休日ハイキング

吹き付ける涼風、汗ばんで重くなってく上着、秋の山だって楽しい

気がつけば、机の上にあるカレンダーがすっかり薄くなっていました。
もう過ぎた夏を嘆くより、近場で秋のハイキングなんてどうだろう?
練習した通りに景色や物を撮影できるかどうか、試せるかもしれない。
そう思って腰を上げた祝日の朝。秋も・・・良い季節だよ。
さて、景色を撮るか小さなものを撮るか。決めかねて鞄に投げ込んだ
通常のレンズとマクロレンズ。のんびりと目指すは近くの摂津峡。
早速、山のふもとで見つけたアレチヌスビトハギ。別名くっつき虫。
誰もが一度はまとわりつかれて大変な目に遭ったはず。
でも、思ったより曇ってきたせいか、被写体が少ないな・・・。
そんなことを考えながら辿り着いた白滝。
試してみたかった、シャッタースピードを変えながらの撮影。
どうだろう?やっぱりもう少し練習が必要かな。
滝を過ぎて、けもの道を抜けて、少し休憩。突如視界のはずれから
飛んできた、カマキリ。その下には、沢。
ハリガネムシに操られて水辺まで来たのかなと思ったけれど、
どうやら強風にあおられて、たまたま飛んできただけらしい。
10分ほど撮影に付き合ってもらって、お別れ。お元気で。
さて、休憩は終わり、どんどん上を目指そうか。やがてキャンプ場に
差し掛かって見つけた、切り株から生えていたキノコ。
社内で鑑定してもらったところ、カワラタケの一種とのこと。
背景が少しだけ玉ボケっぽくなって、惜しいところまで来たかなと
少しだけ満足。
こちらも社内で鑑定してもらって、チャカイガラタケとのこと。
密集しているから、構図の取り方、考え方が難しいね・・・。
面倒になって、マクロレンズのまま強引に撮影したススキ。
どうだろう?やっぱり視野が狭いかな。
展望台に近づいてきたところで見つけた、赤い木の実。
ガマズミと書いて間違いだったら困るから・・・今日は
分からない木の実と書くしかない、か。
汗をぬぐって見上げた坂、駆け上がれば展望台。
空は少し霞んでしまっているけれど、気分は少し晴れた気がする。
こんな景色が見られたことに、何故か嬉しいかなと思います。
ところで、そんな景色とともに現れる、色々な注意喚起の看板。
マムシやスズメバチといった山の有毒生物にも気を付けて
いただければと思います。
なお、スズメバチ対策には携行しやすい小型のハチ用殺虫剤を
持参しておくと心強いです。
それと、毒ヘビを徐々に弱らせて駆除するスプレー剤も最近
取り扱いを始めました。瞬時に動きを止める訳では無いことに
注意が必要なものの、約3メートルの噴射距離があるので、
遠く離れたところから噴射することができます。
登山だけでなくキャンプの時にも持っておけば、思わぬ時に
役立つのでお勧めです。
でも、時には対処がとても難しい動物が出ることもあるから・・・
地元の方のお話を聞いたり、近くの案内所で情報をいただいたりして、
安全安心なハイキングやキャンプを楽しんでいただければと思います。


さて、今週は身の回りにある些細な物に焦点を当ててお話をさせて
いただきました。次回も、深まる秋の景色とか、それにちなんだ
生物のお話とか、色々お届けできたらと思います。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

