青とオレンジの衝撃

最後の方に出てくる虫と似たようなのを見かけたら、ご注意ください。

 某日、出張の帰りに鎌倉近辺を回って行きました。駅のポスターなどを見るとスタンプラリーもやっているようです、興味のある方はチャレンジしてみるとよいでしょう。さて、今回は7年前ぶりに長谷寺を訪問。いつもは赤い山門の提灯が金色に変わっており、少し神々しい雰囲気を出していました。

 前回はアジサイの時季が終わっており、仕方なく茶色いキノコを撮影するしかありませんでしたが、今日は入口に入った途端に色とりどりのアジサイがお出迎え。よい滑り出しです。

 観音堂へ向かうまでの道をカメラで少しローアングルから。石畳の灰色と苔の緑色の景色が、賑やかになり過ぎないようにと緩急を利かせているみたいにも感じます。

 なお、お目当ての「あじさい路」は既に110分待ち。そこまで長居はできないから、境内のアジサイだけで満足しましょう。今日は、これで十分。

 ところで、アジサイ=青のイメージを持ちますが、このように白色や桃色、紫色といったように様々な種類があります。花の形にしてみても変化に富んでいて、飽きない魅力があります。

 そして境内にある池。落ち着いた景色ではあるけれど、オレンジ色をした鯉が地味になり過ぎないようアクセントを利かせています。

 もう少し天気が良ければ嬉しかったのですが、それはそれで際立つ色と脇を固める景色のメリハリが利いていて、良いかなと思います。

 弁天窟の鳥居の赤とアジサイの淡い紫とを対比させながら1枚。まだ今週いっぱいはその景色を楽しめると思います、近くまでお越しの際は是非お立ち寄りく下さい。

 ところで、最近毒虫の出現・相談が相次いでいます。典型的なものにムカデ、またマニアックですが苔を食べる蛾「ヤネホソバ」の幼虫など様々です。加えて、写真のアオカミキリモドキは体液中に毒を持つ虫であり、素手で潰したり素足で踏み潰さないように注意が必要です。不運にも体液が皮膚に付着すると、後日火傷のような灼熱感と水泡を生じるなどの症状に見舞われます。青い背中とオレンジ色の頭・お腹をした虫を見たらご注意下さい。

 同様に、このアオバアリガタハネカクシも体液中に毒を持ちます。こちらも青い背中とオレンジ色をしたお腹、黒い頭とお尻の先が特徴的です。また、アオカミキリモドキにも言えることですが、危機を感じた時に体の節々から体液を分泌することがあり、その場合は虫体に触れただけでも被害に遭うことになります。裏を返せば直接触れなければよいのであり、屋内に入ってきても(必要に応じて使い捨ての手袋、長袖の服を着用して)外へつまみ出してしまえばよいのです。屋内で使いやすい殺虫剤ですぐに駆除してもよいでしょう。

 加えて、根本的な対策として窓を開放している時はきちんと網戸をするなどしましょう。特に暑いこの時季は気を付けたいことです。それでも、という場合は窓ガラスやサッシ周りに使用できる殺虫剤を1か月おき(心配なら2週間か3週間おきでも可)に噴霧しておけば、侵入防止の対策になりますので、必要に応じて利用すると良いでしょう。

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