茶色い羽アリが飛び始めました

 最近、アリのご相談がちょこちょこと届きます。

 歩き回る働きアリではなくて、羽アリの方です。少し時季が早い気もしつつ、サクラアリなどではないかと思います。

 そういえば、秋の中頃から終わりにかけて毎年よく姿を見たな。

 そう、お昼ご飯を買いに行った後の、買い物袋の上とか。

 ところで、実際に皆さんが彼らを目にするのは建物の周りが多いでしょう。もう少し踏み込んで言えば夕暮れから夜間にかけての時間帯で、窓の周りや常夜灯、照明看板、自販機の周辺など。まとめると、夜に明るく目立つ場所といったところでしょうか。

 さて、種類によって初夏とか秋の初めとか、大雑把な発生時季が決まっているクロアリの羽アリたち。しかし正確な出現の日時まで予測することは困難で、かつ大量発生する割に1週間から10日ほどで自然と姿を消してしまいます。従って「羽アリが出た」というご相談をいただいたのに、あれこれ対策をお伝えして殺虫剤などをご購入いただいて後日「いざ駆除!」という頃には発生が勝手におさまっていることもあり得ます。私にとっても「あと2~3日やり過ごして下さい」と言うべきか「この殺虫剤を購入して使って下さい」とお伝えすべきか、判断や回答が難しい場面もあります。

 それでも一つ言えることとして「毎年ある時季になると羽アリが飛んでくる」、そして「そのせいで困っている」という場合は事前に殺虫剤を用意して散布し、迎え撃つ体勢を敷く、これが大事でしょう。具体的には外壁にサイベーレ0.5SC、窓ガラスとサッシにはサイベーレエアゾールを散布しておくなどの対策が効果的です。散布する場所のキーワードは、常夜灯の光に照らされる、室内の光が漏れてくる、外灯や照明看板の光が当たる、といった「夜に明るく目立つ場所」です。

寒くなって来たので・・・

先週の前半、通勤途中にある橋の上より。ひつじ雲では無いことは確かですが、いわし雲か、さば雲か区別がつきません。鳥の羽毛みたいだと思い写真を撮っておきました。見れば見るほど、羽ばたく鳥・・・そうでもないか。

 なお、このような雲が見られた後は雨が降るとのこと。はたして3連休の大半は雨になり、冷え込みが厳しい朝になりました。朝の通勤がどんどん億劫になります。

 さて寒くなり始めたので、そろそろ冬眠に入るカメムシの対策をと言いたいのですが、それは後進に譲るとして感染症のお話を。11月頃からノロウイルスの発生件数が増加し始めるとのこと(※1)、万が一に備えて消毒や後片付けの用意などされてもよいと思います。消毒に関する資材だけでなく、後片付けに便利な装備品もこの際点検・補充などしていただけたらと思います。

 ところで、今週はきれいな夕焼けを拝める日が続くと良いですね。