白壁に煌めく緑の星 最近カメムシ増えた?

春一番が吹き荒れる中、110番通報されそうな男が書くブログ

 某日、お店でパクチーなるものをいただきました。店内や皿の柄が見えないよう拡大しています。映えない写真です。皆様の脳裏にあの独特の香りが呼び起されれば目的は達成です。前置きから本日の本題へ。

 某日、関東で春一番が吹いたというニュースを受け。そしてお昼休みにご飯を買いにスーパーへ出かけた時のこと。道中の壁に見慣れたシルエット。

 はい。カメムシです。パクチーとよく似た香りを放つあの虫。

 先月の初詣よろしく冬を越せずに干からびた死骸と思いきや。触角がプルプルと動きています。こうして生存を確認。

 念のため周りを確認。そのすぐ傍にも生きたカメムシの姿。

 お昼ご飯そっちのけで他にもカメムシがいないか周りを調査。こうしてキョロキョロしているところを通報されないように注意は必要です。「相手は臭いカメムシ、そしてあなたは胡散臭い中年。ご注意ください。」でしょうか。大きなお世話です。

 10分間調査の結果。カメムシは合計4匹。ちょっと今日は目立つなと。こんな時、気になるのであればスプレー式の殺虫剤で駆除すればよいのです。毎年カメムシがたくさんへばりついて気持ちが悪いという壁やベランダがあるようでしたらしばらく殺虫効果が残るような薬剤をそろそろ散布し始めてもいいでしょう。ところで前回予告されていたチョコのお話はどうなったのか?ネタが集まらず白紙です。ホワイトデーの頃リトライすることにしましょう。さて、今週は以上です。

その虫、豆まき虫ではなく

豆ではなくパンケーキをぶつけたい男が書くブログ。誰の顔になのかはさておき。

 2月になり先日は節分でしたが皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。写真と話題に全く関連がなく申し訳ございません。これしか良いのがありませんでした。実にいい香りです。強引に話を続けます。ご家族で豆撒いたりイワシの頭を柊に刺したり、そんな節分の日だったでしょうか。私はSNS上で細巻を6本束ねて作られたガトリング砲のような恵方巻写真を見つけてしまい、ひとりでニヤニヤしていましたが、そんなことはさておき。

 今日は去年の12月頃からちょくちょくお問い合わせが続いている虫について。写真のように大豆ではなくゴマ粒ほどの大きさをした虫が家の中にポツポツと出現するとの相談があります。虫が嫌いな人には福は内、虫も内、などと冗談ではありません。

 さて、その虫と一円玉との大きさ比較。どうでしょうか。サイズは硬貨の製造年を示す文字といい勝負。とにかく小さい。間違っても「オニ~~ムシ」みたいな大きくて強そうな生き物の名前にはならないと思いますが。では、君の名は?(話題が古い)

 正解は、ヒメマキムシの仲間でした。豆まき虫ではありません。おもろないぞと?やぐらし!そして話題のフリから穀物害虫ですよと言いたいのか。そうでもありません。実はこれ、カビから発生する虫なんです。

 カビから発生する。ということは、さぞかし汚い家で湧くものなのか?エアコンの掃除が行き届いていないとか、お風呂場の水回りが汚いというような。いえ、そうでもありません。私の家でも見たことがありません。悲しき説得力です。逆に新築ピカピカの住宅で出ることがあります。せっかくの新築に家主よりも先に住み着いている。殺意が沸きます。鏡で自分の顔を見ればまさに鬼の形相でしょう。ではそんなヒメマキムシ発生の理由を探ってみましょう。

 まずカビといっても種類は色々。生える場所もいろんころん、様々です。そしてご相談を受けた中で多かった事例はこれ。実は床と巾木の隙間の奥に何かしらのカビが生えていた。狭所なので湿気とかこもりやすいのでしょうかね。そしてそのカビを餌にしてヒメマキムシが発生していたというもの。写真矢印の下にある隙間なんかがソレです。実際、巾木の隙間から小さな虫が出てきたという声が結構あるのです。新築住宅の場合は建材が完全に乾燥してなくて室内に湿気がこもりやすいこともあるらしく。このことで新築ながら目立たない狭所で同様にカビが生じる場合があるのです。

 ではその対策は?巾木の隙間を埋めてしまうことでしょう。しかしそれは根本的な解決にならない。巾木の奥にあるカビも除去したい。ばってん、そんなことは難しい。そこでこんな殺虫剤の出番。カビの除去はできませんが、虫を殺虫してさらに今後そこで虫が発生出来なくなってしまう殺虫剤。実に物騒な書き方ですが何のことは無い。昆虫の脱皮を邪魔して駆除してしまう成分が入っているだけです。要は幼虫が大人(成虫)に育たない。育つ途中で死ぬ。そして大人にならないから結婚して次の世代を作ることが無い。よって虫の発生サイクルがストップする。そういった殺虫剤をこれらの隙間へ噴霧してあげるとよいでしょう。

 さて、一通りお話を終えたところで独り言。最近、小さい虫のお問い合わせばっかりです。写真を撮るにもサイズ比較のために一円玉を財布から出したりしまったり。もうめんどくさくなりました。机の上に一円玉1枚、置きっぱなしです。こんな体たらくですが、ご相談いただいた皆様の害虫退治が無事成功に終わり大円満となりましたら幸甚でございます。さて、今日は節分に絡めたお話でした。来週はチョコレート絡みで何か書きましょうかね・・・乞うご期待。

ようやくお参り2024年

「初詣」と打ったはずが「発毛で」と変換されてしまった男が綴るブログ

 早くも2月になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。能登半島地震の被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。

 さて某日、ようやく地元の氏神様へご挨拶に行ってきました。はよ行かなと思いつつ気がつけば月末でした。何をするにも腰は重い、しかし今日の足取りは軽く。鳥居へと続く階段を登りましょう。

 そしてそんな道中に現れるのが様々な虫の死骸。いきなり何ちゅうもん見せてくれるんや・・・。階段の途中にトビズムカデでしょうか。時季を考えると落ち葉の下や土の中で冬眠しているはず。それが境内の掃除などでほじくり出され、寒さで身動きが取れないまま踏みつけられて死んだのか。殺虫剤使うまでもねぇ。拝殿へ向かう前に早くも合掌。

 気を取り直しましょう。階段を登り切って鳥居の前で一礼、くぐり抜けて手水舎へ。色々と清められた気分となって拝殿に足を運べば、鳴り響くお賽銭が落ちる音。特別何かをお願いする訳でもありません。平穏で些細な毎日で十分です。そうして一仕事終えた気分となって帰途につく。その途中で今度は木の幹に何かを発見。

 ツヤアオカメムシでしょうか。この写真だけでは特定は難しいですが。成虫で越冬するとのことですが、時々スーパーマーケット駐車場の壁や空き家のブロック塀にしがみついたまま息絶えているものを目にします。冬眠場所が悪かったのか、それとも単に寿命を迎えたのか。カメムシに手を合わす人間なんて私ぐらいなものでしょう。なんか気分の上がらない1月でしたが、ここから上がってまた下がって、そんな繰り返しでのらりくらりと本年も頑張ろうと思います。