ため息をついてしまったがために、目の前の検体を吹き飛ばしてしまった男が綴るブログ

某日、自宅を掃除中に、ふと気が付きました。

去年の年末に掃除したはずの照明カバーに何かが写り込んでいました。 後でカバーを付け直すのが億劫ですが(本当にはめにくい)、調べて みることにしました。

そしてカバーを外すとこの通り、コバエや畑・側溝から発生する虫の死骸がたくさん。 窓を開けっ放しにすることはないのですが、それでも半年経つとこのありさま。 これは一体なぜだろうか。

部屋をぐるりと見回し、視線がぴたりと止まったのはここ、 小さく開くことができる小窓。 ここは換気のため普段から少しだけ開けてあります。

さらに気になるのは台所と浴室に1台ずつある換気扇。 ワンルームのアパートでこれら2台の換気扇を一斉に回すとどうなるか? 強烈に外気を吸い込もうとします。

ではその吸引力を、たまたま手元にあったマスクで実験。 これは換気扇を回していない状態で、マスクは揺らぎもみせません。

次に台所と浴室の換気扇を2台とも稼働させた時がこちら。 マスクは鯉のぼりや吹き流しのように猛烈な勢いではためきました。 つまり、普段からこのくらいのパワーで外気を吸引していたのであり、 飛翔能力の弱い小さな虫たちは抵抗も空しく吸い込まれたのでしょう。

ただし、例えば窓を全開にしていれば、吸引力がそこまで極端なことにはなりません。 注意すべきは隙間が狭ければ狭いほど、それだけ吸引力が上がるということです。 そしてここで窓を閉め切った時のサッシに注目しましょう。 ここは人の目には隙間がないように見えて、虫にはギリギリ通れるほどの幅があります。 そこへ換気扇を目いっぱい回すとサッシの隙間に強力な吸引力が生じます。

サッシの中は一応山あり谷ありなので、吸い込まれた虫の全部が全部、 一気に屋内へ吸い込まれるということはないです。 しばらくサッシの中で滞在し、その内もぞもぞ動きながら室内に入って 来るのでしょう。

それらを踏まえ、こういったコバエ類の侵入防止対策にはサッシ周りに殺虫剤を 施工しておくとよいでしょう。 サッシの周り、あるいは中で殺虫してしまい、屋内侵入を防止するアイデアです。 中でも「ガラス面へ散布できる」、「速乾性でべたつきが残らない」という点で 窓の周りへの薬剤施工にはサイベーレエアゾールがお勧めです。 なお、既に家の中へ侵入し、壁や天井にとまっている虫には安全性がより高い キッチン虫スプレーがよいでしょう。 (火気厳禁のため台所のコンロ、部屋の暖房機器周りでの使用は控えて下さい)
※一部写真などを差し替えました(2020.6.21)。