力振り絞って年末大掃除 仄暗い排水口の底から咽ぶ哀

原稿の締め切りに追われながらサンタを追いかけた男がクリスマスのかなり後に書くブログ

 クリスマスのスケジュール帳には今年も真っ白な大雪原が広がっていました。それはすなわち、真っ白。予定無し。いっそ南半球へ旅立つべきか?何も解決しません。広がる空と海のようなブルーな気持ちになるだけでしょう。皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか?

 ところで毎年恒例、我が家の昆虫相(コンチュウソウ)調査。今年はどんな虫が家の中に飛んできて、そして照明の傘の中で死んでいるのでしょうか?知らぬうちに色んな虫が住み着いて昆虫荘になっていなかったか?去年くらいから照明が虫を寄せ付けにくいと言われているLEDに替わってしまったけれど、その影響はあるのか無いのか。さぁ、年末大掃除のついでにレッツチェック!

 ・・・おや?意外に少ないぞ、虫の種類も、その数も。真っ先に飛び込んできたのはユスリカの仲間。これが2〜3匹。今までの最高記録は72匹でしたが。

 あとはノミバエの仲間が1匹。一般に生ゴミや動物の死骸といった、肉とかそういうのが腐ったものから発生します。これが屋内でうじゃうじゃ発生するようであれば、年も末じゃなくて世も末。これはごく少数しか見つからないはず。

 そして最後、アブラムシっぽいのが1匹。以上、死骸の数は全部ひっくるめて5〜6匹。最盛期は100匹近く見つかったのに。困ったな、ブログの尺がもたないぞ。照明をLEDに替えた影響なのか定かではありませんが、まぁ今年はこんなもんでした。

 さて、尺がもたなくなってしまったので話題を追加。年末ということで自宅の大掃除。場面は目まぐるしく変わってキッチンへ。写真を見てお分かりでしょうか?日頃現場で「排水口の防臭ワンの裏のヘドロみたいな汚れもチョウバエの発生源になるので、ココもきちんと掃除してくださいね」と伝えているのですが…自分の家のも掃除していなかったという。そして恐る恐る外してみると顕になった深緑色のゼリーみたいなの、それと現場で嗅いだことがあるニオイ。溢れ出る涙と嗚咽。

 メラミンスポンジで汚れをこそげ落とし、そして最後に仄暗い排水口の底から湧き出たニオイを吐き出そうと換気扇のスイッチに手を伸ばしたところで…さっきまで清掃していた換気扇の蓋を発見。おっとっと。蓋をしておかないと。

 年末の大掃除は何かと慌ただしいですが、ちょっとした拭き掃除にお湯を使おうとしてヤカンを火にかけたままにしていないか、水道の水を出したままにしていないか、換気扇の蓋とかをし忘れていないか、怪我や事故の無いようご注意ください。

 そして自宅で大掃除が終わってからの、翌日の会社の大掃除。あらかた皆さんが済ませてくださりますので、僕は自分の机周りをちょこちょこと清掃するだけ。すると、おや?セロテープの中にゴミが溜まっている?細かいところですが掃除をしましょう。

 そしてゴミと一緒に発見、ノシメマダラメイガらしき死骸。細々としたところを掃除していると色々なものが見つかりますね。どうせなら500円玉の1枚や2枚くらい出てきてくれたら嬉しいのですが、まぁそれはおいといて。思わぬところに虫の死骸が落ちていることがある、それが何かの拍子にふわっと風に乗って舞うことがある。それが食品工場や倉庫の施設だと、製品の中にそんな虫の死骸がひょいっと混入して問題になることがあるかもしれません。言われなくても、というお話ではありますが、細かなところのお掃除も年末に実施していただければと思います。

 さて、自宅の大掃除が終わり。会社の大掃除も終わり。明日から実家の大掃除が待っています。まさに大掃除のトライアスロンです。今年も大掃除が山ほどあって大変疲れた、きゃーないた、という年の瀬になりそうです。それはさておき。皆様も良いお年を。

駆け抜けて那覇 沖縄南部から足を攣りし男たちの哀を込めて

旅した街の色に染まりたい男が書くブログ

 前回の予告から更新が遅れること1週間少し。いよいよ当ブログでも弊社年末の一大イベント「NAHAマラソン」のことを書きましょう。思い出すだけで大変疲れます。こんな時、佐世保弁で「きゃーないた」と言えばいいのでしょうか。うん、イントネーションが分からない。

 ところでところで。NAHAマラソンの様子は毎年姉妹ブログに書かれている通りでご存じの方も多いかもしれません(例えば今年、そして去年)。たまには趣向を変えてみましょう。そこで!今日のお題はズバリ・・・

それって本当!?弊社マラソン部の生態について

 はたまた弊社レベルアップセミナーのタイトルのようですが。周りから見て疑問に思われているかもしれないところを見ていきましょう。そんなこと、暴露しちゃっていいの?だいじょーーーぶでしょう、たぶん(白目)。ではいってみましょーー!

