換気をしつつ虫にも対処

野球中継の時間を元に一日の予定を組み、観戦態勢を整える男が綴るブログ

資料を作成しながらの野球観戦
数々の困難を乗り越えて、プロ野球のペナントレースがようやく始まりました。
開幕が遅れた分、春先の野球記事は各選手の内側にフォーカスを当てたものが
多くありました。
新加入の選手はもちろん、ずっとレギュラーでプレーされている選手についても
これまで知らなかった一面を見ることができたのは良かったと思います。
改装される前の横浜スタジアム(2018年4月)
思い返せば、入団してからずっとスターの選手や育成から支配下登録をつかみ取った
選手がいる一方で、ファンからの叩かれ方がひどい選手や不遇な起用され方の選手、
怪我からの再起にかける選手など境遇は様々です。
それでも、一つ言えることは「どんな選手にも必ずファンがいてくれること」と
「結果を出し続ければ応援してくれる人も増えてくること」ではないでしょうか。
選手一人一人のドラマもまた、スポーツ観戦の醍醐味と言えるでしょう。
観戦者数であれば、大いに増えて欲しい
ところで、新型コロナウイルスの感染防止対策に伴い、今も球場での現地観戦は
できないままとなっております。
昔は試合結果とともに入場者数もニュースや新聞で言及・記載されていましたが、
今年はそんな話も無いなぁと感じます。
こっちの入場者数も気になる
さて、そんな感染症対策をしながらの観戦、ファインプレーへの歓喜と部屋の換気、
気が付くと追いかけているのは白球の行方ではなく目の前を飛ぶ黒い点。
窓や扉を開けている分だけコバエなどの飛び回る虫が家の中に入りやすくなります。
窓ガラスの守り神、サイベーレエアゾールの噴霧
このような建物の中に侵入する虫には「建物へ近寄る前に捕獲する」や「建物の
壁や窓ガラスに取り付いた時に駆除する」、「屋内へ侵入したものを駆除する」
という3つの考え方で対処するとよいでしょう。
特に窓ガラスや網戸に取り付いてから屋内へ侵入しようとするコバエの対策には
サイベーレエアゾールを窓ガラス、サッシ、網戸に吹き付けるのがよいでしょう。
壁にひっそりムシポンポケット(とあるホテルにて)
また、建物の中に入ってしまった虫はキッチン虫スプレーで瞬時に駆除するほか、
事務所や工場、病院であればライトトラップを設置して捕獲する手もあります。
これだと捕獲された虫の種類や数まで分かるため、入場者ならぬ侵入個体数が
分かり、現状の防虫対策の良し悪しを判断する材料にもなります。
侵入者がいないか見張り、そして捕まえる、目立たないながらも効果的です。
長い間お疲れ様でした(海上保安資料館横浜館のパンフレットより)
最後に話は少し逸れますが、今まで長い間、海の見張り・安全に目を光らせてくれていた
巡視船「いなさ」が今月の下旬に引退しました。
2001年12月22日に起きた「九州南西海域工作船事件」は当時高校生だった私にも大きな
衝撃を与えましたが、この事件に対処した巡視船の一隻がこの「いなさ」でした。
そして最近調べ直して知ることになりましたが、工作船の沈没後に警戒態勢をとりつつも
漂流者に対して救命用の浮き輪を投下したなどの活動があったそうです。
大学生時代に知った逸話と、その名を継ぐものとの出会い
同じような「相手を撃沈後にその溺者救助を試みた事例」はスラバヤ沖、蔚山沖などの
海戦にも見られますが、どれもわが身を危険にさらす難しいケースだったでしょう。
そういった極限の状況下で勇気を持って判断が下せた人のこと、忘れまいと思います。
それと同列に語れるかどうかはさておき、私もうっかり家の中に迷い込んでしまった
虫に対しては、寛容に接してあげようと思います。
ただし、現場に現れた感染症を媒介する虫や異物混入の原因となる虫、彼らにだけは
職務上の責任というものがありますので、情けをかける訳にはいきません。

