三脚・真夜中・セルフタイマー撮影

カメラに三脚つなげ、夜の港町を駆け抜ける。カラカラと足音残して。

 某日、とある観光地を尋ねたものの人が多過ぎた上、撮影場所を占領され続けてタイムアップ。残念に思いながらホテルまで帰ってきました。それでも、部屋の窓から見える景色がきれいだったから予定変更、夜の港町撮影会なんてどうだろう?誰の邪魔も入らないだろうから・・・よし、やってみようか。

 そう思って、うんと昔に撮影した景色を今宵もう一度。今回使ったのは新しい一眼レフカメラと三脚。調整したのはシャッタースピードとセルフタイマー。初めてやった割には・・・どう、かな。

 お昼は思うような写真が撮れず残念に思ったけれど、こっちの楽しさを知れたから、まあいいさ。これから出張の夜は、夜景の撮影会かな。

 夜の水面をゆっくり滑るタグボード、セルフタイマー10秒のタイムラグを考慮して、船首が少し入ったあたりからスタート、シャッタースピード15秒で捉え続ける。船尾の灯が一条の光となって、よい感じ。

 熟達すれば、もっと良い画が撮れるはず。会社から帰ってきた後、家の周りでも練習が出来るから、特に雨の日の楽しみになって良いかなと思います。

 今回試したシャッタースピードに加えて、今後は絞り値やISO感度の調整まで身につけなくてはなりませんが、まずは通過点として。

■ 今週のピックアップアイテム!

 今回は夜の撮影会というお題をご紹介させていただきました。さて、そんな夜中ですが色々な虫とばったり出会うことも多いはず。「終電迫る駅のホームで電車を待っていたら、アブラゼミに体当たりされた」という事故はよいとして、どうしても出会いたくない虫というものもあるでしょう。

 具体的に言えば、まずムカデ。そろそろお盆休みという文字がちらついてきますが、そんなお盆休みのこと。子供時代におじいちゃん・おばあちゃんの家に泊まり、そして夜にトイレへ行こうとしたその時。薄暗い土間を滑らかに進むその姿を見て戦慄が走ったという方も多いのではないでしょうか。もちろん、弊社技術のチーフに「腹が立つほど痛い」と言わしめた咬みつきには注意が必要です。

 それともう一つ挙げるならば、「化け物のように大きなクモ」ことアシダカグモ。今でこそ同じ部屋の中にいても鼻歌交じりで過ごせますが、子供の頃は恐怖の存在。学生時代に「この人は陸上自衛隊の軍曹か何かか?」と思うような立派な体格の先輩がおられましたが、その方をして「コイツが垂直に飛び上がって来た時は思わずのけぞった」と言うほど、やはりその迫力は十分です。

 さて、そんな百足ことムカデや8本足のクモ、その他6本脚の様々な害虫に対してオールラウンダーな活躍を見せるのが「サイベーレ0.5SC」という殺虫剤です。水で薄めて散布するといった手間はかかりますが、多くの方から良い評価をいただいております。もしこれらの害虫で困っている方がおられましたら、二の足を踏まずに是非一度お試しいただければと思います。

友ヶ島をゆく

 先月の佐世保旅行以来、戦跡巡りに没頭している訳ではないですが、某日友ヶ島を訪れました。今日はそんなお話と適度にお付き合いいただけたら幸いです。

 さて、今回の旅は再び路線がメイン・・・と、そこに航路を少々。アクセスは南海線かJR線のどちらでまず和歌山市駅まで。そこから加太駅へは南海線一択、特別な車両が運行しています。写真の黒いものの他にピンク色、青色といったバリエーションもあり、何に乗車できるか・・・それは、現地に着いてからのお楽しみ。

 そして加太駅から歩いて十数分、友ヶ島へ渡るためお世話になる友ヶ島汽船さんに到着。本数は限られているので時刻表はきちんとチェック、乗り遅れないように注意。それと当日船が運行しているかどうか、家を出る前にホームページ等を見ておいてもよいかなと思います。

 やがて迎えた出港の時間。船着き場のところで180°回頭して、左手側遠くに淡嶋神社を眺めながら出発。デッキに取り付きながら気の向くままに撮影を開始。青い空と海、そして白く泡立つ海面。こんなのを撮ってみたかった。