セアカゴケグモ再び

この度の台風の被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

本日は、お昼休憩の一コマ。
食後の運動、ゴミ袋片手にいつも通り外にあるゴミ捨て場までの往復。
乾いた音を立てて落ちたゴミ袋、そして事務所へ帰る復路。
ふと気になった、事務所本棟の基礎に不自然な宙づりの落ち葉。
・・・見つけたよ。
予想通り、その上に張り巡らされた巣とセアカゴケグモの幼体。
この前、ココにいたのを桝井さんに駆除してもらったけれど、
復活か・・・まあ、いいさ。
さて、駆除か。液剤のサイベーレ0.5SCがベストな選択だけれど、
それを準備している時間は無さそうだから・・・ひとまず手軽に
散布できるサイベーレエアゾールはどうだろう?
これで武器の選定は、完了。次は、周りに他の個体が居ないか
確認しておこうか。
基礎をなぞるように視線を右から左へ、捉えたもうひとつの巣。
・・・持ち主は誰か?
種類は分からなけれど、セアカゴケグモではない他のクモ。
異物混入を気にする食品工場なら話は違うけれど、今回は
無理に殺す必要なんかない。あとで遠くへ退避させようか。
それと、近くにあった屋外の電源ボックスの中も確認。
ここも特に異常は無し、か。
さて、それでは関係の無いクモたちの退避作業から。
対象者は3匹、しばらくは向かいの塀で生活してもらおうかな。
これで準備完了、か。じゃあ作戦開始、サイベーレエアゾール噴射。
アルコールベースだから速乾性、薬液が直撃した基礎に少しの間だけ
残る黒い跡、やがてズームアウトするように消えて、元の白い基礎へ。

予防を兼ねて基礎の端から端まで歩きながら掃射、僕の後ろについて
くる黒い帯、作業を終えて振り返れば、消えて元通り。
影送り、か・・・うん?それは違うか。
サイベーレエアゾールの掃射を浴びて地面に落下したセアカゴケグモ。
毒さえ無ければ他のクモたちとわけ隔てなくだけれど・・・仕方ないか。
作業が終わり、何事も無かったかのように乾いて元通りの基礎。
ここに殺虫効果が残るのは、およそ一ヶ月ほど。
次回は広範囲へ散布するのに適していて、基礎みたいな
コンクリート面でもより強く効果が残るサイベーレ0.5SCを
散布しておこうか。

・・・今回もただの駆除日記になってしまいましたが、連休の間に
何か綺麗なものとか、身の回りの些細なものとか、撮って集めて、
またご紹介ができたらと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

ベランダの防衛線

ま、間違いない。奴だ、奴が来たんだ!

ベランダの窓を開けたままにしておいたのがいけなかったのかな・・・。
久しぶりに日付が変わる前に就寝しようと扇風機に手を伸ばし・・・
目の前に、テラッと生々しく光る流線型のボディ。
脳内に響き渡るサイレン、玄関へと引き返し、殺虫剤片手に戦闘配置。
・・・冗談ではない、か。
まずは標的の様子を観察、動きが起こらないのを確信して匍匐姿勢。
そのまま相手の右側方から匍匐前進で静かに接近。絶好の射点。
部屋を汚したくないので2秒間足らずの短い噴霧、一瞬の静寂の後、
異常行動を起こし始めたゴキブリ。そして様子を伺うこと10分ほど、
標的、傾斜大、撃沈確実。やがて仰天して行動停止、駆除完了。
さて、死骸の回収か。どうしよう?ティッシュペーパーごしに
掴んで捨ててもいいけれど、こんな時のために備蓄しておいた
調査用トラップでひっつけてしまうのはどうだろう?
上からおもむろにペタッと貼り付けて・・・封印完了。
あとは、捨てずに置いてあった剥離紙を上から被せて完了。
そのままゴミ箱の中へ。
念のため、他にも侵入者がいないか念入りに索敵を。
・・・異常無し、か。
侵入してきたと思われるベランダも調査・・・他に敵影は無し、か。
もちろん、スリッパの中に隠れている悪質な子もいるから油断は禁物。
・・・どうやら今晩の子は、単独犯かな。
でも、また同じことが起きたらたまらないから・・・防衛線を築こうか。
調査用トラップの中にハムスターフードを入れて、ベランダに設置。
これでまたベランダにゴキブリが現れても、室内へ侵入する前に餌の
においに釣られて調査用トラップに入ってもらおうという作戦。
ここは三階だから、そうそうゴキブリは来ないはず。このくらいの
対策で当面は十分かな。
ベランダの両端に設置して完了。雨がよく当たってしまう場所であれば
耐水性のものを利用する方がお勧め。
こんなことをしなくても、自宅の前に落ちていたアシダカグモを手なづけて
用心棒になってもらう手もある。けれど、うっかりお隣さんのベランダへ
行ってしまったら悲劇以外の何物でもないから・・・うん、やはり僕の手で
きちんと始末しようか。