梅雨の季節と虫の相談

今までの病院から他の病院に変えることを「初診に返る」と呼ぶ男が書くブログ

4年ほど前、土砂降りの中決行した九州旅行の1コマ
弊社の所在地である大阪は、土曜も日曜もほどほどによい天気に恵まれました。
しかし来週からは再び雨の降る予報であり、出勤が億劫です。
テレワーク組が羨ましく、早く天気予報が「照るマーク」になってくれないかと
願うばかりです。
長く続く雨の予報は、この時季特有の虫の予報でもある
さて、そんな蒸し蒸しする時季は、カビから発生する虫・虫が増える時季でもあります。
それに合わせて多くなるのが「部屋にダニのような小さい虫がいる」というご相談で、
その正体はチャタテムシという小さな昆虫です。
一応、死骸などがアレルギーの原因になる恐れはあるものの、刺す・咬むといった害は
加えず、基本的に見た目の悪さだけが問題になります。
畳の上からカーペットを敷くことは推奨しない
カビから発生するということは、湿気のこもりやすい場所が発生源として疑われます。
中でも「畳が敷かれている和室に注意せよ」というのは我々からすると教科書通りの
調査方法となります。
加えて、畳の上からカーペットを敷いていると余計に湿気がこもるため、この場合は
カーペットの撤去も推奨されます。
ここの隙間に注目
あと見落とされがちなのが洋室のフローリングで、見るべき場所は巾木の隙間です。
この隙間にも湿気がこもりがちで、実際にチャタテムシの温床になっているケースも
ありました。
同様に、窓にある金属製のサッシ部分と木部のところとの隙間にも注意が必要でしょう。
使いまわしの写真ですみません・・・
このようなチャタテムシ対策に効果的なのがファーストキルNというスプレーです。
殺虫するだけでなく、次世代を担う幼虫の発育を阻害する、つまり発生予防の効果を
持ちます。
これを畳の裏や巾木の隙間といった発生源へ散布すると、徐々にチャタテムシの数が
減っていき、やがて姿を見なくなるはずです。
※関連記事: https://www.mushi-taiji.com/blog/303/ 
同じようなカビから発生する昆虫について記載しております。

梅雨の害虫と対策

麺つゆが入ってない蕎麦のことを十割そばと呼ぶ男が書くブログ

仕方なく4年前の写真を眺める
梅雨の季節になり休日もしとしとと雨が降り続けますが、ステイホームということで
どのみち外出は出来ません。
心が腐っても食中毒を起こさないよう食品の衛生管理には常に細心の注意が必要です。
ある意味これも毒キノコ、そして食虫毒
また、梅雨ということでムカデやヤスデといった害虫のお問い合わせも増えてきました。
そこで本日はそれらの害虫に対する対策についてお話します。
サイベーレ0.5SCと噴霧器#530の組み合わせ
まず建物の外周といったムカデなどが歩き回るところ、そして植木鉢の下といった
よく潜んでいるところへ殺虫剤を散布します。
この時、使用できる殺虫剤には粉状のものと液状のものがあり、どちらを選ぶべきか
迷うことがあります。
極論を言えば、どちらを使っても殺虫効力は大して変わりませんが、作業性などを
トータルでみれば水で薄めて散布できる液状のものがお勧めです。
意外と粘着トラップで捕獲される
しかし、ここで注意したいのが「液状にせよ粉状にせよ撒いて使用するタイプの殺虫剤は
効果が即死ではない」ということです。
つまりムカデが殺虫剤を撒いた場所を通っても、最終的に死亡するとはいえ弱りながら
屋内に侵入する可能性があるということです。
そんなムカデに対処するため、建物の入り口周りに粘着トラップを置く手段があります。
中に餌を入れてなくても普通に引っかかっるため、最終防衛ラインとしてあちこちに
置いておくとよいでしょう。

