寒くなって来たので・・・

先週の前半、通勤途中にある橋の上より。ひつじ雲では無いことは確かですが、いわし雲か、さば雲か区別がつきません。鳥の羽毛みたいだと思い写真を撮っておきました。見れば見るほど、羽ばたく鳥・・・そうでもないか。

 なお、このような雲が見られた後は雨が降るとのこと。はたして3連休の大半は雨になり、冷え込みが厳しい朝になりました。朝の通勤がどんどん億劫になります。

 さて寒くなり始めたので、そろそろ冬眠に入るカメムシの対策をと言いたいのですが、それは後進に譲るとして感染症のお話を。11月頃からノロウイルスの発生件数が増加し始めるとのこと(※1)、万が一に備えて消毒や後片付けの用意などされてもよいと思います。消毒に関する資材だけでなく、後片付けに便利な装備品もこの際点検・補充などしていただけたらと思います。

 ところで、今週はきれいな夕焼けを拝める日が続くと良いですね。

再来・植木も無いのに出現する毛虫

休日の朝も、容赦無しか・・・まあ、いいさ。

 実家で迎えた某日の朝、目を覚ますと部屋の壁に黒い影。眠い頭を働かせ、枕を抱えたまま標的を凝視、検索を開始。裸眼だからぼんやりとしか見えない標的。でも移動の速さ、動きのパターン、標的の輪郭・・・ハエトリグモではない、か。

 眼鏡をかけて、距離を詰めてもう一度。あらわになる正体、毛虫のような姿で体色は灰色。背中にはほくろのような黒い点、そこに体長と時季を考慮すれば・・・ヤネホソバか。弊社の所在地大阪では6~7月の梅雨の頃、そして9~10月の年2回発生。毒があるので不用意に触ると刺される。面倒なことになったな。

 さて、ヤネホソバか。それなら発生源は苔むしてしまった外壁が疑わしい。もちろん庭のウッドデッキやラティス(木製のフェンス)に生えたコケからの発生事例もある。しかし、まずは部屋から一番近いところにあるベランダから調査。・・・僕がいない間に、ずいぶんと荒れてしまったな。

 そしてベランダに一歩足を踏み入れた途端に・・・見つけたよ。あちこちに細長い毛虫の姿。

 床面だけでなく、外壁の目地の隙間・・・逃さん。

 パッキンの隙間も・・・捉えたぞと。

 そして侵入経路になり得る掃き出し窓のサッシ下。ここを見逃すわけにはいかない。

 ・・・案の定、か。ここにも複数のヤネホソバ。

 最後に念のため。サッシのところ・・・どうかな。

 指の先、矢印の先に隠れてるつもりだろうけど・・・残念だったね。

 割りばしで突っつかれて、あえなく退散。

 ところで、このヤネホソバたちをどうしょうか。一ヶ所に集めて駆除してしまってもいいけれど、殺虫効力の試験に使えないかな。ということで、割りばしで採集を開始。ベランダに張られたまま放棄されていたクモの巣も活用。

 割りばしに、クモの糸。大学時代に教授から習った方法。柔らかいヤネホソバを傷つけず、糸にくっつけて確実に回収。

 そして採集されたヤネホソバたち、合計30匹ほど。普段は対策として清掃によるコケの除去、それと殺虫剤の噴霧ということをお伝えしています。けれど、実際にどの殺虫剤がどのくらいの時間で殺虫効果を発揮するのか・・・これから実験を行って、データを出してみたいと思います。

 もし実験が間に合えば、今週の弊社セミナーでその効力試験の結果もお見せできたらと思います。僕がセミナー中に何も言わなかったら・・・色々と察していただけたらと思います。なお、セミナーではヤネホソバをはじめ、9月初旬から10月頃まで一般家庭などで問題になる害虫について紹介する予定です。オンライン形式ですので、お気軽にご参加下さい。

忘れた頃に、オーマイマイガ

 思ったよりも、ずっと早く梅雨が明けそうです。この「例年と比べて気温とか降水量が〇〇です」という年は、虫の発生数にも変化が見られるかもしれず気掛かりです。「冷涼だったのか〇〇の虫は発生が少なかった」であれば有難いですが、その逆だとロクなことになりません。