なお戸建ての住宅、またはマンションの一階とかだから、頻繁にゴキブリが
出てしまって困っているという方は、広い範囲へ散布できるような殺虫剤を
ご利用いただければと思います。
あまり殺したくはないけれど・・・這い回るクモに悩んでいるという方には
サイベーレ0.5SCがお勧めです。

・・・生々しい交戦記録でしたが、それでも最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました。
次回はもっと綺麗な写真をお届けできたらと思います。それでは、また。

■ 筆者の独り言

プロ野球のペナントレースも終盤。記録に残る華やかなプレーの影で
決して数字に表れない動きでチームを支えている選手だっている。
素人目にも「この捕手ならここですぐマウンドへ駆け寄って投手に
声をかけにいくかな」とか「今のは球を投げ返す前に立ち上がって
注意のジェスチャーをいれるかな」というフォローが目に浮かぶし、
それが陰で勝負の流れを少しずつ手繰り寄せているのかもしれない。

それを皆分かっているから、たまたま決勝打を放ってようやく光の
当たるプレーに繋がった時、選手同士からもファンからも派手に
祝福されるのかもしれない。影の努力を続ける難しさと大事さ、
垣間見た気がしました。

その熱は、何の熱?

背中押す秋の風、赤とんぼたちの伴走、9月のランニングの一コマ。

コロナ禍の自粛生活が続き、夏らしい思い出も無いまま9月になりました。
涼しくなってきたから、人の少ない場所でランニングなんてどうだろう?
進路に割り込んできた赤とんぼたちと短い間だけの3機編隊を組んでみたり、
池のほとりで誰かが上げた十数連もの見事な凧を眺めてみたり・・・
子供じみてはいるけれど、心が和むなと思います。
そして翌朝、体温計に表示されたいつもよりも高い数値、背筋に走る緊張。
でも、それは新型コロナに感染したからではなくて、ワクチンを接種した
副反応かもしれないし、昨夜の冷房が利きすぎていたせいかもしれない。
それとも、夕方に筋トレを頑張り過ぎたせいかな・・・うん、辛いものは
食べなかったっけ?冷静に一つずつ、原因を考えていけたらと思います。
そういった発熱を伴う症状から連想すること。それはマダニが媒介する
「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」をはじめとする様々な感染症。
コロナ禍で「キャンプが流行り」と言われているし、他にも「ひっそり
秋のハイキングを楽しもう」とか「畑で秋の収穫祭をしよう」といった
イベントでマダニと接触する恐れもあるから・・・「うかつに草むらへ
入らない」とか「長袖長ズボン長靴を着用する」、「必要に応じて服に
専用の忌避剤を散布する」などの対策をとっていただければと思います。
それと本題から外れてしまうけれど・・・秋に気をつけたいもう一つの話、
スズメバチ。弊社のマラソン部も過去に大変な目に遭ったので、皆様も
どうぞ注意ください。また小型で携行しやすいハチ用殺虫剤、万一刺された
時のポイズンリムーバーといった応急処置の装備も併せて準備しておくと
心強いかなと思います。

さて、今回は秋に注意したい虫の話に落ち着きましたが、次回も身の回りの
些細な事とか、色々目を向けながら書いていけたらと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

■ 担当者の独り言

2017年7月29日、舞鶴にて
中東海域における安全確保に関する取り組みとして護衛艦「ふゆづき」、
第6次隊として出港したとのこと。
初めて見たのは就役してから間もない2014年の6月、遊覧船の上から。
スマートできれいな船だなと感じました。
一般公開の時に浮環の前で記念写真を撮ってもらったり色々と思い出は
尽きない・・・無事、任務を終えて帰還されることを祈ります。

また順次と思われますが、艦番号を白から視認性の低いグレーに変えて
いるのを最近プレスリリースの写真で目にします。その意味を考えれば、
最悪の事態だけは避けられるよう願うばかりです。