Q. 社員は入社前からマラソンをしていた人ばかり!?

A. 逆です。フルマラソンなんて入社してから初めて、という社員が大半。

 じゃあ飛び抜けて運動神経がいい人間ばかりかと言えば、多分そうでもないと思います。休日をゴロゴロして過ごす者もちらほら。私などが最たる例です。ただし「ダイエットのため」とか「体を動かすのが好き」とか、後述の「リタイアしたくない」などの理由で休日にちょくちょく走るメンバーがいることも事実です。中には練習しているうちにのめり込み、化け物みたいなタイムを叩き出した者がいたという伝説も・・・。

Q. 大会当日、走りきれなかった人には罰ゲームがある!?

A. 何もありません。むしろ無理するな、の指示が出ます。

 目標はもちろん完走ですが、あくまで行けるところまで。体調が悪くなった、そんな時はリタイヤしてOKです。完走すれば十分です。タイムが遅くても問題なし、そこから先は自己満足の世界でしょう。要は楽しむことが大事です。ただし時間切れでリタイアさせられた、何年かに一度の酷暑のため止むなく棄権した、そんな時の悔しさは忘れられないものです。そしてこれをバネに頑張って翌年にリベンジの完走を果たすメンバーが現れる、そんな熱いドラマに沸きかえる年もあります。

Q. みんなの本音は走りたい?走りたくない?

A. 社内機密です。でも何だかんだ言って走り終わった後はみんな良い笑顔。

 正直どうなんでしょうか(笑)。でも42.195キロを乗り越えた、この達成感は何物にも代え難いものです。同時に沿道で支えて下さった皆さんのことが思い出され、感謝の気持ちでいっぱいになります。加えて、そんな機会を与えて下さったことに対しても・・・ですね。また個人的には沖縄の南部を走る。先の大戦の傷跡を目にする。そして今ある家族や友人との些細な日常が決して当たり前に与えられたものではないと知る。そんなことに想いを巡らせる機会にもなります。

 見よ、大会が終わってからのこの笑顔。結局、みんな走るのが好きなんでしょ?ツンデレってやつなんですかね?弊社売れ筋商品のサイベーレ0.5SCならぬツンデーレ42.195KMってとこですね(はぁと)。

Q. 楽しいという瞬間はどんな時ですか?

A. 一番はやはり沿道の方々との暖かい交流。加えて色々なパプニングに見舞われる、語り合うこともでしょうか。

 なにしろ42キロも走っていれば途中色々なことが起こります。エイドステーションにてスポドリを水と勘違いして取り、そして頭にぶっかけた者(2〜3名該当)。腹痛でトイレに駆け込んだ者(筆者含め多数)。途中で足が攣って呻き声をあげながらゴールインした者(毎年数名)。そういった些細な出来事を大会が終わってからの打ち上げで語り合う、これも一つ楽しいなと思うことです。

 他にもエイドステーションでいただいたサーターアンダギーを勢いよく頬張り、そして激しくむせ返ったお話とか(もっと落ち着いてゆっくり食べなさい)。「このカーブを過ぎたら下り坂〜〜!」という沿道の方からの応援を信じて曲がった先は、延々と続く上り坂で心がへし折れたというお話とか。「俺もあった、私もあった」という話題に笑いの花が咲きます。

 あとは「そういやお前、あん時俺を置いていきやがって!」、「遅いのが悪いんですよ〜〜」といった同じ皿の料理を突きながらの無礼講も年末を締めくくる楽しいひとときです。私も日頃かわいがっていただいている先輩にたっぷりお礼をしてあげようと思いましたが、またそれは来年のお楽しみですね。

 まぁ、こんな感じで「わちゃわちゃしている」と表現するのでしょうか、弊社の年末マラソンの時間は流れていく訳で。弊社のマラソン部の活動はこんな風にやってるんだな〜という雰囲気を感じていただけたら幸いです。さて、来年もまた走るのか。なぁに、なんくるないさーーーーー(白目)。

跳んで佐世保 本土最西端から感謝を叫ぶ

健康診断が終わり、全ての制限を解除された男が綴るブログ

 昨日の弊社姉妹ブログでは毎年恒例の年末NAHAマラソンの様子が紹介されていました。同じ話題ではひねりがありません。1週ずらそうと思います。代わりに今日は私的な旅のお話を。長くなってしまいますが最後までお付き合いいただけると嬉しかです。

 さて某日の夕方、定時に帰宅。私服に手早く着替え、既に荷物を入れ終えていたリュックを背負い、終電間際の電車に乗って週末放浪の旅へ出掛けました。その行き先は佐世保。去年の夏に続いて今回も色々な景色や感動を求めてほっつき歩こうか。こちらの言葉だと「すねふりさるく」と言えば良いのでしょうか。

 ところで目的地はどこか?「どうせ軍港周りに出没するつもりだろう」が社内では定説。残念、今回は2日間の日程でいつもと違う場所を目指しました。

 まず初日。意外でしょうか。そうです、九十九島パールシーリゾートです。「一人でそんなとこ行って何すんの?」と言う声もあるでしょうか。その動機は実に単純明快。実は九十九島にはネズミ島という島があるそうです。じゃあ遊覧船に乗って、そい撮ってみようじゃないか!

