間が無いのだとしてもコンプレッサーのエアーで
汚れを吹き飛ばすなどし、予防に努める必要があります。
速乾性でべたつきが無く、扱いやすい天然除虫菊ドライスプレー
それと掃除の仕上げとか、突然出てきた虫へ対処しないといけない
時のために速乾性で安全性も高いスプレー剤を常備しておいても
いいかなと思います。「有機JAS資材評価協議会 資材リスト」に
登録されているから、オーガニック加工工場での使用もOKです。 
こんな物もあるんだってこと、もし興味を持っていただけたり、
お手に取っていただけたら幸いです。

担当者の独り言

プロ野球のペナントレースも、とうとう終わり。それに合わせて
いぶし銀のベテラン選手も、長く球場の運営を支え続けた方も、
次々と惜しまれながら引退して、球場へ別れを告げる。
僕にもいつかは最後の登板日が来る。それが思ったより早いのか、
それともうんと遅いのかは分からないし、不安は尽きない。
でも、いよいよその引き際に「矢弾尽き果てた」って言えたら
いいなと、去り行く背番号を見て思います。同時に選手生命を
縮めないよう、些細なことは適度に笑ってごまかしていけたらと
思います。

休日ハイキング

吹き付ける涼風、汗ばんで重くなってく上着、秋の山だって楽しい

気がつけば、机の上にあるカレンダーがすっかり薄くなっていました。
もう過ぎた夏を嘆くより、近場で秋のハイキングなんてどうだろう?
練習した通りに景色や物を撮影できるかどうか、試せるかもしれない。
そう思って腰を上げた祝日の朝。秋も・・・良い季節だよ。
さて、景色を撮るか小さなものを撮るか。決めかねて鞄に投げ込んだ
通常のレンズとマクロレンズ。のんびりと目指すは近くの摂津峡。
早速、山のふもとで見つけたアレチヌスビトハギ。別名くっつき虫。
誰もが一度はまとわりつかれて大変な目に遭ったはず。
でも、思ったより曇ってきたせいか、被写体が少ないな・・・。
そんなことを考えながら辿り着いた白滝。
試してみたかった、シャッタースピードを変えながらの撮影。
どうだろう?やっぱりもう少し練習が必要かな。
滝を過ぎて、けもの道を抜けて、少し休憩。突如視界のはずれから
飛んできた、カマキリ。その下には、沢。
ハリガネムシに操られて水辺まで来たのかなと思ったけれど、
どうやら強風にあおられて、たまたま飛んできただけらしい。
10分ほど撮影に付き合ってもらって、お別れ。お元気で。
さて、休憩は終わり、どんどん上を目指そうか。やがてキャンプ場に
差し掛かって見つけた、切り株から生えていたキノコ。
社内で鑑定してもらったところ、カワラタケの一種とのこと。
背景が少しだけ玉ボケっぽくなって、惜しいところまで来たかなと
少しだけ満足。
こちらも社内で鑑定してもらって、チャカイガラタケとのこと。
密集しているから、構図の取り方、考え方が難しいね・・・。
面倒になって、マクロレンズのまま強引に撮影したススキ。
どうだろう?やっぱり視野が狭いかな。
展望台に近づいてきたところで見つけた、赤い木の実。
ガマズミと書いて間違いだったら困るから・・・今日は
分からない木の実と書くしかない、か。
汗をぬぐって見上げた坂、駆け上がれば展望台。
空は少し霞んでしまっているけれど、気分は少し晴れた気がする。
こんな景色が見られたことに、何故か嬉しいかなと思います。
ところで、そんな景色とともに現れる、色々な注意喚起の看板。
マムシやスズメバチといった山の有毒生物にも気を付けて
いただければと思います。
なお、スズメバチ対策には携行しやすい小型のハチ用殺虫剤を
持参しておくと心強いです。
それと、毒ヘビを徐々に弱らせて駆除するスプレー剤も最近
取り扱いを始めました。瞬時に動きを止める訳では無いことに
注意が必要なものの、約3メートルの噴射距離があるので、
遠く離れたところから噴射することができます。
登山だけでなくキャンプの時にも持っておけば、思わぬ時に
役立つのでお勧めです。
でも、時には対処がとても難しい動物が出ることもあるから・・・
地元の方のお話を聞いたり、近くの案内所で情報をいただいたりして、
安全安心なハイキングやキャンプを楽しんでいただければと思います。