 具体的に言えば、この時季では2014年の大発生を思い出すマイマイガ、これがまた問題にならないかどうか。地域や季節にもよりますが、7月前後に成虫が出現し、建物の外壁や照明看板などに飛来します。体長がいくらとか細かい数値はいちいち出しません、そこそこ大きな蛾が飛んで来るので気持ち悪いですし、加えて外壁や柱に卵をまとめて産み付けるなどして美観的にも大迷惑です。

 気温や降水量の問題では無くて、何年かおきに大発生する当たり年があるとかどうとか、実際にはそんなところかもしれません。それはさておき「白くて大きな蛾を家の玄関とかベランダ、はたまた駐車場とかで毎日毎日見かけるな」と思ったら、速やかに対策を取りましょう。具体的には建物の外壁に「ほぼ無臭で使いやすい殺虫剤」を散布しておくとよいでしょう。殺虫剤の使い方や駆除方法に不明な点があれば、ご相談いただければ幸いです。

羽アリが飛ぶ前に準備を

 このところ自宅のアパートで廊下を歩いていると、照明周りを飛ぶ虫が目立つようになりました。さて、カレンダーを眺めると6月も中旬に差し掛かりました。そろそろクロアリの羽アリが飛ぶ季節ではないでしょうか。

 多くの場合、近くの山や公園、空き地に生息していたアリの巣から羽アリが発生し、それらが照明の光に誘引されるなどして家屋の周りへと飛来します。よって、飛来される前に発生源そのものを叩くことが難しく、ある日突然飛来してきた羽アリを「建物内外で片っ端から駆除する」という受け身の対策にならざるをえません。

 ただし、毎年クロアリの羽アリが飛んできて困っている場合は「梅雨が明けた頃」とか「お盆の前後」など羽アリが出現する時季をある程度予測できます。加えて、羽アリが光に誘引される性質を持つことを考慮しましょう。飛来するのは「玄関の常夜灯周りや窓の周り」や「会社の事務所では照明看板付近」など夜間に明るく目立つ場所というように絞り込めます。

写真:前室に目立たず設置できる防虫器

 それを踏まえて、照明周りの外壁に「においが無くて殺虫効果も長持ちする殺虫剤」を噴霧しておく、加えて窓ガラスに「ガラスをくもらせず、べたつきも残らない殺虫剤」を噴霧しておくとよいでしょう。病院やオフィスなど前室がある(自動ドアの先に小さな部屋があり、その奥に受付があるというような構造)場合はそこに「虫を侵入させない・させてもその場で駆除する防虫器」を設置しておくとよいでしょう。

 一方で、羽アリには俗に言うアリ殺しなど「食べさせて駆除する毒餌」が効きにくく、従ってもし家の中に入って来た場合はスプレー式の殺虫剤でやっつけるなどしましょう。どんなものでも効きますが、「より安全性が高いもの」や「殺虫成分を不使用」など色々ありますので、それらの違いで選んでいただいてもよいです。

 なお、羽アリの正体や発生する理由も含めてこちらのサイトでもご紹介しております、虫の写真が気にならない方は併せてご覧下さい。

青とオレンジの衝撃

最後の方に出てくる虫と似たようなのを見かけたら、ご注意ください。

 某日、出張の帰りに鎌倉近辺を回って行きました。駅のポスターなどを見るとスタンプラリーもやっているようです、興味のある方はチャレンジしてみるとよいでしょう。さて、今回は7年前ぶりに長谷寺を訪問。いつもは赤い山門の提灯が金色に変わっており、少し神々しい雰囲気を出していました。

 前回はアジサイの時季が終わっており、仕方なく茶色いキノコを撮影するしかありませんでしたが、今日は入口に入った途端に色とりどりのアジサイがお出迎え。よい滑り出しです。

