カフェオレを作ったつもりが麺つゆオレ、ついに心が折れた男のブログ

どこにも行けないお盆、心の空白を埋めるかのように増える食欲、食卓に真っ白な素麺。 人工知能、略してAIでも確実に予測する、決まりきった夏の昼食。 それとは裏腹に人の判断を要する真っ黒な液体、その正体は麺つゆかアイスコーヒーか。 判断を誤れば、昼食中にご先祖様より先に心が彼岸へ行ってしまいます。 そしてまた、お盆の季節に作りがちな「コーヒー牛乳ではない麺つゆ牛乳」は口や鼻を 通って逆流、机の上にまき散らされ、ある意味で覆水盆に返らず。
■ 色々なところでAIが登場

そんな昼食後のお楽しみ、テレビの前で野球観戦ですが、最近は「AIキャッチャー」 なるものが登場する中継番組もあります。 私はまだ完全に理解できていません、詳細はネットなどで調べていただければですが、 なんでも「過去の膨大な配球データを元に、次の理想の球種・コース」を予想する、 そんな感じのものらしいです。 最近ニュースでよく耳にする「AI技術」ですが、スポーツの世界も着々と守備範囲に おさめようとしているみたいです。

そして我々が属する防虫業界においてもAI導入の試みは行われており、弊社も積極的に その開発に取り組んでいます。 例えば「現場で捕獲された昆虫の種類・捕獲数」から「その現場でどんな虫の割合が 多いのか」というデータを出し、そこから「その虫が多いということは、現場で何が 問題になっているのか?」を導き出す「検定業務」。 普通は私も含め人力で行うのですが、これをAIに代行させる「ペストビジョンS型」を 現在リリースしております。

もちろん技術者の一人として「捕獲された虫の種類を正確に見抜くスキル」は必要と 思いますし、対策に行き詰った時にウイニングショットを投じることができるのは 「経験を積んだ人間でこそ」という想いは変わりません。 しかし「人手不足」や「働き方改革」が叫ばれて久しい昨今、最新の技術を活用した スマートな手法にも目を向けるべきではないかと思います。

他にも「カメラが現場を録画し続ける」、そして「その中にネズミが映っていた」場合、 自動的にネズミの活動だけを検出してくれるペストビジョンR型も絶賛発売中です。 ネズミのことでお困りの方がおられましたら、ぜひ一度お問い合わせ下さい。 以上、今回は弊社のちょっとした開発技術の紹介でした。
■ 担当者の独り言

先日、終戦記念日を迎えましたが、その8.15を過ぎてなお勃発した戦いがありました。 ここではあまり多くを語りませんが、千島列島のはるか先、占守(シュムシュ)島で 何があったのか、怨念ではなく、先人たちのために忘れまいと思います。

果たして自分にも同じような責任感と勇気があるか、とてもイエスとは言えません。 それならば、せめて今自分の目の前にある仕事には臆せず立ち向かう、その程度の 気概は最低限持たねばと思う、長い夏の一日でした。