さて、今週は身の回りにある些細な物に焦点を当ててお話をさせて
いただきました。次回も、深まる秋の景色とか、それにちなんだ
生物のお話とか、色々お届けできたらと思います。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

セアカゴケグモ再び

この度の台風の被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

本日は、お昼休憩の一コマ。
食後の運動、ゴミ袋片手にいつも通り外にあるゴミ捨て場までの往復。
乾いた音を立てて落ちたゴミ袋、そして事務所へ帰る復路。
ふと気になった、事務所本棟の基礎に不自然な宙づりの落ち葉。
・・・見つけたよ。
予想通り、その上に張り巡らされた巣とセアカゴケグモの幼体。
この前、ココにいたのを桝井さんに駆除してもらったけれど、
復活か・・・まあ、いいさ。
さて、駆除か。液剤のサイベーレ0.5SCがベストな選択だけれど、
それを準備している時間は無さそうだから・・・ひとまず手軽に
散布できるサイベーレエアゾールはどうだろう?
これで武器の選定は、完了。次は、周りに他の個体が居ないか
確認しておこうか。
基礎をなぞるように視線を右から左へ、捉えたもうひとつの巣。
・・・持ち主は誰か?
種類は分からなけれど、セアカゴケグモではない他のクモ。
異物混入を気にする食品工場なら話は違うけれど、今回は
無理に殺す必要なんかない。あとで遠くへ退避させようか。
それと、近くにあった屋外の電源ボックスの中も確認。
ここも特に異常は無し、か。
さて、それでは関係の無いクモたちの退避作業から。
対象者は3匹、しばらくは向かいの塀で生活してもらおうかな。
これで準備完了、か。じゃあ作戦開始、サイベーレエアゾール噴射。
アルコールベースだから速乾性、薬液が直撃した基礎に少しの間だけ
残る黒い跡、やがてズームアウトするように消えて、元の白い基礎へ。

予防を兼ねて基礎の端から端まで歩きながら掃射、僕の後ろについて
くる黒い帯、作業を終えて振り返れば、消えて元通り。
影送り、か・・・うん?それは違うか。
サイベーレエアゾールの掃射を浴びて地面に落下したセアカゴケグモ。
毒さえ無ければ他のクモたちとわけ隔てなくだけれど・・・仕方ないか。
作業が終わり、何事も無かったかのように乾いて元通りの基礎。
ここに殺虫効果が残るのは、およそ一ヶ月ほど。
次回は広範囲へ散布するのに適していて、基礎みたいな
コンクリート面でもより強く効果が残るサイベーレ0.5SCを
散布しておこうか。

・・・今回もただの駆除日記になってしまいましたが、連休の間に
何か綺麗なものとか、身の回りの些細なものとか、撮って集めて、
またご紹介ができたらと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