 観音堂へ向かうまでの道をカメラで少しローアングルから。石畳の灰色と苔の緑色の景色が、賑やかになり過ぎないようにと緩急を利かせているみたいにも感じます。

 なお、お目当ての「あじさい路」は既に110分待ち。そこまで長居はできないから、境内のアジサイだけで満足しましょう。今日は、これで十分。

 ところで、アジサイ=青のイメージを持ちますが、このように白色や桃色、紫色といったように様々な種類があります。花の形にしてみても変化に富んでいて、飽きない魅力があります。

 そして境内にある池。落ち着いた景色ではあるけれど、オレンジ色をした鯉が地味になり過ぎないようアクセントを利かせています。

 もう少し天気が良ければ嬉しかったのですが、それはそれで際立つ色と脇を固める景色のメリハリが利いていて、良いかなと思います。

 弁天窟の鳥居の赤とアジサイの淡い紫とを対比させながら1枚。まだ今週いっぱいはその景色を楽しめると思います、近くまでお越しの際は是非お立ち寄りく下さい。

 ところで、最近毒虫の出現・相談が相次いでいます。典型的なものにムカデ、またマニアックですが苔を食べる蛾「ヤネホソバ」の幼虫など様々です。加えて、写真のアオカミキリモドキは体液中に毒を持つ虫であり、素手で潰したり素足で踏み潰さないように注意が必要です。不運にも体液が皮膚に付着すると、後日火傷のような灼熱感と水泡を生じるなどの症状に見舞われます。青い背中とオレンジ色の頭・お腹をした虫を見たらご注意下さい。

 同様に、このアオバアリガタハネカクシも体液中に毒を持ちます。こちらも青い背中とオレンジ色をしたお腹、黒い頭とお尻の先が特徴的です。また、アオカミキリモドキにも言えることですが、危機を感じた時に体の節々から体液を分泌することがあり、その場合は虫体に触れただけでも被害に遭うことになります。裏を返せば直接触れなければよいのであり、屋内に入ってきても(必要に応じて使い捨ての手袋、長袖の服を着用して)外へつまみ出してしまえばよいのです。屋内で使いやすい殺虫剤ですぐに駆除してもよいでしょう。

 加えて、根本的な対策として窓を開放している時はきちんと網戸をするなどしましょう。特に暑いこの時季は気を付けたいことです。それでも、という場合は窓ガラスやサッシ周りに使用できる殺虫剤を1か月おき(心配なら2週間か3週間おきでも可)に噴霧しておけば、侵入防止の対策になりますので、必要に応じて利用すると良いでしょう。

連休前にマークしておくべき虫

ゴールデンウィーク前に確認しておきたい虫の種類と対策

 週末こそ冷え込んだものの暖かくなり、ガーデニングで庭にいることが増えた人、またゴールデンウイークにキャンプやバーベキューを予定している方がいるかもしれません。そういったシーンで目にしやすい虫、直面する問題について書いていきましょう。

■ 蚊の問題

筆者を吸血中のヒトスジシマカ

 大阪府では、日曜日にヒトスジシマカが見られました。そろそろ対策が必要でしょう。蚊取り線香が手堅いですが、加えて発生源の対策も必要です。広く知られている通り、ヒトスジシマカは家の周りにある小さな水たまりから発生します。植木鉢の皿にたまった水は捨てる、排管が詰まって排水の悪くなった庭の手洗い場は掃除しておくなどしましょう。

植木鉢の皿にたまった水。意外にもボウフラ(蚊の幼虫)の生息が見られることも

 しかし、雨水桝のような完全に水を抜くことが困難な場所は、清掃に加えて殺虫剤を処理しておくことが好ましいでしょう。使用できる殺虫剤にはいくつかの選択肢がありますが、幼虫の発生を阻害して殺虫するものが扱いやすいでしょう。ただし、用法用量の確認をお願いいたします。

庭にある雨水桝など。意外な盲点となる。

■ シロアリの問題

筆者に捕獲されたヤマトシロアリの羽アリ

 ヤマトシロアリの羽アリがゴールデンウイークの頃から飛び始めます。弊社のお客様からは、既に姿を見たという情報も少数寄せられています。家から羽アリがたくさん出てきて初めて今まで被害を受けていたと発覚することが多いと思います。またガーデニングをしている時に、庭木の朽ちた部分からシロアリが発生しているのを見て「家は大丈夫だろうか?」と不安に駆られることもあるでしょう。「駆除」にせよ「点検」にせよ、相談したいけれどどこに相談すればいいか分からない場合、弊社で駆除業者様のご紹介もしておりますので、御覧下さい。

