新商品・サイベーレエアゾール
製品紹介
「灯りをつけましょぼんぼりに」と歌いつつ捕虫器を点灯させる男が書くブログ
我々にとっても待望の新商品「サイベーレエアゾール」が昨日から発売開始となりました。 ユニコーンのイラストが目印、そして色々な害虫に効くことから万能薬とも呼ばれている サイベーレ0.5SCをエアゾール(スプレータイプ)にした姉妹品ともいえる存在です。 同じ有効成分を利用しているためコバエやカメムシ、クモ、ムカデといった幅広い害虫に 有効なのはもちろん、この商品だけが持つ特徴もあります。 本日は試験担当者として、そのあたりについて分かりやすく書いていきたいと思います。
まずサイベーレエアゾールの守備範囲ですが、それはずばり窓や扉、そしてその周辺です。 そのため、主な噴霧対象は窓ガラスや扉全体、また窓のサッシや扉の隙間、他には雨戸や シャッターの戸袋の中、自動扉のレールの周りが挙げられます。 また、掃き出し窓(ベランダや庭に出入りするための窓)のサッシ裏側も対象となります。
このように窓や扉の周りに撒布する目的は、害虫が後々屋内へ侵入することを防ぐことに あります。 もう少し詳しく説明すると、まず窓のサッシや扉と外壁との隙間は小さな害虫たちにとって 格好の侵入口となります。 さらに夜間は屋内の灯りが漏れることから、窓ガラスには光に集まりやすいコバエなどの 害虫が集まってきがちです。 加えて、サッシの下はクモやムカデといった歩き回る害虫の隠れ家として利用されます。 そうやって窓辺に集まってきた、あるいは住み着いてしまった害虫が何かの拍子に屋内へ 入ってくることが多いのです。 そこで建物の中に入られてしまう前に、こちらは窓辺に殺虫剤を散布して駆除する作戦を 立てる訳です。
ところで普通の殺虫剤であれば、窓ガラスに散布すると「表面が曇る」、「べたつく」、 「油膜が張ったようになる」といった美観を損ねる問題が発生します。 しかし、サイベーレエアゾールはアルコールをベースにした殺虫剤のため速乾性であり、 散布しても2~3分のうちに乾き、爽快な仕上がりとなります。 また、ガラスの表面を曇らせることがなく、さらにべたつきを残さないことから、 散布した後に砂ぼこりやゴミが付着するといった汚れの心配もありません。
なお、個人的に見落としたくない噴霧場所ですが、その一つには上の写真のような 掃き出し窓のサッシ裏側が挙げられます。 クモが潜んでいたり、ダンゴムシのような歩き回る害虫がよく休息しているためです。 環境によってはムカデやヤスデが隠れていることがあり、注意したいところです。
他にはカメムシが扉やサッシの隙間で器用に挟まったまま休んでいることもあります。 それらをやっつける目的で扉・窓の隙間へ噴霧しておくことも忘れてはなりません。
さて、ここで一つ疑問となるのが姉妹品サイベーレ0.5SCとの違いや使い分けです。 これについては、まずサイベーレエアゾールは窓やサッシ、扉やその近辺といった ピンポイントへの噴霧用と考えて下さい。 一方のサイベーレ0.5SCは建物の外壁や基礎周りといった広い範囲を対象とします。 このように両者を使い分ける理由は2つあり、以下に簡単に説明します。 まずは建物の外壁や基礎周りのように施工面積が広い場合、これは水で薄めて大量に 散布できる液剤のサイベーレ0.5SCが圧倒的に便利で、かつ費用も安くて済みます。 より踏み込んで計算すると、容量が420ミリリットルのサイベーレエアゾールに対し、 サイベーレ0.5SCは900ミリリットルで、かつ水で20倍に希釈、結果18リットル散布 できる訳です。 また、サイベーレエアゾールはサッシやガラスなどツルツルした場所が得意な反面、 コンクリートやモルタルでは効力が低下してしまいます。 その点、サイベーレ0.5SCはコンクリート面でも効力低下しにくいのが利点です。 しかし、これをそのまま窓ガラスやサッシに施工すると白く曇らせてしまうため、 ここはサイベーレエアゾールがカバーするという形になります。 建物全体を守るサイベーレ0.5SC、そして窓や扉など死角となる場所をカバーできる サイベーレエアゾール、この2つの殺虫剤で鉄壁の防虫対策が実現できます。 外から入って来る害虫にお困りの方がおられましたら是非一度ご検討下さい!