薬の備蓄

この度の豪雨の被害に遭われた方へ、心よりお見舞い申し上げます。また、救護活動に従事されている皆様のご安全をお祈りいたします。

長い雨に打たれたお盆休みでした。でも、雲が多いのなら、
それはそれでまた違う景色が見れるのかもしれない。
そう思って毎日窓辺に腰かけた夕暮れ、仰いだ空、まるで
好転しない空模様。まあ、いいさ。
さて、お盆休みに終戦の日。ふと思い出す田舎の護国神社のこと、
墓地に点在する先の尖った墓石のこと。食べる物、それと薬さえ
足りていたら、帰って来れた人だっていたはずなのに。
翻って、少しずつだけど着々と揃えてくれた新型コロナのワクチン。
接種の賛否はもちろん、不安はあるし、強制力だって無い。でも、
僕はありがたく受けさせていただくことにしました。
そして肩を時々さすりながら帰り着いた自宅。接種後は
ランニングが出来ないから、今日は階段の上り下りが
地味な運動か・・・。
そんな中、ふと気配を感じた階段の天井。今月はクマゼミが
こんな風に外壁へ取り付いていることが多かったけれど、
それなんかと間違ったりはしない・・・見つけたよ。
さて、高所のゴキブリか。下手に正面からスプレーをかけると
そのまま暴れまわって顔へ飛びかかってくるかもしれない。
じゃあ、カメラを起動したスマートフォンとスプレーを持った
手だけを物陰からニュッと出し、カメラの映像を見ながら噴霧
するなんてどうだろう?最近再放送された映画「プライベート
ライアン」のワンシーン(鏡で様子を見る)を参考に。
余談が過ぎてしまいますが、漫画やゲームの世界しか知らない
人間に、地上戦がいかに凄惨で怖いものか教えてくれる点でも
よい映画だと思います・・・正直、あまり見たくないです。
そうして物陰から短い連射を浴びせつつ、地面にたたき落とした
クロゴキブリ。ここまで来たら、あとは距離を詰めてしっかり
噴霧するだけ。
もちろん、作業中に誰かが不意にやって来て、誤射しないように
周囲の状況確認も大事。

それともう一つ大事なこと、それは夏の終わりでもゴキブリが
屋外にも屋内にもまだまだ出没してしまうこと・・・殺虫剤を
切らしていて反撃出来ない事態に陥らないよう、こちらの薬の
備蓄もしっかりしていただければと思います。

更新が滞ってしまいましたが、来週もここでお会いできたら
嬉しいです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

煌々生活

しとしと降る梅雨が明けて、次はさんざめく蝉時雨か。騒がしくなるね。

関西は、やっと梅雨が明けました。閉塞の日々に変わりはないけれど、
通勤途中に見る山の緑、空の青、少し気分が開放的になっていいなと
思います。
でも、その彼方に沸き立つ入道雲を見れば、所詮綺麗事を並べたとて
正直な気持ちと向き合わなければいけないかなとも思います。
何処にも寄らず、帰ろう。帰ればまた、来られるから。
さて、どこにも行けない4連休。カメラの勉強でもしようか。
燦々と降り注ぐ太陽の光だって、いい素材になるかもしれない。
狙い通りに切り取れるよう、被写体を見つけては練習の繰り返し。
そして早速出番が来た、新調した眼鏡に付属するオプション。
これを使えば、サングラスと同等の効果が得られるから、
空を見上げ続けても、目が眩むことが無くて助かるかな。
そのサングラスのパーツをカメラのレンズにかざして見た景色。
太陽光が、かなりカットされていて見やすい。でも着脱式だから、
無くさないように気をつけないといけないな・・・。
そして撮りためた写真を整理する夜。煌々と灯る窓ガラス、やがて
その光におびき寄せられて続々と窓辺に集まってきた虫たち。
夜遅くまで趣味に没頭していたら、同じようなことになっていたと
いう人もいるかもしれないし、外出ができない巣ごもり生活の今、
家にいる時間が長いせいで余計にこんな虫たちが目についてしまう
という人だっているかもしれない。さて、どうしようか?
そんな時は、屋内の照明を「虫たちが集まって来にくくなる
防虫仕様のもの」に変えてしまう手もあるし、または蛍光灯へ
「虫たちが好む光をカットする防虫カバー」を装着する方法
だってある。お部屋の照明に合わせて選んでいただければと
思います。
それと「蛍光灯に装着する防虫カバー」は、隣に並べた一円玉と
見比べて分かる通り、そこそこの厚みもあります。
だから、万が一蛍光灯を落としてしまった時に、ガラスが飛び散る
という悲惨な事故を防止する飛散防止機能もあって便利。
特に異物混入に細心の注意が必要な製造工場では、その側面からも
心強い味方になるかなと思います。
でも、そんな「防虫ランプ」や「蛍光灯に装着する防虫カバー」にも
弱点はある。
例えば、虫から「全く光が見えなくなる訳ではない」から、想像の通り
畑の中にぽつんと1軒だけ建物があって、周りに光源が無い条件下では
どうしても虫が飛んできてしまう。
それと、電光看板とか外灯に面していて、その光に照らされてしまう
場所だと、いくら室内から煌々と漏れる光に注意していても、やはり
虫はやってきてしまう。・・・困ったね。
そんな時は、光に照らされる外壁に液状の殺虫剤を撒いておく、
あるいは窓ガラスにガラス専用の殺虫剤を散布しておいて、
飛んできて着陸した虫をその都度駆除する方法で対処する手も
ありだとおもいます。