庭木の腐っていた部分で見つかったシロアリ

■ ハチの問題

筆者実家のベランダで巣材を集めているセグロアシナガバチ

 アシナガバチもまた5月の連休頃から姿を見るようになるでしょう。時々庭に飛んでくる程度であればよいのでしょうが、頻繁に姿を見かける場合は家のどこかに巣を作り始めている、または作ろうとしているのかもしれません。対策は、ハチそのものに直接殺虫剤を噴霧する方法が挙げられ、その中でも噴射ガスが比較的よく広がり当てやすいものがオススメです。また、巣を作らせにくくする効果も併せ持つため、毎年巣を作る場所へ散布しておいてもよいでしょう。

ウッドデッキの見えにくいところに作られたばかりのアシナガバチの巣

他にも何か虫にお困りのことがあれば、お気軽にお電話をいただければと思います。

庭掃除とゴキブリ退治

そろそろ年末という単語が聞こえてきそうな11月末。
実家の庭仕事にて。
数年ほったらかしになっているというプランター。
中敷きの裏とかプランターの下とかが、怪しい。
プランターとプランターの隙間とか、中敷きの裏から次々に
飛び出すクロゴキブリの幼虫、7匹を靴で踏みつぶして駆除。
これからの季節、お庭掃除と併せて手軽に噴霧できる殺虫剤を
横に置いておくのもどうだろう?
ワモンゴキブリかもしれない、と思っている残骸(手袋の先)。
近所で姿を見ているので、いてもおかしくはない。
勝手口の周りとかに耐水性のゴキブリ捕獲器を置くとか、
少し効果の出が遅いけれど、食べたら死ぬような毒餌を
配置するのも有効。

取り留めのない、雑談まで。

ベランダの防衛線

ま、間違いない。奴だ、奴が来たんだ!

ベランダの窓を開けたままにしておいたのがいけなかったのかな・・・。
久しぶりに日付が変わる前に就寝しようと扇風機に手を伸ばし・・・
目の前に、テラッと生々しく光る流線型のボディ。
脳内に響き渡るサイレン、玄関へと引き返し、殺虫剤片手に戦闘配置。
・・・冗談ではない、か。
まずは標的の様子を観察、動きが起こらないのを確信して匍匐姿勢。
そのまま相手の右側方から匍匐前進で静かに接近。絶好の射点。
部屋を汚したくないので2秒間足らずの短い噴霧、一瞬の静寂の後、
異常行動を起こし始めたゴキブリ。そして様子を伺うこと10分ほど、
標的、傾斜大、撃沈確実。やがて仰天して行動停止、駆除完了。
さて、死骸の回収か。どうしよう?ティッシュペーパーごしに
掴んで捨ててもいいけれど、こんな時のために備蓄しておいた
調査用トラップでひっつけてしまうのはどうだろう?
上からおもむろにペタッと貼り付けて・・・封印完了。
あとは、捨てずに置いてあった剥離紙を上から被せて完了。
そのままゴミ箱の中へ。
念のため、他にも侵入者がいないか念入りに索敵を。
・・・異常無し、か。
侵入してきたと思われるベランダも調査・・・他に敵影は無し、か。
もちろん、スリッパの中に隠れている悪質な子もいるから油断は禁物。
・・・どうやら今晩の子は、単独犯かな。
でも、また同じことが起きたらたまらないから・・・防衛線を築こうか。
調査用トラップの中にハムスターフードを入れて、ベランダに設置。
これでまたベランダにゴキブリが現れても、室内へ侵入する前に餌の
においに釣られて調査用トラップに入ってもらおうという作戦。
ここは三階だから、そうそうゴキブリは来ないはず。このくらいの
対策で当面は十分かな。
ベランダの両端に設置して完了。雨がよく当たってしまう場所であれば
耐水性のものを利用する方がお勧め。
こんなことをしなくても、自宅の前に落ちていたアシダカグモを手なづけて
用心棒になってもらう手もある。けれど、うっかりお隣さんのベランダへ
行ってしまったら悲劇以外の何物でもないから・・・うん、やはり僕の手で
きちんと始末しようか。