 途中で船が速度を上げたから、試しにガーミンウォッチで大まかに速度を計測(弊社では年末にフルマラソンを走るのが恒例行事、従って基本的に希望者全員へガーミンウォッチを支給してもらえます)。ただいま時速30キロ、大雑把に計算すれば・・・半分に割ってから1割足す。16.5ノットくらいかな。

※正しく求める場合、1ノット=時速1.852キロで計算しましょう。

 フェリーに揺られること20分ほど、あっという間の到着・上陸。ところで、今更ながら友ヶ島とは地ノ島、虎島、上島、そして沖ノ島の4島からなる島々の総称となります。では今日足を踏み入れたのはどこか。それは沖ノ島です。沖ノ鳥島ではありません、それだと小笠原諸島まで行ってしまいます。

 余談が過ぎてしまいましたが、さて散策を開始。この日は通行止めのエリアが多く、目的の半分くらいしか達成できませんでしたが、天気に恵まれてよい景色が楽しめました。写真は標高119.7メートル、タカノス展望台から見た淡路島。眺めるだけならば、地図で感じるほどの距離がない印象です。

 そして、ここからはお待ちかね(・・・かな?)の写真。友ヶ島と聞いて、この景色を期待された方もいらっしゃるかもしれません。かつて大阪湾を防衛する目的で明治時代に築かれた計5つの砲台跡。時間の関係で全ては回れませんでしたが(第2砲台跡へは2022年夏の時点では途中通行止めで接近不可)、僕だったら何をどこに配置するか、そんなことも考えながら散策しました。

 こちらは有名な第3砲台跡。実際に激しい砲撃戦があったとか、血なまぐさい地上戦が行われたとか、そんな歴史はありません。日常と違う景色を存分に楽しんで下さい。そしてその風景の中に、海を守り明日へと繋ぐ、そんな先人たちの息づかいを少し感じていただけたら、かつてここで勤務されていた方々も陰で喜んでくれるんじゃないかなと思います。

 ところで、遊んでばかりだと怒られるから、少しだけ虫のお話。綺麗なレンガ造りのトンネルを、より幻想的な雰囲気に変える照明が灯っています。

 クモの巣がしっかりと張られています。

 たぶんヒメグモとか、そんな種類ではないかと思います。朽ちゆくかつての要塞と、そこへ住み着いた生き物たちという構図でよい感じだと思います。ですが、雰囲気や景色を楽しみたいレストラン、カフェでクモの巣が張られて困っているという方は、クモを殺虫+巣を張らせにくくする殺虫剤をご利用いただければと思います。雨にも強いという有り難い特長付きです。

 そして最後に、本日の「ザ・ハイキングお役立ち防虫アイテム」のご紹介。山道を歩いていると、時々出てくる「まむし注意!」の看板。でも「実際に出会った時はどうすればいいの?」という声もあるでしょう。「近寄らない・逃げる」が鉄則ですが、どうしてもという場合はこちら、「スーパー毒ヘビジェット」の出番です。毒ヘビをやっつけるためのもので約3メートルの射程距離がある、ある意味大砲のような強力噴射スプレーです。用法用量をご確認の上、いざという時のために携行していただければと思います。

 ・・・僕がもう「山歩き、ハチ注意の看板、咄嗟のハチ対策商品」なんてことを言う時代は終わりました。そんなことは若くて新しいメンバーたちがきっと発信してくれるに違いありません。これからは隅っこの隅っこ、隙間産業的なポジションを目指していこうと思います。

 以上、和歌山県の旅行日誌と、ハイキングに役立つ防虫アイテムのプチ紹介でした。

■ 余談:本日は海の日です

2016年、長崎港にて

 ハッピーマンデー制度により7月の第3月曜日になった海の日。元々は海の記念日であり、明治天皇が東北・北海道へと巡幸された際、灯台巡視船「明治丸」に乗船されて帰京されたというエピソードに由来するものです。あまり詳しく書くゆとりがありません、なぜ7月20日だったのか等含め興味のある方は調べてみて下さい。「海の恩恵に感謝するとともに海洋国日本の繁栄を願う」という本来の意味もまた、少し振り返りたいなと思います。