さて、今回は光と虫に関するお話をご紹介させていただきました。
連休明けもまた、ここでお会いできたらと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

■担当者の独り言

昭和18年7月29日、奇跡の作戦と称された「キスカ島撤退作戦」が
実行されました。ここでは詳細は割愛します、気になる方は書籍や
インターネットなどで調べていただければと思います。
遥かアリューシャン列島の先、キスカ島で孤立した将兵約5,000名、
彼らを厳重な包囲網をかいくぐってどう救助するのか。
轟々たる非難を浴びながらも、「帰ればまた帰って来られる」と
成功の望みが薄いと判断された時期を避け撤退。そして2度目の
チャンスで見事作戦を成し遂げた指揮官の判断力は、何を決めても
非難され、正解なんかどこにもなくて、先行きも全く見えない今、
自分がどうあるべきか考え直す一助になるのかなと思います。
もちろん今も辛いことは変わらないけれど、文章だけでも伝わる
生き地獄と比べれば、僕の毎日なんか些細なものに見えてきます。
そう思って、この連休は美味しい物をしっかり食べて、来週も
その先も戦い抜けるよう、整えていけたらと思います。

夏の宵とゴキブリ

空は、夕焼け。明日も、晴れか・・・いい一日になるよ。

本日は夏至。実感は湧かないけれど、日の出から日の入りまでが
一番長い日。
今日が終わってしまっても、まだしばらくは綺麗な夕日を見ながら
家に帰れる日だってあるかもしれない。
帰宅の時、少し寄り道をして、山の遊歩道とか川のほとりから
空を見上げてみるのもどうだろう?黄昏時も、いい時間だよ。
夕日を眺めながら家に帰って、ご飯を作りながらふと窓を見る。
すっかり夜か・・・。
今晩は涼しいから、食事と洗濯が終わったらランニングに行こう。
そう思って外へ出ると、廊下に現れたピカッと光る何か。
・・・見つけたよ。
クロゴキブリ、か。さて、どう始末しよう?目についたのは
こんなこともあろうと自宅に持ち帰っておいた殺虫剤たち。
相手がクロゴキブリなら、フマキラーFK2001が適任。
でも、下手に近寄って噴霧すると、もんどり打ったゴキブリに
飛びつかれるかもしれないから、少し距離をとろうか。
そうして背後から流すように一連射、悶絶しながら廊下の端へ
消えていったゴキブリ。駆除完了、か。
ところで、なぜ「ゴキブリだったら殺虫剤はコレ」という
決まりがあるのかとか、「そもそもゴキブリとはどんな
生き物なのか」ということを今月のセミナーでご紹介します。
今週は、最終日程として水曜日に「殺虫剤のセミナー」を、
また金曜日に「ゴキブリのセミナー」を開催します。
まだ若干残席がありますので、お申込をいただければ幸いです。

大きくて怖くない蛾・小さくても危ない蛾

今日は、少し写真がリアルかな・・・。

いつもより、少し早めに帰宅させていただいたこと、
それが運命の出会いに繋がったのかもしれない。
自宅のポスト前にいた、五百円玉よりも大きな何か。
この子にとっても、最初に見つけたのが僕だったこと、
それが幸運だったかもしれないね。
普通の人なら悲鳴を上げる、大きなグライダーのような蛾。
正面から撮ると、今にも離陸しそうな迫力。僕好みの子。
誰かに見つかって駆除される前に、救助してあげようか。
そう思って差し出した指に乗せられた前足、少し感じる重さ。
過去にも会社とか駅のホームとかで似たことがあったけど、
こんな時、彼らは素直にこちらの指示に従ってくれる。
元々そんな習性があるのかもしれないし、もしかしたら人を
選んでくれているのだとしたら、それは少し嬉しいね。