なお戸建ての住宅、またはマンションの一階とかだから、頻繁にゴキブリが
出てしまって困っているという方は、広い範囲へ散布できるような殺虫剤を
ご利用いただければと思います。
あまり殺したくはないけれど・・・這い回るクモに悩んでいるという方には
サイベーレ0.5SCがお勧めです。

・・・生々しい交戦記録でしたが、それでも最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました。
次回はもっと綺麗な写真をお届けできたらと思います。それでは、また。

■ 筆者の独り言

プロ野球のペナントレースも終盤。記録に残る華やかなプレーの影で
決して数字に表れない動きでチームを支えている選手だっている。
素人目にも「この捕手ならここですぐマウンドへ駆け寄って投手に
声をかけにいくかな」とか「今のは球を投げ返す前に立ち上がって
注意のジェスチャーをいれるかな」というフォローが目に浮かぶし、
それが陰で勝負の流れを少しずつ手繰り寄せているのかもしれない。

それを皆分かっているから、たまたま決勝打を放ってようやく光の
当たるプレーに繋がった時、選手同士からもファンからも派手に
祝福されるのかもしれない。影の努力を続ける難しさと大事さ、
垣間見た気がしました。

光差す方へ

長い雨が明けても、まだ光明は見えないか・・・そうだね、今日も家にいよう。

お盆明けからは晴れた日が続いた8月の終わりでした。このまま秋に
突入するのかと思ったけれど、最後に少し夏らしい表情が見れて
良かったなと思います。
営業部の川上さんからいただいたプレゼント(メモ帳)
さて、今年はもう夏の甲子園も見納め。少し寂しいかな。

まるで投手の闘志が爆発したかのように、指先で弾けるロジンの粉。
糸を引くようかのように、真っすぐな白球の軌道。
甲高い金属音、土を巻き上げて宙へ舞う打球、思わず裏返る実況の声。
落下点に遊撃手の姿、踏み込んだ足、腰の高さまで舞い上がる土煙、
矢のような送球、走者の位置は、ジャッジは、勝負の行方は・・・。

どんな結末に終わろうとも、見る人の気持ちを動かす、心に光が差す。
それがスポーツの持つ力なのかなと思います。
そうして観戦している内に日が暮れて、ナイターの照明も灯る時間。
ふと家の外を見れば、窓ガラスの上に大小様々な虫たち。
言うまでも無く、外に漏れた光に引き寄せられて集まってきた面々。
さらにこれからの時季は秋の使者とも言えるキイロシリアゲアリの
羽アリがここに加わってきます。
体の色が赤っぽいこと、それに刺すような動きを見せることから
「ヒアリではないか?」と心配される人もいるかもしれない。
もちろん「いつ・どこ」で「そのまさか」があるか分からないから、
用心するに越したことはないと思います。
一方で、秋の初めにはこんな紛らわしいアリも出るんだってこと、
記憶の片隅に置いていただければと思います。
それと窓ガラスに付着する虫を放っておくと、やがて窓やサッシの
隙間から部屋に入ってきてしまうから・・・ここは、通さない。
最後の防衛ラインを築く窓ガラス用殺虫剤「サイベーレエアゾール」。
これが効果的なんだってことも覚えていて下さったら、またお手に
取っていただけたら、嬉しいなと思います。
最後に話は少し逸れて、某日の夜、夜空に打ち上げられた花火。
閉塞の日々に光を照らしてくれたようで嬉しいなと思いました。
この手の音楽はあまり聞かないけれど、強く印象に残っていて、
ふと思い出した「願いを込めた花火」という歌詞の一部。
願いはただ一つ、一日も早いコロナ禍の終息。そのために明日も
自分が出来ることを続けていこうと思います。

