社内日報よりも先に、ブログの原稿を完成させた男が綴る海外出張記
この度の台風および豪雨の被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

2週間ぶりの投稿となりますが、今回は海外出張の様子をレポートしたいと思います。 行き先はアメリカ合衆国の西海岸側、カリフォルニア州にあるサンディエゴです。 年に一度、アメリカでは世界中の害虫駆除業界を対象とした大規模な学会が開催され、 弊社も最新の情報や商品、技術を求めて毎年メンバーを変えながら参加しております。

学会といっても朝から晩までセミナーや商談が詰め込まれている訳ではありません。 今回を例にすると、午前中は各展示ブースを回り商品のカタログやサンプルを収集、 午後は興味のある内容のセミナー(合計3題)を受けるといった感じです。 そして夜は社内メンバーや一緒に参加されているお客様との食事会が開かれたり、 お土産の買い出しに出かけたりと割と自由時間があります。

なお、当社の姉妹ブログ「虫取りたちのつぶやき」と一部重複しますが、学会の様子を 少しご紹介。 展示されているものは基本的に殺鼠剤やネズミ捕り、ゴキブリ用のトラップ、殺虫剤を 撒くための噴霧器、コバエの発生状況を知るためのライトトラップなどが中心です。 海外製品と聞けば、何でもかんでも「日本のものよりもずっと凄い」というイメージが 先行しがちですが、冷静に観察すると「そこまで大きな差はないのでは」と思います。

ただし、このところ目立ってきたのがIot技術を駆使した道具です。具体的には虫や ネズミを捕獲すると、自動的に知らせてくれるようなトラップ類です。 これは害虫を駆除する業者にとって、わざわざ現場に行くことなく捕獲の有無を把握 出来る点で非常にありがたいシステムです。 また、駆除を依頼している側からしても、必要な時だけ業者の方が訪問されるので お互いに無駄なアポの時間を減らすことができます。 完全に実用化されるにはまだ時間がかかりそうですが、近い将来にはこれらの手法が 当たり前になるのでは、と感じた1週間となりました。

その一方で、弊社でもIotの技術を駆使した商品開発はずっと前から進めており、 そして既に具体的な商品としてロールアウトしている点で遅れはとっていない、 むしろリードできているとも感じた1週間となりました。 例えば「現場をカメラでずっと撮影する→ネズミの姿が映ればシステムが自動的に それを解析・検出→自動で通知するとともに管理用webページで出没の軌跡を表示」 というペストビジョンR型は他に例を見ない開発商品です。 また「AIが捕虫紙に捕獲された虫を自動的に種類分け・数をカウントする」という ペストビジョンS型も発売され、弊社セミナーでも展示商品の目玉となっています。 改良・拡張の余地はありますが、世界トップレベルの開発商品と確信しております。 もし興味がございましたら是非一度ご相談いただければと思います。

ところで今回の出張は堅い話ばかりではなく、色々と観光したり、食べたり走ったりと 楽しんでもきました。 次回は出張の裏側についても書いていきたいと思いますので、どうぞご期待下さい。