・・・自宅から少し離れた、灯りの少ない街路樹の上でお別れ。
短い間だったけど、お元気で。
さて、そんな大きな蛾。人から嫌われてしまうのは仕方ないし、
もしかしたら、それが当たり前なのかもしれない。
でも、手のひらに乗せても毒を受けることは無いし、咬んだり
刺したりもしない温厚な蛾。少し優しく取り扱ってあげても
いいかもしれない。

でも、それとは違って、もうすぐ出るカレーのような色をした
小さな蛾、これには要注意。その正体はチャドクガという毒蛾。
まともに触れると大変な目に遭うから、小指の先ほどの黄色や
こげ茶色の蛾が出たら、少し気を付けていただければと思います。
対策は、換気をするとか涼をとるとか、窓を開ける時に
網戸をしっかりすること。
そして、窓とその周りに窓ガラス用の殺虫剤をしっかり
散布しておくこと。これが、手堅いかなと思います。

・・・少し手短で、リアルな写真を多用する記事になって
しまいましたが、今日の身近なところで起きた出来事と
いうことで書かせていただきました。
来週は、もう少しマイルドなお話をお届けできたらと
思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

トウゴウヤブカ

海軍さんにまつわる話なら、筆が進んでくれるね・・・。

緊急事態宣言が、今や日常の一部になってしまいました。
それでも、読書とかランニングとか、楽しめることは
まだ残されているし、巷では釣りがブームになっている
なんてニュースもありました。
ベテランの方は、密にならない磯釣りなんかも楽しんで
いるのかなと勝手に想像しています。
菅野チーフの写真フォルダから拝借、トウゴウヤブカ
さて、そんな潮溜まりの釣人に襲いかかってくる虫。
その一つに挙げられるのはトウゴウヤブカ。
何故海岸付近でよく見られるのかと言えば、それは
幼虫が海水の中で生活できるため。海水の塩分にも
耐えられる適応力、これには脱帽せざるを得ないか。
ところで、何か聞き覚えのあるトウゴウという名前。
これは想像の通り、日本海海戦でバルチック艦隊を
破ったことで有名な東郷平八郎元帥に由来します。
なお、本種を初めて発見したのはイギリスの昆虫学者。
「蚊がマラリアを媒介することが分かったから、じゃあ
次は世界の各地から蚊のサンプルを収集しよう」という
背景から行われた研究調査。
そんな中、大阪湾の潮溜まりから採集した新種の蚊が
本種であったと言われています。
写真:記念艦「三笠」艦上展示パネルより
トウゴウヤブカとして命名されたのは日本海海戦から
2年後の1907年。わざわざ日本人に因んだ種名をつけて
くれたのは、日本とイギリスが友好関係にあったこと、
それと過酷な環境で逞しく生きる姿を重ね合わせたとか
・・・真相は分からないけど、そんな理由も添えられて
いたら、嬉しいね。 
さて、1905年5月28日に日本海海戦は終わったけれど、
今年の5月28日はどうだろう?残念ながら、終わりの
見えない新型コロナウイルスとの戦いの真っ只中かな。
言いたいことも、苦しいことも、たくさんあるけれど、
乗り越えていけるよう奮励努力して過ごしていこうと
思います。

来週もまた、ここでお会いできれば嬉しいです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

■担当者の独り言

去年から「坂の上の雲」を読み進めているせいかな・・・。
ある日実家で見つかった、ひいおじいさんが日露戦争へ
出征した時の徽章。何か、呼ばれるものがあったのかも
しれないし、ただの偶然かもしれない。
旅順みたいな最前線にいたのか、あるいは安全な後方に
いたのか、もう知る術なんかないし、ひいおじいさんの
武勲にも僕は興味なんてない。
でも、生きることが難しかった毎日を越えて、僕らに
襷を繋いでくれたことに「ありがとう」って伝えたいし、
だからこそ、新型コロナなんかに負けてはいけないとも
思います。