■ 番外:筆者の大失敗・米びつで茶を沸かす

何となくサブタイトルを見て察したという方がおられましたら
その通りです。
購入してから2ヶ月くらい経過したお米の中に明らかな異物。
・・・見つけたよ。
こちらも秋に多くなるチャタテムシ。とっておきのお米を
台無しにしてくれるとはね・・・まあ、いいさ。
こういう事態に陥ってしまった場合、もう袋に入れて処分するしか
ありません。僕の場合は、このまま会社へ持って行って、あとは
色々な殺虫剤の実験材料に。
なお、そういった実験の結果からファーストキルNがチャタテムシに
効果的であると分かっています。チャタテムシに困っている方が
いれば一度お試しいただければと思いますし、またそれで良い効果が
得られたという声を聞けたら、嬉しいです。
チャタテムシの始末が終わって、お米も新しいのを買って、
ようやく今日は看板か・・・それでは、いただきます。


来週もまた、ここでお会いできたらと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

さみだれ

緊急事態宣言も、五月雨式か・・・そうだね、いつか明ける日を待とう。

旧暦の5月頃に降るから五月雨。そんな謂れは置き去りにして、
近畿地方は早くも梅雨入り・・・通勤が、少し億劫かな。
でも、何年も前、土砂降りの雨に閉口しながら旅へ行ったこと。
それが今では懐かしいなと思えば、今日も明日も会社へ行けて
仕事をさせてもらえる日々に、感謝しないといけないな。
さて、梅雨の時季になると、五月雨式に届くお問い合わせ。
それは、大雨の日に家の中へ押し寄せてくるヤスデの問題。
もちろん、彼らも棲み処ごと水没して溺死したくないから
避難して来るのであって、かわいそうだと思う。
でも、僕らだって同情はしてられないから、何か対策を
立てようか。
ここでポイントになるのは、ヤスデが殺虫剤に触れてから
死ぬまでの時間。普通に考えると、殺虫剤に触れたら即死
なんてことは稀で、10分とか20分くらいの時間差が生じて
しまう。つまり、ヤスデの大群がよし寄せてくる場合には、
その経路上に殺虫剤を撒いたとて始末し切れず、屋内への
侵入を許してしまうだってある。それなら、あらかじめ
ヤスデの棲み処へ殺虫剤を散布して、問題が起こる前に
少しでも数を減らしておく作戦なんてどうだろう?
でも、ヤスデの棲み処には落ち葉や枯れた雑草の隙間という
「殺虫剤を散布してもヤスデのいるところまで届いてるのか
分かりにくい」という場所も含まれてしまう。
こんな時、液体の殺虫剤をびしょびしょになるくらい散布する
方法もあるけれど、ある程度重さがあって落ち葉や枯草の間に
落ちていく砂粒状の殺虫剤もお勧め。
散布する時に「スコップで撒く」とか「半分に切ったペット
ボトルに入れて散布する」とか、少し手間はかかるけれど、
「サラサラと落ち葉の間に落ちていく音」や「撒いた跡が
分かりやすい」のは、きちんと散布できた実感があって
いいなと思います。
しかし、コンクリートやアスファルトの上だと、砂粒状の
殺虫剤は目立ってしまう。こんな時は液体系の殺虫剤に
切り替えるのがベスト。
見ての通り、液体系の殺虫剤は乾いてしまえば何も跡が
残らないし、弊社お勧めのものは殺虫剤のにおいすらしない。
害虫だけでなくて、薬剤臭も少し苦手なんだって方にも
是非試していただきたいです。また、これで虫の悩みが
無くなってよかった、というお声を聞けたら嬉しいです。

雨が降り続いて、うんと陰鬱な毎日になったけれど、身近な、
些細なものに目を向けて、来週もお話をお届けできたらと
思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

■ 担当者の独り言

本当は、来年もその先も、閉塞の日々に終わりなんか無くて、
意味のない持久戦だったと最期に知るのかもしれない。
それでも、今できることをやって、いつか報われる日が来たら、
それは嬉しいから・・・うん、もう少し、頑張ろうか!