 という訳で佐世保駅からバスでパールシーリゾートへ。遊覧船のチケットは駅でバスの1日乗車券とセットになっている物を購入したので乗船はスムーズ。どらどら、ネズミ島というのはどこか?撮影しやすい場所に張り付いてしばし。やがて定刻となりクルーの皆様からご挨拶の放送が流れ、そして遊覧船は静かに水面を滑り出しました。

 そして出発から5分ほど。…甘く見ていたことを痛感。九十九島は208の島々からなるとのこと。まぁそんなことは分かっていましたが、予想以上に見分けがつかぬ島々。さっぱり分かりません。こい、どがんする?

 …結局、ネズミ島が分からず。そもそもここから見えるのか?無念。こんな時、「ぐらいする」と言えばいいのでしょうか。しかしクルーの方々から九十九島やこの近辺にまつわる色々な歴史や産業を紹介していただき、またこの街のことに興味が持てました。乗船して楽しかったなというクルーズでした。

 余談。遊覧船を降りて良さげなお店で昼食をとり、そしてあたりを散策。で、そろそろホテルまで帰ろうかなと思っていたところで帰りのバスの便数が…。こい、どがんする?詳細は端折りますが、この後夕方に佐世保駅まで無事戻り、ホテルにも帰ることができました。

 さて日が変わって2日目。ここからが本題。この日はちょっとした節目になる自分の誕生日。いつも通りの電車・バス移動ではなくてレンタカーを利用。後でそうと知った社内メンバーの間では「超レアケース」、「豪雨が降る」、「あいつどげんした?」とかの言葉が飛び交ったでしょう。やぐらし!

 そんなこんなで最初にレンタカーを使った理由を。そうです、その目的は日本本土最西端の地へ行く、そしてその到達証明書をもらう…それだけです。ちっぽけかもしれないし、あるいは粋な試みかもしれない、それは人の感じ方次第でしょう。ばってん、その証明書には到達日時がスタンプされること、そして折角だから今日この誕生日を証明書にスタンプしてもらうこと、自分にとってはそれで十分だったのです。なお、写真でネズミの竹細工が置いてある場所、ここにその到達日時がスタンプされています。

 道中の細かなお話は端折ります、結論としてまず目的地へは無事到着。そして午前中はずっと曇り空だったのが撮影の時、一時的に雲が切れたこと、日が射したこと。ちょっと不思議な体験をし、また誰の計らいかは分からないのですが、柄にもなく感謝した次第でした。

 そして次に証明書をもらうには?方法はいくつかあります。佐世保駅近辺から車で行った場合は途中通過する道の駅「させぼっくす99」で入手するのが簡単だと、昨晩ご飯を食べに行った中華料理屋さんの方から教えていただいていました。その通りにして上の証明書をいただき、めでたく誕生日のスタンプもしてもらえました。中華料理店の方に感謝!最初はこの公園に事務所があって、そこでもらうと勘違いしてたので。

 さて、目的は達成。証明書は自分への誕生日プレゼント。そして帰りの時間が迫ってきたのでレンタカー屋さんへの移動を開始。運転することしばし、もうすぐ到着かなと思ったところでふと景色を見れば、7年前の旅行で近くを歩いたアルパカーキ橋が。7年前は車で遠くまで行くなんて考えもせず、去年の夏のドライブも、今日のこの旅も、きっかけは佐世保の観光地図をたくさん譲って下さったお客様のおかげ。きっとあれがなければ、こんな体験をすることもなく終わっていたでしょう。きっかけを下さったお客様にも本当に感謝しないといけないな。そしてその縁を繋いで下さった社内の諸先輩方にも…。

 さて、レンタカーを返却し、電車を待つまでの間。商店街にあるお店で昼食を。折角なのでケーキセットも注文。何気なく今日は誕生日なので、と言ったところお祝いしていただき恐縮するとともにただただ嬉しい気持ちでいっぱいでした。この恩、忘れじ。いつかまた、出来れば他にも誰か引き連れて、恩返しにご飯食べに行きたいなと思います。そして旅の最後、ふと誕生日に親の顔が浮かんだところで「まぁ、そうですよね」と思い、お土産屋さんへと歩を進めたのでした。

 他にも「あの立て看板に描かれている漫画のキャラクターは知ってる。えーらしかーっ。」とばかりに激写したり、ほどほどに羽目を外しながら楽しんでましたが、そんなお話はまたいつか、どこかで。

佐世保、個人的に過ごしやすい街です、またくっけん。皆さんも是非一度きてみんね。

 さて、来週は弊社年末の試練、NAHAマラソンのお話を。姉妹ブログの内容と併せてお楽しみいただけるよう頑張ろうと思います。立ちはだがる42.195キロの壁、なーーに、なんくるないさーーーーーーー(白目)。