触わって良いもの悪いもの

そのうち伊予弁が移るのではと思われる男が書くブログ、ぞなもし。

ステイホーム中の読書
某日、弊社のスーパー営業マン中野さんから「前田さんとはいつか坂の上の雲について
語りたいね」とのお言葉をいただきました。
あしは横須賀で「記念艦三笠」を見学したことはあるが、小説は読んでおらんのじゃ。
大急ぎで書籍を取り寄せ、暇を見つけては読み進めております。
毎週休みは晴天なれど、旅行に行けず
読むうちに愛媛にある「坂の上の雲ミュージアム」、そのはるか遥か南「紫電改展示館」、
その紫電改に搭載された発動機「誉」を今月3日から展示する呉の「大和ミュージアム」へ
行きたい気持ちが急に募りましたが、まだ外出が憚られます。
しばらくは撮りためた写真を眺める、博物館のホームページを拝見するだけで我慢です。
旅行したい時もあるだろう、不満を言いたいこともあるだろう、それを耐えてゆくのが
男の修行である、と言い聞かせる。
ちょっとレアなタグボートの満艦飾っぽい姿(横須賀にて)
そんな撮りためた写真の中から本日ご紹介するのはこちら、船首をタイヤとか緩衝材で
保護されている船。
これは「タグボート」と呼ばれるもので、特に小回りが利かない、細かい動きができない
大型船舶の接岸・離岸などを補助するために使用されます(他にも使い道は色々)。
その際に相手の船体を直接押したりすることもあるため、船首を緩衝材で保護しています。
護衛艦いかづち(右)をサポートするタグボート(左)
海上自衛隊の基地では「YT:ヤード・タグ」と書かれた船、普通の港では船首にタイヤを
たくさんつけた船がいたら、それらが恐らくタグボートでしょう。
ところでお話は逸れますが、冒頭にある「坂の上の雲」にも関係する、日本海海戦の際に
「旗艦三笠」に掲げられた有名な「Z旗」というものがあります。
通常、これを単独で掲げると「I require a tug:私は曳船(タグボート)が欲しい」の
意味になるのはちょっとした余談。
さらに話が横道に逸れますが、上の写真で船尾だけが写っている「いかづち」の同型艦
「きりさめ」が「たかなみ」と交代するかたちで中東へ派遣されており、ただただ無事を
祈るばかりです。
どこを押してもいい訳ではない(呉にて)
閑話休題、そんなタグボートに曳いてもらったり押してもらったりする立場の船ですが、
押してもらう場所にはご用心。
うっかり変なところを押されると、船体が「ベコッ」とへこんでしまう事故に繋がります。
そのため、船体には押してもよい場所、タグボートマークというものが書かれています。
上の写真では「白いTの字」のマークがそれで、他にも黒い縦棒3本で示されるものなど
多少バリエーションがあるようです。
紙パックも押さえる場所に注意(某野菜ジュース)
そんなことを考えながら眺める、お昼ご飯の時間になると出てくる野菜ジュース。
「社員の健康が第一」ということで、このところ毎日1人1本配っていただいてます。
色々な種類があり「果たして今日のは美味いのか?不味いのか?」と想像しながら
封を切りますが、その前に持つところを間違えるとデスク一面に野菜汁が流出する
事故に発展します。
パック上面に書かれた注意喚起もある意味でタグボートマークかもしれません。
タッチプレーはよいが、ホームイン後のグータッチは控える(走者・亀井選手)
さて、お話の舞台を海から陸の上に移し、6/19に開幕が決まったプロ野球について。
新型コロナウイルスの感染拡大予防の観点から、当分は無観客試合となるようです。
また、練習試合を見ると、ホームランを打った後のハイタッチもしばらく自粛の様子。
もし上原投手がまだ現役だったら、いつものハイファイブがどう変化したのだろうか、
想像は尽きません。
手に乗られただけなら大丈夫だが、潰すと悲惨な目に遭う
さて、最後に押し潰すと危険な虫、カミキリモドキの仲間について紹介しましょう。
最近よく見かける、背中が青緑色をしたこの虫はアオカミキリモドキといいます。
体液中に毒を持ち、これが人の皮膚に触れると焼けるような痛みの後、水泡が生じる
などの症状が見られます。
そっと手の上に乗せるくらいでは何ともありませんが、不用意に刺激する、あるいは
素手で押し潰すなどすると思わぬ痛手を被るため注意が必要です。
窓ガラスに飛来することも多いため、あらかじめ窓ガラスにサイベーレエアゾールを
噴霧しておくなどの対策が効果的です。